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初めてでもできるバイクメンテナンス講座 NO4:エンジンオイル交換
- バイクのメンテ記事
- 2016.06.14
「初めてでもできる」軽作業。作業道具はどれもホームセンターでも入手できるものばかりです。まずは一度やってみましょう

潤滑、密封、冷却、洗浄、防錆の5つの役割を果たすエンジンオイルは、
汚たり劣化すると、バイクの故障のもとになるため、最低3,000㎞に1回の交換が必要です。
作業は簡単にできますので、自分で交換できるようにしてみましょう!
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エンジンオイルの分類

私のバイクのメーカー推奨エンジンオイルは、
10W-40と言うタイプです。
この表記はSAE(米国自動車技術者協会)が定めた規格で、
10Wは低粘度、40は高粘度を表しています。
一般的にはメーカー推奨でOKですが、
SAE規格のオイルでも使用環境によっては、
オイルを変更した方がよい場合もあります。
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必要なものを準備

エンジンオイル、オイルジョッキ、軍手、ドレーンボルトと同径のレンチ、
ワッシャー、廃油の受け皿、新聞紙、ウエスなど。
エンジンオイルは、サービスマニュアルを見て、適切なものを適量用意。
レンチは車載工具よりも、メガネレンチか、トルクレンチが使いやすいです。
ワッシャーは、ドレーンボルトと同径をチョイス。
廃油の受け皿は、オイルを吸ってゴミとして捨てられるタイプがお勧めです。
オイルが漏れないよう、少し大きめを選んでください。
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いざ作業へ

サイドスタンドを立てて作業をすると、
適正なオイル量になりませんので、必ず垂直にして作業します。
サイドスタンドがあればそれを立てて、なければ壁に寄せてなるべく垂直を作ります。
1.エンジンの下に新聞紙を敷き、オイルが落ちる位置に廃油の受け皿をセットする。
2.エンジンオイルが抜けやすいように、少し暖機してからドレーンボルトを抜く。
3.全部抜けたら、中に残っているオイルを流すため、1、2分エンジンをかけて止める。
4.ドレーンボルトをパーツクリーナーで洗浄し、新品のワッシャーをはめる。
5.ドレーンを取り付け、適量のエンジンオイルを、オイルジョッキを使って入れる。
6.オイルが付着した部分を綺麗に拭き取って終了。
オイルフィルター交換時には、オイルの量が異なるので、
エンジン横の表示か、サービスマニュアルで確認してください。
浮いた工賃分で、オイルの交換回数を増やしたり、
オイルのグレードを上げることも可能。
入れ過ぎや少なすぎに注意すれば、難しい作業ではありませんので、是非トライしてみてください。
バイクの窓口編集部