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【バイクカスタム】1台で何度も美味しい?ハンドル交換

  • バイクのカスタム記事
  • 2023.02.17

【KAZU中西の鋼騎馬ラプソディ】vol.162。ハンドル交換にトライしたKAZUさん。理想的なライディングポジションに近づけることができたようです^^

乗っている時間が長くなるほど、ポジションへの不満は溜まりがちです。そもそも市販車は、万人の体格に合わせて作られていないから、乗り手の体格によってはノーマルでOK!とはならないと思います。しかし、ハンドルやシート、ステップ(ペグ)など、カスタムパーツに変更することで、理想的なライディングポジションに近づけることはできます。さらに言えば、ハンドルを変えることで、操縦性だけでなく見える世界も変わってくるというか…。同じバイクでも、ポジションが変わるだけで別物に感じられます。

  • いつも戦闘的だと疲れちゃう

映画「ゴーストライダー2」にて、主役級の活躍をしていたVMAX1700。ワイルドなイメージと怒涛の加速力が、ゴーストライダーのキャラクターにマッチしていると思います。そんなVMAX1700ですが、僕の身長(約170cm)だとハンドル位置が遠くて、常に戦闘的なライディングポジションになります。1時間くらいの乗車とか100kmくらいであれば、そのポジションでも我慢できますが、走行距離が300km、500km、1000kmと増えていけば、首や腰がシンドクなります。その点、VMAX(1200)は楽でしたね。VMAX1700よりコンパクトなこともありますが、アップライトなライディングポジションとなるハンドル、ステップ、シートの設定が良かったのかもしれません。

 

VMAX1700は、サーキット走行でも楽しめちゃうライディングポジションですが、日常ではVMAX(1200)の方が断然フレンドリーです。何より、足つき性がすこぶる良い。ハンドルバーの高さや絞り角度も良くて、何度も立ちごけを阻止できました。VMAX1700のハンドルは、低めで開き気味の角度なので、肘が上がって脇も開く。これでは、僕の体格だと抑え込めないです。

 

  • ボルトオンもあるし、DIY加工で楽しめる汎用もある

そんなライディングポジションへの不満から、VMAX1700のハンドルバー交換に何度もトライしてきました。VMAX1700のハンドルバーは、近年流行りのテーパーハンドルで、中央のクランプ部は太く、途中から細くなってグリップ位置では汎用サイズの径22.2㎜になります。僕の世代=80年代リアルタイマーだと、ハンドルバーカスタムは汎用・流用ドンとこい!って感じですけど、現代は車種別のボルトオンパーツが販売されているので、それを使えば大して苦労せずにカスタムが可能です。ただし、VMAX1700の場合は、かつて販売され現在は流通在庫のみとなっているアクティブのハンドルバーが、僕の知る限りでのボルトオン仕様。その他は汎用品から選び出すことになり、もちろん要穴あけ加工です。一発で理想的なポジションになるときもあれば、失敗する時もある…むしろ、失敗する方が多いかもしれない。でも、その経験は、後日のカスタムに必ず活きてきます。

 

VMAX1700のノーマルハンドルです。車体の長さや重さから、このくらいの幅(長さ)と絞り角度になっているのでしょうが、僕の体格では遠すぎる。手首への負担も大きく、ライディングスクールのインストラクター車で使うと、スクールが終わるころには手首が痛すぎて、しばらく乗車不能に陥ります。まぁそれほどスパルタンなバイクって事なのかもしれないね。

 

VMAX1700で最初にトライしたのは、ハリケーンのFATコンドルでした。そもそもXSR900用のボルトオンパーツでしたが、ケーブルやハーネス長から流用できるのでは?と予測。スイッチボックスの回り止め穴加工は必要でしたが、高さと絞り角度はいい感じになりました。ただ、幅はもう少し欲しいところ。

 

ノーマルとFATコンドルでは、これだけの違いが出ます。片側20mmづつ、高さが25mmくらい増えれば、FATコンドルシリーズとしては丁度良かったかもしれません。

 

