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2019 トライアル世界選手権 第2戦 日本グランプリ 観戦レポート!
- 最新ニュース
- 2019.06.13
6月8日(土)9日(日)ツインリンクもてぎにて行われた 2019 FIM トライアル世界選手権 第2戦 ストライダー 日本グランプリの観戦レポートです。2日間にわたるこの大会は各日ごとで優勝者が決定するので、初日から大盛り上がりでした。
6月8日(土)、9日(日)にツインリンクもてぎで行われた 2019 FIM トライアル世界選手権 第2戦 ストライダー 日本グランプリが開催されました!
今大会はトライアル世界選手権で唯一の2日間で2レース開催。
各日で優勝者が誕生します。
トライアルは「セクション」と呼ばれるエリア内でバイクに乗って足を付けずに障害物を乗り越える競技。
採点は足を着けば「減点1」などの「減点法」で行われ、最も減点が少なかったライダーが勝者になります。
レースは両日とも1日15セクション×2ラップで行われ、トライアルGP ウィメン、トライアル125、トライアル2、最高峰のトライアルGPの順でスタート。
午前9時から「ラップ1」がスタートし、午後12時頃から「ラップ2」がスタート。午後3時半頃に最終ライダーがゴールして午後4時頃に表彰式が行われました。
今回は土曜日の「Day 1」レースでのホンダライダー3人を追いかけながら、トライアル観戦のポイントや見どころをレポートします!
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豪華ホンダライダーたちが参戦
金曜日に行われた予選はひとつのセクションを使い、足つき減点とタイムの早い順位で出走順を決定。注目のライダーをスタート順に紹介します!
世界選手権参戦24シーズン目となるRepsol Honda Team 藤波貴久選手 #6。
全日本トライアル選手権で6年連続チャンピオンのTEAM MITANI Hondaの小川友幸選手は日本グランプリにスポット参戦 #97。
トライアル世界選手権12連覇中のRepsol Honda Team トニー・ボウ選手 #1。
今季開幕戦を優勝。
トライアル観戦チケットは「BIKE BIKE Active Festival入場券」(トライアル観戦券)のほか、「プレミアム観戦券」や「ライダー応援チケット」等の各種を販売(別途、駐車料金)。
特に「プレミアム観戦券」(250枚限定)は9つのセクションが「最前特設観戦エリア」で観られる特別なチケット。その他、VIPスイート等の各種エリアやイベントに優先で入場出来るので大人気!
白いテープで区切られた内側が競技エリア。観客は迫力の走りを目の前で!
セクション1で藤波選手がジャンプ!
セクション1はスタート&ポディウムのある中央エントランス前にあり、ここはトライアル観戦チケットがなくても入場券のみでトライアルのテクニックを楽しめました。その場で当日券を買って観戦ゲート内に入ることも可能!
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小川選手のトライもスタート!
午前10時すぎにトライアルGPクラスの小川選手がスタート!
この日は前日の雨で路面コンディションが悪く、天候は競技開始の午前9時すぎに小雨から曇り、午後12時頃に雨、午後2時には止むという「雨に翻弄された一日」になり、濡れた路面に全ライダーが苦戦した一日に・・。
観客は好みのセクションで各クラスのライダーをじっくり見たり、お気に入りのライダーを全セクションで追いかけたりと自由な観戦スタイルがトライアルの魅力です。
藤波選手やトニー・ボウ選手は、やはり多くの観客を従えていましたね。
各セクションはコースを下見してからトライしますが、予選上位者は先にスタートする選手の走りを間近に見て参考にするのもトライアルの特徴のひとつ。
ただ、この日はスタート順が遅いと土の路面が荒れているところもあり、悩ましい状況でした。
ライダーに寄り添う「アシスタント」(左)の存在にも注目。「オブザーバー」(右)はライダーのミスをチェックして減点数を指で提示!
セクション6~8は日本グランプリ名物の「岩盤セクション」。
舗装された場内移動用の通路脇にあるので「ハイヒールでも観られる」のが特徴の観戦エリア。ここでは実況&解説を聞きながら楽しめます!
小川選手が岩盤セクションにトライ!
4クラスのライダーが各クラスで指定された「マーカー」内のルートで争います。
トライアルGPクラスは「赤色」のマーカー内を走りますが、ライダーのゼッケンの色も共通になっていますので、観戦の際の目印になります。
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過酷な状況の中この日の優勝者が決定!
高低差のある最終のセクション15を上から。ここは観戦エリア入口に近く、芝生の上で観られ、近くに施設もあるので買物も便利なところ。
ここでの減点次第で逆転のドラマが生まれる可能性が。スタートからゴールまで制限時間内にゴールしなくては減点になるので、時間が残り少ないと余裕のない状況に!ここも実況&解説が行われるので状況が分かり易い観戦エリア。
トニー・ボウ選手は、雨で滑りやすい状況でもテクニックを見せつけます!
この日はただ一人クリーン(減点なし)のセクションがありました!
競技終了後の表彰式。大差で優勝したトニー・ボウ選手(中央)と、終盤での頑張りで3位獲得の藤波選手(右)!大勢の観客は大盛り上がり!
記者会見場での二人。初日を終えて笑顔です。
サイン会に続いて日本人ライダー4人によるトークショーを開催!。小川選手は「最悪の1日」だったので「明日はチャレンジする」と宣言していました!
レースの各種詳細情報は下記サイトから。
https://www.twinring.jp/ticket_m/wctrial/
2019 MFJ 全日本トライアル選手権シリーズ 第3戦 関東大会が6月23日(日)にもてぎで初開催!
全日本の走りが入場料で観戦可能!詳細は下記サイトで確認して下さい!
https://www.twinring.jp/ajtrial_m/
(取材協力)
株式会社モビリティランド
(写真・文)森井智之