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ホンダ コレクションホール 「ドリーム CB750 FOUR 誕生50年 特別展示」レポート!

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  • 2019.05.05

ツインリンクもてぎ内にあるホンダコレクションホールの2輪車展示フロアにおいて「DREAM CB750FOUR 誕生50年 特別展示」が4月6日(土)より始まりましたが、一般公開に先立ち報道向けに事前撮影会及びデモ走行、小型CB試乗会が行われました。

1969年に誕生したホンダの高性能大型スポーツバイクDREAM CB750FOUR。北米スポーツバイク市場の志向に対応して企画されたモデルも誕生から50年という節目の年を迎えました。
車両はDREAM CB750FOURと歴代のCBモデル、さらに時代を彩った他社のバイクと合わせて展示。レポートでは今に至るCBの歴史を紹介します!


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館内は、いくつかのゾーンに分かれて歴代モデルを展示していてどれから見るのがいいのか迷っていたところ、ちょうどコレクションホールの展示担当の方がいましたので「見どころ」を聞いてみました。
  • レポートでは今に至るCBの歴史を紹介します!

まず最初はベンリイ CB92 スーパースポーツ (1959)

初めて「CB」の名がついた市販スポーツモデルの元祖。このモデルなくして今日のCBはありませんので、ぜひチェックを!



ドリーム CB450 (1965)

公道向け市販2輪車で初めてDOHCエンジンを搭載。"450ccで650ccの性能"を目標に「海外での大型車市場開拓をめざし開発されたモデル」でしたが、北米市場での販売は苦戦しました。


ドリーム CB750 FOUR (1969)

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世界初の量産4気筒OHCエンジン搭載のスーパースポーツモデル。このモデルの出現で多気筒ビッグバイク時代になり、日本車人気が海外で高まりました。

ところでCB450がDOHCなのになぜCB750 FOURはOHCなのか?というのは、当時の北米市場では「大排気量のエンジンでゆったり走る」のが主流で、発売時のライバルはハーレーやトライアンフボンネビルだったそうです(!)。北米市場のニーズは高回転域を使って走るという志向ではなかったんですね。

CB、ハーレー、トライアンフのいずれも現代でも大きく形を変えずにモデルが継続されていますので、当時のコンセプトの正しさがうかがえます(トライアンフは展示あり)

  • 他社のモデルを展示するスペースも紹介。

(右)カワサキ 900 スーパー4 (1975)

(奥にちょっとだけ見えるのはカワサキ 500SS マッハⅢ 1970)
量産2輪車初のDOHC・4気筒エンジン搭載。ホンダの対米大型車市場向けモデル「GL1000」開発の火付け役に。

(左)スズキ RE-5 (1982)
国産で唯一のロータリーエンジン搭載車。ジウジアーロデザイン。


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CB1100R (1981)
RS1000の技術を投入した限定生産車。



image(右) CB750F (1979)

国内向け750ccスーパースポーツ。CB人気を再燃したモデル。

(左) CBX (1979)
世界初の量産 DOHC 6気筒エンジン搭載。ホンダ初の1000cc級スーパースポーツ。

  • ホンダファン垂涎!クラス別に様々なCBが展示

400ccクラスの展示エリア。


(右) ホークⅢ CB400N (1978)
ホークⅡを発展させたモデル。6速ミッション、フロントダブルディスクブレーキ採用。
(左) ドリーム CB400 FOUR (1974)
カフェレーサースタイル、4イン1集合エキゾースト採用によりCBスーパースポーツの原点回帰で人気のモデルに。



(右) CBR400F (1983)
エンジンの回転域によって作動するバルブ数が変わる「REV機構」搭載。
(左) CBX400F (1981)
世界初の量産インボード・ディスク・ブレーキシステム採用。



250ccクラスの展示エリア。

(右) CBR250 FOUR (1986)
クラス初の水冷4気筒DOHCエンジン搭載。
(左) CB250RS (1980)
スリムで軽量な車体による高い操縦性を備えたシングルロードスポーツ。


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(右) CBX750F (1983)
空冷CB系750ccの第3世代モデル。
(中) CBR750 スーパーエアロ (1987)。
フルカバード・デザインの特徴的なフォルム。エンジンにカムギアトレーン機構を採用。
(左) CB750 (1992)
教習所でお世話になった方も多いのでは?。


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(右) CB1100F (1983)
限定市販車CB1100Rを基本に量産化した空冷CB最大排気量車。
(左) CB1100R (1983)
空冷最後の耐久レースマシンRS1000をベースにしたマシン。輸出専用モデル。



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(右) CBR1100XX スーパーブラックバード (1997)
CBR1000F系エンジンをベースに排気量を拡大し164PSを発揮したモンスターユニット搭載。
(左) CBR900RR ファイヤーブレード (1992)
クラス最軽量を目指したコンパクト設計の900cc最強スーパースポーツ。

最後は特別に並べていただいたCB750 FOURとCB1000Rのツーショット。
この2台のCBをいっしょに見ると歴史の長さを実感出来ますね。


■ドリーム CB750 FOUR 誕生50年 特別展示

https://www.twinring.jp/collection-hall/event/1904...


ホンダコレクションホール

https://www.twinring.jp/collection-hall/


(取材協力)
本田技研工業株式会社
株式会社ホンダモーターサイクルジャパン

(写真・文) 森井智之

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