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ホンダ 新型 フォルツァ 撮影会! (技術解説付)
- 最新ニュース
- 2021.05.26
ツインリンクもてぎで行われた 「Honda 2021 Newモデル 撮影会」より、 軽二輪スクーター Honda フォルツァ を紹介します!
栃木県の「ツインリンクもてぎ」で行われた 「Honda 2021 Newモデル 撮影会」に参加しました。
この日は、今年発売されるニューモデルを展示し、個別に撮影が出来ました。
今回は、2021年3月25日(木)発売の 軽二輪スクーター Honda フォルツァ を紹介します!
ニュースリリース
https://www.honda.co.jp/news/2021/2210309-forza.ht...-
開発目標は『走行性能の進化と利便性の向上』
ホンダ フォルツァは、2000年に初代モデルを発売。
爽快な走りとスタイリッシュな外観に、充実した装備と優れた利便性を備えたシティーコミューターとして「幅広いシチュエーションで余裕と充実の走り」を提供。
今回のモデルチェンジでは、2018年発売の従来モデルから「走行性能のさらなる進化と、快適性、利便性の向上」を目標に開発されました。
スタイリングテーマは「台形バランス」フォルムを追求した2018年モデルをベースに、進化した走りのイメージにあわせた存在感のあるスタイリングに変更。
2018年モデルのスタイリングテーマである「AGILE(走りの良さが一目で分かるフォルム)」「CLASSY(ダイナミックでクラス感を感じさせるボディー)」はそのままに進化した走りのイメージに合わせています。
今回のスタイリングテーマは「Agressive / Technical / Powerful」。
フロントボディーサイド上部から前輪へ到達する「アグレッシブなライン」と「リアボディーまわりから前輪へ収束するライン」によって、フロントまわりへの「マス集中」を感じさせ、スポーティーさを表現。
車両重量 186kg。
フロントまわりをスタイリングの進化のキーワードで造形。
・ヘッドライト下部分をスポイラー形状にして「アグレッシブ / テクニカル」を表現。
・エアインテークとエアアウトレットを各所に配置して「パワフル」を表現。
・スポーティーな形状へ一新したミラー部のウインカー。
メーターまわりも機能性と高級感に磨きをかけました。
・アナログ2連メーターのデザインを変更。
・目盛りと針は自発光式とし、メーターリングに金属的な輝きを与えています。
カラーリングは、軽快感と上質感を高めた仕上がりに。
カラーバリエーションは継続色の「パールホライゾンホワイト」と「マットガンパウダーブラックメタリック」(写真)と、新色「インディーグレーメタリック」の全3色。
パワーユニットは、新設計249ccエンジン「eSP+」を採用。
4バルブ機構、ロングストローク化、クランクまわりの高剛性化と軽量化、ピストンオイルジェット等を採用し、出力、レスポンスを向上。
マフラー内部を3室→2室構造にして排気効率をアップ。
フリクション低減技術による低燃費化。
レースモデルやハイスペックモデルに採用される「スカベンジポンプ」で、回転フリクションを低減。
吸排気系を完全新設計し、出力と環境性能を向上。
油圧式カムチェーンテンショナーリフターでフリクション低減と、騒音、振動を抑制。
バランサーシャフト採用により、振動を軽減。
車体パッケージでは、フレームの一部を変更。
高い速度域での安心感ある走行を目指して「CAE解析」により各部を最適化して、軽快なハンドリングと従来モデルと同等以上の取り回しやすさを実現。
ラジエーターをフューエルタンク前方に移動し冷却性能を向上。
さらにフロント分担荷重の増加により、より安心感のある車体挙動に寄与。
走行中も調整可能な、無段階調整式の「電動式可動スクリーン」の可動域を従来モデルより「+40mm」伸長し全可動域が「180mm」となり、防風性能が向上。
フロア形状の見直しにより、スペースを拡げたフットスペース。
シート下のラゲッジボックス容量は従来モデルと同様の48Lとし、フルフェイスヘルメット2個を収納可能。別体セパレータープレートで内部を仕切ることが可能。
シート高を780mmとすることで、走行中の視界を確保。
フロント左側に施錠も可能な4.5Lインナーボックスを継続採用。
(別体セパレーターで仕切りも可)。
新たに携帯端末などの充電に便利な「USB Type-Cソケット」を装備。
以下、継続採用装備。
専用設計のフロント15インチ、リア14インチのアルミホイール。
フロント、リアともに作動する2チャンネルABS。
スリップしやすい路面での安心感を提供する「HSTC(Honda セレクタブル トルク コントロール)」。
フルLED灯火器。
急ブレーキ時にハザードランプを高速点滅して、後続車に注意を促す「エマージェンシーストップシグナル」。
利便性の高い「スマートキーシステム」はアンサーバック機能付き。
走行中の操作のしやすさに配慮して、左ハンドルに集中的に配置したスイッチ類。
純正アクセサリーではスポーツグリップヒーター、二輪ETC2.0車載器キット、アラーム等の従来のラインアップに加え、新たなアイテムを追加。
トップボックスは「35L スマートキーシステムタイプ」を新たに設定。
スマートキーと連動してボックス用のメカニカルキーが不要になり、より便利にスマートな使い勝手を実現。(※ 従来モデルは取付不可。)
専用リアキャリア下のスイッチ操作でボックスの開錠が可能に。
(写真中央の四角いスイッチ)
ホンダ フォルツァ
(取材協力)
本田技研工業株式会社
株式会社ホンダモーターサイクルジャパン
(写真・文)
森井智之