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【DEMON GR200R】高まるアジアのバイク熱。 その走りは、悪魔?それとも天使?

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  • 2021.10.08

今回は​「DEMON GR200R」をご紹介します!

タイのブランド『GPX』。250クラスがプレミアムとなるアジア市場に合わせたレトロモダンテイストとカスタムテイストを織り込んだバイクを中心に展開する彼らの、硬派なGR200Rの走りを確かめた。

  • 訴求力のあるバイク デーモンGR200R

GPXはタイのバイクメーカーだ。2007年にATVを輸入するディーラーとしてスタートしたあと、小排気量のモトクロッサーを自社開発。


同時にコース運営にも手を広げ製品と遊びを広めながら成長を開始。順調に規模を拡大し、ストリートモデルの開発、生産、販売も始めて、タイの中でも大手に成長した。それがGPXだ。

 

世界の4メーカーが本拠を構える日本へもタイのGPXはバイクを送り込んでいる。その中の一台がデーモンGR200Rだ。

 

デーモンGR200Rは、13kWを生み出す水冷SOHC4バルブ単気筒エンジンを鋼管トレリスフレームに搭載し、スーパーバイクの最前線で戦うマシンが持つスタイルエッセンスをしっかりと取り込んだデザインの外装をパッケージングした1台だ。


アジア各国で急成長するバイク市場にあって憧れと人気の中心が250㏄クラスにあるだけあって、パッケージングには手抜かりがない。ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキが持っている水冷直列2気筒250㏄エンジンを搭載するモデルよりはひとクラス下になる印象だが、Moto3クラスのマシンに近い構成なだけに、若きスポーツファン、レースファンにっとっては感情移入がしやすいモデルなのではないか。


また、この9月からコロナ禍の影響による現地部品調達コストや海上輸送コストの上昇により販売価格を改定が行われた、それでいて50万円を切ったプライスは維持されたから安心を。


つまりバイクは欲しいがリーズナブルな価格とスタイルを持ったバイクが欲しい、小排気量のバイクが欲しい、単気筒のスーパースポーツバイクが欲しい、という層にも訴求力を持ったバイクだとデーモンGR200Rを表することもできる。

  • 試乗インプレッション

今回、ミニバイク用サーキットとしてお馴染み、桶川スポーツランドにて試乗を行った。


 デーモンGR200Rはスタイルから連想されるとおり、スポーツライクなバイクだ。フロントは倒立フォーク、リアサスはリンク付のモノショックを備えている。YSS製となるリアショックユニットには7段階のイニシャルプリロード調整が備わり、ライダーの体重、荷重(二人乗りをした場合など)に合わせて変更ができる。


 ツボを抑えたデザインと灯火類はLEDを使ったもので、時代からのディレイはみじんも感じない。アグレッシブなスタイルに見えつつ、フロントフォークのアッパーブラケットよりも下に装着されたセパレートハンドルは、スポーティーなルックスに貢献するが、跨がってみると意外にアップライトなポジションなので恐れるなかれ。その点でしっかりストリート走行にウエイトを置いたものだといえる。


 エンジンを始動するとその排気音はスポーティ。アクセルのレスポンスはデュアルパーパスモデルのソレ的でもあり、鋭いというほどではない。しかしバーグラフ上に横に伸びる回転計を見ていると、走りへの期待が高まる。


1速で発進すると、しっかりとしたトルク感はあるのに、尖った部分がないため親しみやすいパワーフィールが伝わってくる。アップライトなポジションと合わせて短時間で友情が芽生えた。


 前後のサスペンションはリアはやや硬めだがフロントはソフトにタイヤを接地するような設定のため、舗装の荒れた部分も怖さがない。スタイルから想像するほどハンドリングにも鋭さはなく、逆に安心して寝かし込める印象だ。これはタイヤの特性もあるのだろう。峠道や市街地でも荒れた道、バンプのある場所を強行突破しても進路が乱れないタイプだと思う。


 ブレーキに関しても問題ない制動性能を持つが、例えば初期タッチは気難しさがないよう丸められているから、ライディングの経験を問わず握り込みやすいもの。これはリアに関しても同様。つまり、デーモンGR200Rは徹頭徹尾、ビギナーに優しく、経験者には物足りなければ自分のテクニックで補ってね、と語りかけてくるようだ。


 それならば、とミニサーキットでペースを上げてみた。タイトターンにツッコミ過ぎれば、タイヤのグリップ力を減速に回す分、旋回性は落ちる。ラインも膨らむから加速に移れない。気持ちの焦りが次のコーナーでの減速ポイントをわずかにそらすことになり、再び同じ目に遭う……。


 と、経験者には走りの鍛錬にまたとないドリルとなる。しかも解りやすい。ライディングの精度を上げるならば、例えばタイヤをもっとグリップと旋回力の良いものにするとか、ブレーキパッドを交換する、フロントフォークのオイルレベルを変えてみる等々、自分の目的に合わせてチューニングを整えるだけでも変化を楽しめるはず。


 さらなるサーキットでの対話のみを楽しみたいなら、デーモンGR200Rチャレンジカップというワンメイクレースに参加する手もある。レース用マシンも破格の値段で購入できるのも嬉しい。レースやサーキット走行はバイクだけでは出来ないので、レザースーツやトランポなどのそれ相応の周辺準備コストがかかるが、そんなバイクライフもこの小粒なスポーツマシンは様々な可能性を秘めている。こんなアジアからの風、どうですか?

  • 装備・車両詳細

●DEMON GR200R 主要諸元

■型式:GPGR200A ■エンジン種類:水冷4ストローク単気筒SOHC ■総排気量:198cm3 ■ボア×ストローク:--×--mm ■圧縮比:11.0 ■最高出力:13kW/8,000rpm ■最大トルク:17.2N・m/6,500 rpm ■全長×全幅×全高:2,020 × 747 × 1,145mm ■ホイールベース:1,350mm ■シート高:815mm ■車両重量:155kg ■燃料タンク容量:11L ■変速機形式: 6段リターン ■タイヤサイズ前・後:100/80 R17・ 140/70 R17 ■ブレーキ(前/後):シングルディスク/シングルディスク■車体色:レッド、ブラック、グレー ■メーカー希望小売価格(消費税込み):481,800円


カラーLCDモニターを使うメーターパネル。表示アイテムの多さも自慢。

トップブリッジ下に設置されるセパレートハンドル。前傾姿勢は弱い


タンクエッジはサーキットでライダーの膝と合う形状となっている。


シートカウルの形状もウインドトンネルをイメージさせる最新のもの。


灯火類はLED光源。導光帯のテールとブレーキランプを組み合わせる。


エンドにボリュームを持たせたマフラー。リアディスクはφ220mm。


倒立フォークを採用する。フロントブレーキはφ276mm。性能は充分。


ミドルカウルにヘッドライトを装着することがスタイルの特徴でもある。


■試乗・文:松井 勉 

■写真:GPX JAPAN

■協力:GPX JAPAN https://www.gpxjapan.co.jp/

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