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ホンダ CT125・ハンターカブ 取材会 Part1 試乗レポート!
- 最新ニュース
- 2020.07.24
2020年7月15日(水)に栃木県のツインリンクもてぎで行われたHonda CT125・ハンターカブ取材会の試乗レポート Part1です!
2020年7月15日(水)に栃木県のツインリンクもてぎで、Honda CT125・ハンターカブ(以下、ハンターカブ)のメディア向け取材会が行われました。
当日は長引く梅雨空の中、午前中に屋外撮影と試乗、さらにハンターカブ歴代モデルの屋内撮影、最後に開発者インタビューと取材が目白押し!
その中で今回は、試乗レポートをお届けします!
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「ハローウッズ」を拠点に試乗スタート!
6月26日(金)より発売された原付二種のレジャーモデルであるハンターカブは、取材日の時点で発注しても納期は12月(!)とすでに大人気を獲得した話題の新型車。
スーパーカブ C125をベースとし、市街地から郊外へのツーリングや、林道でのトレッキングなど幅広いシーンを想定した車体構成により、普段使いやさまざまなレジャーへの移動手段としての機能を備えています。
車体の詳細は以前のレポートと重複するので、下記ページを参照。
https://www.moto-auc.com/report/news/ct125-part1
ハンターカブのカラーバリエーションは、「グローイングレッド」と「マットフレスコブラウン」の2色を用意。
空冷・4ストローク・OHC・単気筒 124ccエンジン搭載。エンジン始動方法はセルフ式に加えキック式併設。
車体の横に立つと、アップハンドルとアップマフラー、大型キャリアが目を引きます。全灯火LED式を採用。上質感が高い印象的な仕上がりです。
ツインリンクもてぎ内の「ハローウッズ」を拠点に試乗スタート。奇跡的にドライコンディションで走ることが出来ました(笑)。
跨ってすぐの印象はスリムな車体と座面の前方を絞った形状のシートによる、足付きが良く安心感が高いライディングポジション。スーパーカブ C125よりシート高が20mm高くなっていますが、まったく気になりません(身長176cm、体重68キロ)。
ツインリンクもてぎは、全施設が営業再開です!
試乗コースはツインリンクもてぎ内と周辺の一般道。
エンジン始動にキックペダルを使ってみました。程よい重さで跨ったままでも簡単!これは意外と常用する人もいるのでは?
左手によるクラッチ操作を必要としない「自動遠心クラッチ」により、スタートはチェンジペダルを踏みこんで1速に入れたら、あとはアクセルを開けるだけです。
上体が起きたアップライトな姿勢による、ゆったりとしたポジション。厚みのあるシートにより座り心地も良好でした!
前後ディスクブレーキ採用で性能だけでなく、見た目も上級感が高いです!
一般道での制限速度域では、心地よい振動による快適なクルージング。このクラスとしてはエンジンの「存在感」が高く、印象的なフィーリングです。4速ギアの繋がりもよく、ダイレクトなエンジンレスポンスにより、テンポ良く走れました。これはぜひ試乗して実感していただきたいと思います!
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ハンターカブとクロスカブ110。その違いは?
ところでハンターカブはクロスカブ110とは排気量が近く、購入検討時に比較する方もいるかと思います。
クロスカブは「アクティブ&カジュアル」で軽量な車体によるコミューター的な使い勝手のバイク。
対して、ハンターカブは「タフ&モダン」で、「航続距離」を稼ぐ「モーターサイクル的ファンライド」な車体を構築しています。
両車を並べてみると、各部の「造り」が大きく異なるのが分かります。
ハンターカブの楽しみを広げるオリジナルアイテムを、ホンダライディングギアから今秋発売予定。写真は大容量で専用ロゴが入った「CT125 ソフトバッグ」(試作品のため、製品版とはカラーが異なります)。
ホンダライディングギア
https://www.honda.co.jp/bike-accessories/wear/
大型リアキャリアにソフトバッグを搭載してみましたが、ピッタリなサイズです!
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草ボウボウで水たまりがあって滑りやすい
最後は、この日の走行コースとして特別に用意された「フラットダート」にて。 草ボウボウの上、雨上がりでところどころに水たまりがあって滑りやすい、なかなかのコンディション。
250ccクラスのオフ車だと、この状況はちょっと・・という路面でしたが、軽くて足付きのよいハンターカブは、問題なく進入していけます(笑)。
さすがにこの車両でその後に試乗する人が控えていましたのでおとなしく走りましたが、 しっかりした車体の感触とサスペンションの動きに加え、クラッチ操作が不要で低速でも気を使わないので、かなり楽しかったです!
125cc横置き空冷エンジン搭載車を並べてみました。(右より)
CT125・ハンターカブ
https://www.honda.co.jp/CT125/
スーパーカブ C125
モンキー125
https://www.honda.co.jp/Monkey125/
改めてそれぞれに跨ってみました。 各車でジャンルが異なり使い勝手が違いますが、心地よい走りが出来るのは共通しています。いずれも購入後は楽しいバイクライフが待っています!
次回はCT125・ハンターカブの開発者インタビューをお届け致します!
(取材協力)
本田技研工業株式会社
株式会社 ホンダモーターサイクルジャパン
(写真・文) 森井智之