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ビックスクーターのオイル交換~流れと費用の目安~

  • バイクのメンテ記事
  • 2019.03.21

バイクのメンテナンスとしてもっとも基本的なオイル交換。バイクショップに依頼をしている方も多いと思いますが、実は自分でも手軽に作業ができることをご存知でしょうか。今回はバイクのなかでも使い勝手の良いビッグスクーターのオイル交換の方法と、どれくらいの費用がかかるのかも含めて詳しくご紹介します。

  • ビッグスクーターのオイル交換の流れ

まずはビッグスクーターのオイル交換にあたって、どのような流れで作業をするのか見ていきましょう。

ビッグスクーターに限ったことではありませんが、バイクは車種に応じてメーカー推奨オイルがあります。10W-30や10W-40というグレードが中心ですが、必ずメーカー指定のグレードのものを使用しましょう。オイル交換の作業自体は非常に簡単で、ドレンプラグというプラグを外して古いオイルを排出し、オイルの注ぎ口から新しいオイルを補充するといった手順です。


ドレンプラグの位置は車種によっても変わるため、事前に説明書で確認しておきます。ドレンプラグを抜くと同時に古いオイルが出てくるため、事前に廃オイルを受けるためのトレーを下に準備しておきましょう。ちなみに、ホームセンターやカー用品店などではオイル交換用の廃油トレーも販売されています。廃油処理が簡単で価格も安いため、オイル交換の際にはぜひ準備しておくことがおすすめです。

ドレンプラグをトルクレンチで開け、古いオイルが全て排出されたらドレンプラグを閉めます。ドレンプラグを開け閉めする際にネジ山が潰れてしまうことが多いため、慎重に作業をしましょう。特に中古バイクのような古い年式のバイクはネジ山が少なくなっているケースがあるため、そのような場合はドレンプラグ自体を交換するのもおすすめです。

古いオイルの排出が完了したら、新しいオイルを注ぎ口から入れて完了です。オイルの注ぎ口の位置やオイルの容量も車種によって違うため、説明書で確認しましょう。

このようにビッグスクーターのオイル交換自体は簡単な作業であり、作業に慣れてしまえば15分ほどで完了します。

  • ビッグスクーターのオイル交換にかかる費用

オイル交換を自分で行う方法や手順を解説してきましたが、費用の面ではどの程度安くなるのでしょうか。

まず、自分自身でオイル交換をする場合は当然のことながらオイルを調達してこなければなりません。バイクの排気量によっても必要なオイル容量は変わりますが、250ccのビッグスクーターの場合は1.2L前後の場合が多いです。オイルの単価を比較すると、安いものでは1Lあたり1,000円以下のものもあれば数千円のオイルもあります。これは高ければ高いほど良いというものでもなく、バイクとの相性や走り方によっても変わってきます。もっとも安心なのは、やはりメーカー指定の純正オイルといえます。


仮に1Lあたり1,000円のオイルを使用したとすると、オイルそのものの費用は1,200円相当になります。廃油トレーは数百円程度で販売されていることが多いため、自分自身でオイル交換をする場合は1回あたり1,500円程度のコストがかかることになります。


一方で、バイクショップなどでオイル交換を依頼する場合、オイルの費用そのものは変わりませんが工賃が加算されます。多くのショップでは1,000円から1,500円程度の工賃となっており、オイルの費用と合わせると少なくとも2,000円から3,000円程度はかかることになります。1回あたりのコストの差は1,000円程度ですが、長く乗れば乗るほどコストに差がついてくると考えることもできます。

  • ビッグスクーターのオイル交換はメンテナンスの第一歩

長くバイクに乗り続けたいと考えている方は、まずはオイル交換に挑戦してみるのも良い方法かもしれません。しかし、賃貸住宅などで作業スペースを十分確保できなかったり、オイルで路面を汚してしまったりということが心配な方は、決して無理をせずショップに依頼するようにしましょう。オイルがアスファルトにこぼれてしまうと除去するのが難しく、しばらくの間ベトベトとした感触が残ってしまうため注意が必要です。交換作業の際は慎重にオイルを扱いましょう。

また、新車、中古バイクを問わず購入時にオイル交換の手順をショップに聞いてみるのもおすすめです。バイクユーザーのなかには自分自身でオイル交換をするケースも多いため、メンテナンスの第一歩としてぜひ挑戦してみてください。

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