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750cc(大型)の中古バイクを買う際に気を付けること
- バイクのメンテ記事
- 2018.06.13
750ccのバイクを「ナナハン」と呼ぶことを知っていますでしょうか。そんな愛称がつくほど印象の強いクラスです。当時二輪免許は大型バイクとの区別が無かったため、絶大な人気を誇っておりました。そんな大型バイクの魅力と共に注意事項をまとめました。
■ナナハンの相性で人気の750ccクラスのバイク
古くから多くのバイクファンに親しまれてきた「ナナハン」という愛称は750ccクラスのバイクを指す言葉です。現在の二輪免許は普通自動二輪と大型自動二輪に分けられていますが、実は昭和50年頃までは自動二輪免許を取得すれば排気量に関係なくバイクに乗ることができたのです。そのため、当時は750ccクラスの排気量を誇るバイクの需要が高かったという背景がありました。現在でも大型バイクの入門用として人気のある750ccバイクですが、中古バイクを購入する際にはどのような点に注意すべきなのでしょうか。
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大きなボディを扱いきれるか確認を
バイク初心者がまず気を付けたいのは、取り回しと足付きについてです。特に小柄なユーザーにとっては750ccクラスのバイクは支えるだけでも精一杯という人も少なくありません。少し気を抜いただけで転倒してしまうなど、足付きが悪いせいで信号待ちの際に「立ちゴケ」をしてしまう危険性もあります。自分にとって十分に扱うことのできる大きさなのかを事前に検討してみる必要があります。可能であれば中古バイクを買う前に試乗などを行い、扱いきれるのか確認しましょう。
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アフターパーツの流通状況を要チェック!
次に気を付けたいポイントとしては、アフターパーツが多く流通しているかという点です。750ccクラスのバイクは400ccに比べて流通量が少ない傾向にあります。あまりにも希少車の場合は高い価値があり所有感を満たすこともできますが、その分アフターパーツの入手も困難で高い出費を強いられることもあります。それほど憧れの強いバイクであれば無理をしてでも購入すべきですが、そうでない場合は一時の衝動に駆られて購入するのは危険かもしれません。特に初心者の場合は同じ750ccクラスでも流通量が多く、できるだけメジャーな中古バイクを選ぶのが良いでしょう。長年売れ続けている長寿モデルには、それを裏付けるだけの根拠と信頼性があるものです。
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事故歴や修復歴の細かな確認を忘れずに
最後のポイントとしてご紹介したいのが、事故歴や修復歴です。大型バイクはそのサイズと車重によって転倒した際のダメージも大きくなりがちです。中古バイクはそれまで乗り続けてきたオーナーによってそのコンディションが大きく左右されるものです。整備手帳や外装状態、フレームの歪みなどが無いかを信頼のおけるショップに確認してもらいましょう。
このように750ccクラスのバイクは大型バイクならではの選ぶポイントがあります。小排気量のバイクに比べて高価であり、できるだけトラブルの少ない中古バイクを見つけたいものです。今回ご紹介した内容をぜひ参考にしてみてください。
バイクネットAJ事務局