次にトライしたのは、同じくハリケーンのコンチ2型です。汎用タイプでハンドル径は22.2mmになります。よって、中央のクランプ部に径を合わせるためのスペーサーを挟み込んでいます。コンチ2型を装着してから、荷物満載でキャンプにも行きましたが、ハンドルバー位置はズレたり回ったりすることなく、むしろ絞り角度が増えたことでかなり楽になりました。

 

コンチ2型とノーマルの比較。高さが少しアップして、幅が短くなったかな?程度ですけど、絞り角度が増えたことで手首への負担はかなり少なくなりました。戦闘的ポジションを保ちつつ、コンパクトなライディングポジションになる限界値のような気がします。

 

  • ここがVMAX1700の限界!?

ハンドルバーを交換する場合、ブレーキホースやスロットルケーブル、スイッチボックスのハーネス類を延長または短縮加工できれば、自由度はかなり高まります。何ならVMAX1700に、CB1300P仕様の超アップハンドルを装着することも夢ではないでしょう。しかし、そこまでの材料が揃わない、加工する道具やスキルが無いなど、DIY派にとっては厳しい現実に直面することも…。僕の家にも、ブレーキホースの加工をする道具や設備はないですから、それらの延長なしで装着可能なハンドルバーの限界を探ります。

 

結果から言うと、同じくハリケーンのヨーロピアン2型が装着限界のようです。高さの比較は一目瞭然、幅(長さ)も若干増えたので、車重対策もOK!

 

ハンドルバー単体では、これだけの違い。上からヨーロピアン1型、ヨーロピアン2型、コンチ2型の順になります。横から見た装着状態の比較では、高さとグリップ位置の後退具合が明らかに違いますね。

 

ハンドルバーの交換が終わったので、早速試走することに。行先はMFD静岡清水店。修善寺からだと、片道約70kmの道のりです。昨年の試乗会ぶりでしたが、山崎店長に出迎えていただき、最近入庫した僕好みのバイクを見せてもらいました。

 

そのバイクとは、03年型XJR1300です。XJR1200&1300は、長きに渡り空冷4気筒最大排気量車でありながら、万能的に扱いやすいネイキッドモデルとして、一時代を築いた名車だと思います。シリーズ中で、最も僕の心を引き付けるのが03年型。イモビライザー対応の180㎞/hメーター装備は、このモデルだけなのです。フロントフォークのインナーカートリッジは、01年~03年型までが分解整備可能。それ以外は、04年~06年型とほぼ共通。ちなみにスピードメーターは、04年型以降が260km/hフルスケールになります。僕の用途としては、スピードメーターの目盛りが大きくて、サスペンションパーツの分解整備ができるモデルだとドンピシャに合うので、03年型が良いなとなるのです。07年型から始まるFI搭載XJR1300だと、2011年以降モデルが良いなとなりますが、その理由はまた後日に。

 

もう1台気になったのは、バンディット250Vです。250㏄クラスの4スト並列4気筒でVCヘッド!その走りを知っているからこそ、興奮しちゃいました。

 

03年型XJR1300&バンディット250Vに興奮しすぎて、帰りがすっかり遅くなってしまいました。さて、本題の乗車フィーリングですが、ヨーロピアン2型はVMAX(1200)に近しいハンドルバーポジションとなりました。街乗りでの取り回しが楽になり、高速道路の巡航も苦にならず。状態が起き気味になるので、視野も広がったように思います。体格に合わせるライディングポジション系カスタムは、1台のバイクで色んな乗り方を試せる面白さもあり。これぞ決定版!という答えはなかなか出づらいですが、トライしてみる価値は十分だと思います。

 

制作・協力

 

■ライター:KAZU中西

フリーランスのモータージャーナリスト。通称カズ兄さん。イベントMCやラジオDJ(FMIS・カズ兄さんのモーターレボリューション)などタレント業でも活躍。

観察分析力に定評があり、開発に携わったバイク用品やカスタムパーツも多数。

一方では、二輪車の事故防止&安全利用の最前線に立つ『Mr.事故ゼロ』とも呼ばれている。愛車はスペシャルメイドのZ2他。趣味はプレジャーボートのクルージング

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