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ホンダ 新型 ジャイロ e: 試乗会! (Part2 試乗&インタビュー編)
- 最新ニュース
- 2021.05.11
「Honda GYRO e: 報道試乗会」今回はPart2として、試乗インプレッション&開発者インタビューをレポートします!
東京都大田区で行われた 「Honda GYRO e: 報道試乗会」に参加しました。
新型 ホンダ ジャイロ e: は、ビジネスユース向けの原付一種 電動三輪スクーター。
この日は車両撮影、試乗、開発者インタビューが行われました。
Part1 技術解説編
https://www.moto-auc.com/report/news/e-part1
Part2は、試乗インプレッション&開発者インタビューをレポートします!
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試乗インプレッション
2021年3月25日(木)に発売されたホンダ ジャイロ e: 。
ホンダは「存在を期待される企業」であり続けるために掲げた「2030年ビジョン」に基づいて「カーボンフリー社会の実現をリードする」という方針のもと、電動化技術の導入に取り組んできました。
ジャイロ e:は、2018年にリース販売したPCXエレクトリック、2020年のベンリィ e:に続く、交換式バッテリー「Honda モバイルパワーパック」を動力源とする電動車の第三弾。
さらにホンダ e:ビジネスバイクシリーズの第二弾として、低床荷台のジャイロUPタイプの電動三輪スクーターを「法人向け」に展開します。
開発コンセプトを「毎日の配送をより便利で安心なものに ビジネス e: スリーター」として三輪ならではの特徴を活かした、クリーンな生活環境の提供を目指しています。
自動車教習所「ラヴィ ドライビングスクール蒲田」内に特設コースを設置。
試乗は直線路、スラローム×2、登坂路、高速コーナーの組み合わせを周回しました。
アップライトなライディングポジションと足つき良好で、疲労が少ない印象。
ジャイロシリーズ最大の特徴は前1輪、後2輪の「3輪」による「スリーター」という独特の機構を採用していますので、最初はゆっくりと走行。
久しぶりに乗るスリーターですが、3輪のタイヤが生む「安定感のある走り」にすぐ馴染みました。
特にスラロームでのコーナーリングの切り返しは、高いグリップ感と深いバンク角により、慣れてくると自然とペースがあがってしまいます(笑)。
以前に乗った原付一種の電動バイクはパワーが必要最低限という印象で、法定速度(30km/h)をちょっと超えるくらいの速度でのクルージングが限界という、けっこう特殊な乗り物という印象でしたが、ジャイロ e: にはそれがなく、思った以上に活発に走ります。坂道の登りでも余裕のパワーで一気に走り抜けました。
モーターのフィーリングも違和感は一切なく、アクセル操作に忠実な加減速で走行。
短い直線ながら、メーター読みで時速45km/hを確認出来ました。
スペシャルゲストで TVアニメ「スーパーカブ」(TOKYO MX、BS11他でオンエアー)で女子高生「小熊」を演じるマルチタレントの「夜道 雪」さんも試乗に参加。
3台のバイクを所有しているとのことで、試乗コースを軽やかに周回していました。
彼女が「後進アシスト機能」を作動させると「バック出来るバイクは初めて!」と盛り上がっていましたが、バイク歴ン十年の私も作動させたのは初めてです(笑)。
(後退機能が付いているゴールドウイングDCT試乗の時は、機会がありませんでした。)
今回はバッテリー残量を気にしないで、アクセルを開けて走ってモーターのパワーを体感し、タイトなコーナーリングの連続ではスリーターの良さを楽しみながら走れました!
ジャイロ e: は電動車というのを特別に意識する必要がなく、楽しく、静かに快適に移動出来るところが最大の魅力です。
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開発者インタビュー
試乗後に開発者インタビューを行いました。
内山一氏(開発責任者代行 右)
中川英亮氏(開発責任者 中)
(本田技研工業株式会社 二輪事業本部 ものづくりセンター)
古賀耕治氏(営業領域責任者 左)
(株式会社 ホンダモーターサイクルジャパン)
ジャイロ e: は環境性能に優れた、クリーンな生活環境に寄与する乗り物として開発。
ライダーの体格を問わず、小柄な人も安心して走行出来るよう間口を広げて設計。
外観は、ビジネスで使用するので「クリーンかつ力強さ」を込めたデザインに。
パワーがあるので原付一種の電動車に対する認識が変わりましたと伝えたところ、性能の限界まで楽しく、そして苦痛なく走れるように原付一種の出力ギリギリのところまで性能を高めた結果と返答がありました。
電動車の現状は「データ取り」の段階を終えて「実用領域」に入ったが、今後、電動車の割合が増えてもしばらくはガソリン車との併用になるので、取り回し等の使い勝手は同様に扱える設定にしたとのこと。
そのため、車両重量(141kg)は配達業務等での「実用ライン」を意識しています。
シート高は、バッテリーをシート下に収納した関係でガソリン車より高くなってしまったが、シートの形状を工夫して対処。
出力に関しては一般道の流れに乗ることが出来る速度を意識して、50ccガソリン車なみの性能にしました( ジャイロ e: の最高速度は50km/hほど)。
試乗では原付一種ながら、以前に乗った同じモバイルパワーパックを使用する原付二種のPCXエレクトリックと比べても遜色のない走りだったと伝えると、ガソリン車の場合のパワーアップはボアアップ等の排気量アップで対処するが、電動車のパワーはバッテリーの電圧で決まるので、96V系システムを原付一種で使うのは出力の配分に余裕があり、走りの質を高めることにつながったそうです。
写真は原付二種のベンリィ e: Ⅱ プロ (純正アクセサリー装着車)。
使用状況にもよるが、一回の充電で実用的な走行可能距離は30~40kmを想定。
搭載するバッテリーの使用期間は(走りや使い方、充電頻度でも変わりますが)5年程度は大丈夫だそうです。
交換式バッテリーの将来は、以前レポートした「電動二輪車用交換式バッテリーコンソーシアム」で新たに開発されるバッテリーがモバイルパワーパックより「小さく」なっても、ジャイロ e: にも「アダプター」を使用してサイズ違いに対応できるようにしたいと言っていました。
「電動二輪車用交換式バッテリー相互利用を可能にする標準化」の報道説明会レポート
https://www.moto-auc.com/report/news/3059
パーキングロックレバー操作で停車時に深い角度で車両の傾きを保持出来るのは、ジャイロ e: が重心が低い荷台だからなのでジャイロキャノピー e: (市販予定車)では無理なようです。
ジャイロシリーズのコーナーリングは楽しくて、ついついペースが上がってしまいますと伝えると、コースサイドでハラハラして見ていましたと笑っていました。
荷台前側の「ストッパーカバー上のパイプ」は、東京モーターショー2019に展示した車両にはなかったそうですが、取り回し時にハンドル以外でも車両を支えることが出来るようにと、営業サイドの要望で追加をしたそうです。
大型の荷台を使って「軽トラ的に使って欲しい」とのこと。
最後に、仕事中の移動でもライダーには「楽しく乗ってほしい」ので「毎日、どんな人でも大丈夫なように仕上げた」とお二人は言っていました。
販売先が「法人向け」のみながら、若い人たちはぜひバイト先で乗って「電動車の良さを実感して」と願っていました!
ホンダ ジャイロ e:
(取材協力)
本田技研工業株式会社
株式会社ホンダモーターサイクルジャパン
(写真・文)
森井智之

