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ホンダ 新型 レブル 1100 試乗会! (Part1 開発者インタビュー編)
- 最新ニュース
- 2021.03.12
神奈川県逗子市で行われた 「Honda Rebel 1100 報道試乗会」の開発者インタビューのレポートです!
神奈川県逗子市で行われた 「Honda Rebel 1100 報道試乗会」に参加しました。
この日は開発者インタビュー、試乗会、純正アクセサリー装着車の撮影が行われました。
Part1は、開発者インタビューをレポートします!
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大型クルーザーモデル レブル1100の開発コンセプトは「Sit back & Enjoy the ride」
レブル1100は、車体をレブルシリーズ共通の特徴である「低いシート高と、ライダーの股下でフレームのくびれを持たせた形状のナロースタイル」とすることで、「低重心で安定感のある足つき性」を実現した話題の新型車。
技術解説は下記のページから!
https://www.moto-auc.com/report/news/1100
開発者インタビューは「オンライン取材」で行われました。
今回は試乗の前にインタビューとなりましたので、開発責任者と各種担当者に試乗の際の「注目ポイント」を教えていただきました!
(画像提供)本田技研工業株式会社
開発責任者 古瀬 博氏 (後列右から3人目)
レブル1100は、レブル250、500開発の時に(その時点では計画はなかったものの)「将来的には、もっと大きいのも。」との想いが具現化したモデルと説明。
(右 : レブル250 左 : レブル500)
レブル1100のコンセプトは、レブル250、500と同様の「身近な存在」となるように「扱いやすさ」、「軽さ」、「レブルらしさ」をキープして開発。
テスト領域責任者 辰巳 貴俊氏 (後列右から2人目)
サウンドは「ハーレーVツインエンジン(ドコドコ感)に負けたくない」との想いから、アフリカツイン譲りのエンジンを「低速からのパルス感」を重視したセッティングに変更。「パルス感の周波数を低めにしたものの、低すぎると「こもる」ところを気を付けた」と語りました。
車体担当 黛 慧氏 (前列右から1人目)
メインフレームはレブル250、500譲りのすっきりした「ナロースタイル」ながら、レブル1100は「トップエンドモデル」として「力強さ」をそなえた構成に。
「骨格」は、「パイプの曲線」にこだわって「スポーツモデル風」で仕上げ。
燃料研究担当 飯干 慎也氏 (後列右から1人目)
各種のセッティングを変更できる「ライディングモード(スタンダード、スポーツ、レイン、ユーザー)」によって、それぞれの「キャラクター」を使い分け。
「DCT」「セレクタブルトルクコントロール等の制御」による、「扱いやすさ」「とっつきやすさ」を強調。
電装担当 田中 拓朗氏 (前列右から2人目)
2020モデルからレブル250、500は灯火器がLED化したが、レブル1100のヘッドライトは同じように見えてインナーレンズの厚みが異なっており、周囲にはリング状の導光部を装備した専用設計品。
(写真はハイビーム点灯状態)
「メインシートの開閉をキー操作で行える」など、上級モデルとしての違いを説明。
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上級モデルのデザイン
デザイン担当 兼村 祐気氏 (前列右から3人目)
フューエルタンクを「フランジレス製法」としてエレガンスさを演出。
各部を徹底的な「ブラックアウト」で仕上げ。
「素材、仕上げのこだわり」のひとつとして「前後フェンダーは板厚1mmの鋼板を成型」による、「質感の良さ」を挙げました。
(写真はハザードランプ点灯状態)
さらに、「デザインされたフレーム」は「補強部位を見せない工夫」を施し、「曲げで作られたパイピングによる、堂々としたスタイリング」を追加。
操縦安定性担当 野々山 祐也氏 (後列右から4人目)
レブル1100の「とっつきやすさ」として、「1,100ccのパワーを使い切る車体」と「ライディングモードの変更でワインディングから海沿い道路でのクルージングなど、あらゆるシーンで楽しむことが可能。」を語りました。
商品性担当 小数賀 巧氏(後列右から5人目)
「フロントタイヤをレブル250、500の16インチから、1100は18インチにアップ。」
「フロントフォークのインナーチューブを酸化チタンコート処理」。
「フロントのサスペンションとブレーキは、スポーツモデルライクな装備」。
「扱いやすさ重視」の「DCT+ライディングモード」により「初めての大型車ユーザーにも対応。」
「フューエルタンクのローコントラスト ツートーンカラー」も注目ポイント。
「フューエルタンクのローコントラスト ツートーンカラー」採用の理由のひとつをインタビュー後に今回の会場にいた営業担当の方から補足で聞いたのが、「ライダーが跨った時に見えるタンク上面とサイドのダークなカラーによって「クビレ」を強調し、ナロースタイルを補完」との説明。
さらに、「ボルドーレッドメタリックのフューエルタンクは、タンク前方部分のステー(矢印の先)をブラックアウトさせるため、黒いステッカーを貼った」という「こだわり」に、細部までの気配りが伝わりました!
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レブル 1100 のユーザー像
最後に、古瀬氏にユーザー像について伺いました。
「レブル250、500所有者のステップアップとして。ベテランでスーパースポーツモデルに乗っているライダーには「ライディングポジションが楽」なのに注目していただきたい」と語りました。
レブル1100は「幅広い層にアピールできるモデルに仕上がった」とのことです!
ホンダ レブル 1100
https://www.honda.co.jp/Rebel1100/
次回は、上記の話を参考にして走った「試乗編」をレポートします!
(取材協力)
本田技研工業株式会社
株式会社ホンダモーターサイクルジャパン
(写真・文)
森井智之