ホンダCB750Fシリーズ、カワサキZ1&Z2の部品を再生産

　クルマ、バイクを遺産として後世に残していこうというメーカーの動きが世界的に広まっている。ホンダもこれまで、自社の四輪（ビート）・二輪製品（NSR250、CB750Four）で生産中止となっていた部品の中でも特に要望の多かったものに関して再販売を行ってきた。

そして今回、新たにCB750Fシリーズ（1979～1984年）用23点の部品の再生産を決定。３月にかけて生産を行い、４月頃から順次販売を開始するという。詳細は以下のサイトを。

■ホンダ「旧型二輪車 純正部品 再販売のご案内」

https://www.honda.co.jp/bike-genuineparts/

1. ■バイクの窓口：ホンダ 「二輪車旧型モデル 部品再供給施策 説明会」 レポート！

https://www.moto-auc.com/report/news/2021

　また、川崎重工も世界的人気モデルである900 Super4（Z1。1972年）と、日本専用的モデルの750RS（Z2。1973年）のシリンダーヘッドの再生産を決定、2019年秋より同社の以下の特設サイトより注文を受け付ける。

　Z1は世界で累計10数万台以上、Z2は国内で累計２万台以上が販売されており、今も多くのライダーから憧憬をもって愛され、レストアにより実際の走行が可能な美しい車両が数多く現存しているが、両モデルのオーナーのニーズに応え、モーターサイクルライフスタイルをサポートするため今回の決定に至ったという。

　再生産されるシリンダーヘッド（部品構成：カムシャフトブラケット 、バルブおよびその周辺部品 、タペット）は、当時の図面に規定された仕様を現代の製造技術・製造法により実現するというコンセプトに基づいて新たに開発。初回生産個数は1000個で、注文の状況に応じて増産を検討。シリンダーヘッド以外の部品、Z1・Z2以外の歴史的なモデルの部品については今回の再生産に対するオーナーの声などにより検討する予定。