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- 2020.03.03
2020年2月21日(金)に開催された「ホンダ 2020年 スーパーバイク世界選手権 参戦チーム披露イベント」のレポートです!
2020年2月21日(金)にHonda ウエルカムプラザ青山において「ホンダ 2020年 スーパーバイク世界選手権 参戦チーム披露イベント」が開催されました。
ホンダは、今シーズンより新たにFIMスーパーバイク世界選手権(SBK)に、株式会社ホンダ・レーシング(HRC)のワークスチーム「Team HRC」で参戦。また、サテライトチームの「MIE Racing Althea Honda Team」も参戦が決定しました。
開幕戦を前に報道関係者向けに取材会が行われましたのでレポートします。尚、同イベントは一般公開も予定していましたが、新型コロナウイルス感染症の情勢を鑑み、中止になりました。
イベントの模様はYouTubeでライブ中継された映像が下記のアドレスから見られます。(動画は「10分過ぎ」からイメージ映像、「11分30秒過ぎ」からライブ映像が始まります。)
- Team HRC
イベントでは登壇した2チームのライダー3人と、SBK参戦マシンのカラーリングを披露。
スーパーバイク世界選手権におけるホンダの最新情報はこちらから!
登壇者全員でのフォトセッション。
(右から3人目)本田技研工業株式会社 二輪事業本部長 阿部典明氏
(右から4人目)HRC 代表取締役社長 野村欣滋氏
(左)Team HRC マネージャー ハウメ・コロム氏
ホンダのSBKワークス参戦は2002年以来18年ぶりになります。
Team HRC
レオン・ハスラム選手(右)
アルバロ・バウティスタ選手(左)
壇上において、マシンのアンベールがライダー2人によって行われました!
新たなチームと新型マシンでのSBK参戦の抱負を語るバウティスタ選手とハスラム選手。
Team HRC Honda CBR1000RR-R FIREBLADE SP。
このカラーリングは、この日が初披露!
- MIE Racing Althea Honda Team
MIE Racing Althea Honda Team
高橋巧選手(右)
チーム代表 森脇緑氏(左)
MIE Racing Althea Honda Team Honda CBR1000RR-R FIREBLADE SP。
(実際の参戦マシンは、チェコのプラハにあるファクトリーで制作中。)
会場に特別に展示されたマシン3台。
RVF / RC45 1997
VTR1000SPW 2002
CBR1000RR-R FIREBLADE SP (量産モデル 海外仕様)
- チーム囲み取材
場所を変えて行われた「チーム囲み取材」で「レースは最初から勝ちにこだわる」と答えるレース運営室長の桒田哲弘氏。WBK参戦は市販バイクへのフィードバックをするためで、マシンはワークスとサテライトで別々での開発ながら、2チームだと効率がいいと説明。
ワークスチームでの参戦で意欲を語る2人。マシンは開発中ながら、ポテンシャルに手応えを感じているようでした。
サテライトチームでの参戦ながら、HRCワークスライダー契約の高橋選手は「レースを始めた時からの目標である世界選手権フル参戦が実現した」と語り、この日は「まだ参戦マシンに乗っていない」とのことで、シーズン前の最終テストがあるオーストラリア(フィリップアイランド)で初ライディングを行うとのでした。
チーム代表の森脇氏は、新チームは「日本発でライダーを世界へ」のもと、HRCのサポートを受けてチームを立ち上げた経緯を説明。これまでの活動もジャンルを問わず「何のために戦うのか、どう戦うか」を大切にして挑戦してきたことを語り、(静かな物言いながら)意欲と行動力で周囲を動かすパワーが、こちらにも伝わる会見でした!
ちなみに「MIE(エム・アイ・イー)」は「みえ(三重)」ではなく、「ミドリ インターナショナル エンジニアリング」の略称。チームの拠点がチェコなのは、そこに「ビジネスパートナーがいるから」とのことです。
2020年のスーパーバイク世界選手権の開幕戦は、2月29日(土)にオーストラリア大会(フィリップアイランド)で行われます。
両チームとCBR1000RR-R FIREBLADE SPの活躍が期待されます!
(取材協力)
本田技研工業株式会社
(写真・文)
森井智之
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