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初めてでもできるバイクメンテナンス講座 NO2:ブレーキパット交換
- バイクのメンテ記事
- 2016.04.13
ブレーキ関係は、タイヤのように簡単に黙視できないため、交換時期を逃しがちになります。ブレーキを掛けた時にゴリゴリと音がするようなら、ブレーキパッドはすでに限界! ここではブレーキ類の点検と、ブレーキパッド方法をお伝えします。
ブレーキ関係は、タイヤのように簡単に黙視できないため、
交換時期を逃しがちになります。ブレーキを掛けた時にゴリゴリと音がするようなら、
ブレーキパッドはすでに限界!
ここではブレーキ類の点検と、ブレーキパッド方法をお伝えします。
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ブレーキフルード&パッドの確認方法
ブレーキフルードタンクの窓から残量を確認します。
もし減っているようであれば、ホースの破損か、
ジョイントからの漏れを疑ってみてください。
ブレーキフルードタンクは、
フロント用とリヤ用に別れていて、
設置場所は車種によってマチマチです。
お手持ちのサービスマニュアルでご確認ください。
ブレーキパッドの残量は、キャリパーの上から覗き込むか、
一度キャリパーを外して確認します。
一般的な交換頻度は5,000~10,000㎞に1回と言われていますが、
車重や乗り方によって異なります。
パッドの厚さが1.5㎜以下の場合は、
車検が通りませんし、何より危険ですので、
早めに交換しましょう。
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ブレーキパッドの種類
ブレーキパッドの材質は大きく3種類あります。
それぞれに特性が異なるので、
用途に分けて選びます。
・セミメタルパッド
一番スタンダードなモデル。手ごろな価格でオールマイティに使える。
通勤やツーリングなど、バイクを普通に走らせる人向き。
・オーガニックパッド
繊維系の素材を樹脂で固めた素材を使い、
ディスクのタッチがソフトで、コントロール性が高い。
ストリート走行重視な人向き。
・シンタードパッド
金属系の摩擦材を高温で焼き固めて作った高性能パッド。
高い制動を発揮する。そして価格も高い。
レーサーか、それに近い走りを好む人向き。
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ブレーキパッド交換方法
ブレーキシステムには、「開放型」と、「片押型」がありますが、
ここでは「片押型」を例に説明します。
【用意するもの】
ブレーキパッド、六角レンチ、マイナスドライバー、グリス、バケツ、石鹸水、ブラシ各種、ウエス
【手順】
- 1.ブレーキキャリパーをボトムケースから取り外す。
- 片押式は、ピストン側のパッドを外し、ピンをスライドさせて残りを外す。
- 2.バケツに洗剤水を作り、キャリパー内を清掃する。
- 特にピストンの油の固着が激しいので、いくつかブラシを使い分けるのがよい。
- 3.水分をよく拭き取った後、スライドピンをグリスアップする。
- 4.新しいブレーキパッドを装着。
- 5.マイナスドライバーでピストンを押し戻しながら、パッドをディスクに噛ませる。
- 6.外した時と逆手順で装着して終了。
最後の取り付けにコツがいりますが、作業自体は難しい物ではありません。
万一の時に備えて、ブレーキ類の点検はマメにおこないましょう
バイクの窓口編集部