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2017 MotoGP 第15戦 「日本グランプリ ファンミーティング」 レポート

  • 最新ニュース
  • 2017.10.13

10月10日(火)にHonda ウェルカムプラザ青山において、2017 FIM MotoGP 世界選手権シリーズ 第15戦 「日本グランプリ ファンミーティング」が開催されました。レース決勝は10月15日(日)です。大いに盛り上がりましょう!

当日のトークショーでは、2017 FIM MotoGP 世界選手権シリーズ 第15戦 「日本グランプリ」に参戦するRepsol Honda Teamのマルク・マルケス選手とダニ・ペドロサ選手、そして来季からMotoGPクラスにステップアップする、IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶選手のファンミーティングが行われました。


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ロードレース世界選手権の頂点であるMotoGPクラスは現在ランキングトップのマルケス選手が日本グランプリでシリーズチャンピオンに王手をかけることが出来るか注目されますし、第14戦のアラゴンGPでは、マルケス選手とペドロサ選手のワンツーフィニッシュとRepsol Honda Teamは波に乗っている状態ですので、シーズン終盤のチャンピオンシップ争いに目が離せない中でのトークになりました。


今季Moto2クラスに参戦中の中上貴晶選手は来期のMotoGP昇格の話を中心に熱く語りました。司会は、元Honda ワークスライダー 宮城 光 氏です。

  • ホンダワークスライダーと期待の日本人ライダーの話を聞けるイベントに熱心なファンが多数駆け付けました


今回は平日の午後に行われたイベントだったのですが、会場は熱心なファンで埋め尽くされ立ち見の方もいました。司会の宮城さんが来場者に今週末の日本グランプリの観戦を聞いたところ、ほとんどの方が手を挙げていたのが印象的でしたね。トークショーでは、前半にマルク・マルケス選手とダニ・ペドロサ選手が今シーズンのこれまでを振り返り、日本グランプリの抱負を語りました。


後半は、今季Moto2クラスに参戦中の中上貴晶選手が、来期に昇格するMotoGPの印象を語りました。


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トークショー後にはファンとの集合写真を行い、最後にお楽しみ抽選会が行われ当選者には各ライダーのサイン入りグッズがプレゼントされました。


この模様はインターネットで視聴が可能ですので、ぜひ見ることをオススメします。


  • イベント後、メディア向け記者会見が行われました!

<Repsol Honda Team ペトロザ選手>

最初にペドロサ選手がこれまでのシーズンを振り返りました。今シーズンのタイヤについては、何人かがグリップに苦労しているのはそれぞれのライディングスタイルに合う合わないというフィーリングの違いと語っていました。さらに興味を引いたのが、長く現役でMotoGPクラスのマシンを操るのは、小さい頃からいろいろなバイクに乗って得た経験の積み重ねがあって今があるというのを熱く語っていたことでした。普段、テレビで見ると静かな印象を受けていましたが、明るく気さくな感じの会見でした。


<Repsol Honda Team マルケス選手>

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マルケス選手は、今シーズンのチャンピオンシップの転換点として、サマーブレーク中に行ったセットアップの煮詰めがシーズン後半の安定した走りに繋がっていることを挙げ、シーズン中盤から投入した新型カウルは前輪が浮くのを抑制し、すばやい加速が可能になったとのことでした。現在、ランキングトップを争っているのがドゥカティのドヴィツィオーゾ選手というのは自身もかなり驚いていると語っていましたが、ヤマハチームの2人を含めたシーズン終盤のポイント争いに目が離せないですね。マルケス選手の終始落ち着いた語りは若くして風格を感じ、間近で話を聞けたのは貴重な経験になりました。



<IDEMITSU Honda Team Asia 中上貴晶選手>

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中上選手は、まずは今季のMoto2クラスで優勝したイギリスGPを振り返りました。このレース前にMotoGPクラス昇格を発表し、やはり注目度が高く多くのメディアの取材が続く中のレースでしたが、たまたま自身のピットの隣が来季所属するLCRホンダだったこともありLCRホンダチーム監督に結果を残すように言われる中でも、自身はプレッシャーを感じずレースが出来たとのこと。もてぎのレースは応援が沢山あるので頑張らなきゃと気合を入れていました。


来季参戦するMotoGPのマシンは、自身はまだ3日しか乗っていないので多くは語れないが、Moto2マシンと違い電子制御が多く入ることや、タイヤのフィーリングに慣れたりといろいろあるが、焦りはないのでまずはシーズン終了後すぐにあるテストで感触を確かめたいと言っていました。来季はMoto2クラスから他のライダーもMotoGPに昇格するので、負けないようにしたいとのことでした。


中上選手については新しい挑戦を控え、やる気と自信が顔や語りに出てきているようで頼もしい印象を受けたのが、トークから感じられました。日本のMotoGPファンの熱い期待を受けての来季に期待したいと思います。

  • 盛り上がりを見せる「2017 MotoGP レース」

今や人気も観客動員数もF1を超えたと言われるMotoGPレース。毎レースの熱いバトルが多くのファンを引き付けていると思います。そのトップライダーと期待の日本人ライダーに会えてトークが聞けるとあって熱心なファンの熱気を感じることが出来たイベントでした。現在、Honda ウェルカムプラザ青山では「F1/MotoGP日本人の秋!モースポウィーク」と題してショールーム内にMotoGPとF1マシンを展示中で(10月15日まで)、MotoGPマシン(Honda RC213V)は開館中随時、F1マシン(マクラーレンホンダ MP4-31)は時間限定で乗ることが出来ますので、ぜひ行くことをオススメします。MotoGPマシンに跨って触れると誰もが盛り上がると思いますし、記念撮影をするとよい思い出になりますよ。



また、会場内にMotoGPマシンのマフラーとカウルが展示されていて、持ち上げるとその脅威の軽さに驚くと思います(持ち上げるというより、2本指でつまみ上げるという感じです)。展示の詳細は専用ページでご確認下さい。


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10月15日(日)は、ツインリンクもてぎで2017 FIM MotoGP 世界選手権シリーズ 第15戦 日本グランプリが行われます。Honda ウェルカムプラザ青山では、パブリックビューイングが行われます。多くのホンダファンといっしょに見るMotoGPレースは盛り上がること必至ですので、ぜひサイトで情報をチェックしてみて下さい。


<関連サイト>

「F1/MotoGP日本人の秋!モースポウィーク」サイトのページ

http://www.honda.co.jp/welcome-plaza/contents/even...


2017 FIM MotoGP™ 世界選手権シリーズ第15戦  日本グランプリ パブリック・ビューイングのページ

http://www.honda.co.jp/welcome-plaza/contents/even...


<取材協力>

 本田技研工業株式会社


(写真・文)森井智之

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