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バイクのメンテナンスで揃えておきたい道具
- バイクのメンテ記事
- 2020.04.25

中古バイクを購入したら自分自身でメンテナンスも覚えていきたいと考えている人も多いのではないでしょうか。ショップにメンテナンスを依頼するのが確実で安全な方法ではありますが、オイル交換やバッテリー交換といった比較的簡単な作業だけでも自分でできるようになっておけば、工賃や時間の節約にもなります。
そこで今回は、バイクのメンテナンスをする際に最低限揃えておきたい道具を5つご紹介します。
■サービスマニュアル
一口にバイクのメンテナンスといっても、メーカーや車種によっても作業の手順は異なるものです。もし誤った手順で作業をしてしまうと、バイク本体を傷つけたりさまざまなトラブルを引き起こす可能性もあり、メンテナンスをするつもりがバイクを壊してしまったという事態を引き起こしてしまいます。
そこで、特に中古バイクを購入したばかりの初心者の場合は、サービスマニュアルを1冊用意しておきましょう。サービスマニュアルはバイクの整備士向けに提供されているメンテナンス用のマニュアルのようなもので、パーツの取り外し方法や取り付け手順なども詳細に記載されています。初心者にとっては少し難しい内容ではありますが、ある程度図解によって記載されているため整備の勉強にも役立ちます。
■ドライバー
基本の工具ともいえるドライバーは、100円ショップで販売されているようなものではなく、ホームセンターなどである程度の品質のものを購入しましょう。ドライバー1本に数千円もかける必要はありませんが、グリップがしっかりしており、先にマグネット加工が施されたタイプがおすすめです。
また、ネジの大きさに合うサイズであるかも重要なポイント。サイズが合わないドライバーで強引に作業をしてしまうと、ネジ山を潰してしまうことにもなるため注意が必要です。バイク整備の初心者にはネジを緩める際に便利な貫通ドライバーが便利です。ドライバーは一度に全てのサイズを揃える必要はなく、必要なときに必要なサイズのものを徐々に揃えていく方法で問題ありません。
■レンチ類
一口にレンチといっても六角レンチやメガネレンチ、ソケットレンチなどさまざまなタイプがあります。作業をするスペースやパーツの形状などによっても最適なレンチは異なるため、一概にどれが良いとは言えません。しかし、バイクにはさまざまなボルトやナットが使用されているため、複数のサイズのレンチがセットになったものを購入しておくと万が一のときにも即座に対応できます。
また、ボルトの締めすぎを防止するためにも適正な力で締め付けができるトルクレンチを用意しておくと便利です。オイル交換の際にも使用できるほか、ボルトの締め付けすぎによるパーツの破損も防止できます。
■エアゲージ
エアゲージとはタイヤの空気圧を測定するためのパーツです。タイヤの空気圧を適正に保つのはメンテナンスの基本であるものの、意外とできていないユーザーも少なくありません。ガソリンスタンドやショップでも空気圧点検はできるものの、やはり自宅で手軽にできたほうがこまめなメンテナンスにつながります。
「まだまだ溝はあるから大丈夫」と思われがちなタイヤですが、タイヤの空気圧が減っていると走行時にバーストしてしまう危険性もあります。タイヤは唯一路面と接地しているパーツであり、命を預かっていると言っても過言ではありません。特に気温が冷える秋から冬にかけては空気圧が下がりバーストも起きやすいため注意が必要です。
■バイク用スタンド
センタースタンドがないネイキッドやアメリカンなどのメンテナンスに欠かせないのがバイク用スタンドです。足回りのメンテナンスやタイヤの脱着などを行う際に有効な道具で、チェーンの清掃や注油の際にもバイク用スタンドがあったほうが効率的に作業ができます。
中古バイクを購入したばかりの初心者にとっては急ぎで必要という道具でもありませんが、将来的にメンテナンスの幅を広げていきたい場合には1つ用意しておくのも検討してみましょう。