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【KYMCO Downtown 125i ABS】125ccとは思えない大きな車体。 それが、実はおおきな魅力なのだ。

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  • 2021.11.15

今回は「KYMCO Downtown 125i ABS」をご紹介します!

  • 125ccスクーターらしからぬ車体の大きさ!

KYMCOのDowntown 125i ABSが他の原付二種クラススクーターと違うところは125ccクラスとは思えないくらい車体が大きいことだ。全長2,250mm、ホイールベース1,553mmという数値は250ccクラスのスクーター並かそれを上回っている。詳しいことを何も知らなかったら、初見で125ccだなんて思うことはないだろう。それで多くの人がまず最初に思ってしまうのが、この車体を水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒124.8ccがちゃんと動かせるかどうかだろう。筆者も例外ではなく、乗る前にそこが気になった。


単純に前に動くというだけなら問題はないだろう。重要なのは、一般道でコミューターとして使うシーンで、満足できる走りができるかどうかだ。最大出力= 10.5kW(14.3PS)/9,000rpm、最大トルク=10.8Nm/7,000rpmのスペックはこの排気量クラスとしては高い数値。それでも装備重量178kgは決して軽いとは言えない。実際に乗ってみると、これが驚くくらい普通に走れてしまった。CVTの変速設定が巧みなのか、街でのストップ&ゴーなど日常的な使い方において不足だと思わせない加速。


9千回転近くの高回転まで使いながら、速くはないけれど不満になるほどもたつきはなく、スルスルっと速度が伸びていった。巡航走行からスロットルを大きく開けて追い越し加速をしてみても、レスポンスよくパワフルな高回転まで回るからもどかしくもない。個人的にはこれだけ走ったら十分といえる感想を持った。そうなると、大きなボディのメリットがより魅力的に感じてくる。まずは居住性がいいこと。フラットフロアではなくセンタートンネルがあるタイプで、フットレストの傾斜した部分に足裏を載せると、膝は90°以上開いて窮屈さを感じさせない楽ちん姿勢。


段付きシート形状によりお尻が下がらず、膝が開いても力を入れて踏み込め体を安定させることができる。だらりと力を抜いて乗っているのも、ワインディングでホールド感を高め車体と一体になって走るのも可能だ。ビッグスクーターと呼ばれる250cc以上のクラスと乗車感覚と変わらない。さらに、タンデムシートの面積も広くて前後の長さに余裕があるから後席も広々。スクーターを選ぶ理由の大きな要素に高い利便性があるだろう。そこも大きい車体の恩恵がある。


大きなシート下は大容量のトランクスペースが存在。形状はシートと一緒で前後に長く、ヘルメット2個を余裕で収納。前側ヒンジで、なんとガスダンパーを使っているから軽々とオープンできてその状態を維持できる。中には外光センサーで光るLEDランプも装備。向かいにはグローブボックスが左右にあって、左側にはUSBソケット付。気になるのはシート下スペースを最大限に活かした便利さと引き換えにシート高が810mmとやや高めなことだ。身長170cmの私では両足のカカトまで接地しない。


走るとホイールベースが長いことも味方して、ゆすられるようなピッチングモーションがおだやかでフラットな乗り心地。フレームと前後のサスペンションの剛性に頼りなさはない。このへんも250ccクラスに近い。120/80-14 58S、150/70-13 64Sサイズのタイヤを前後に履いたハンドリングはクセがなく、リーンさせて危なげなところがない安定したコーナーリング。ABS付のブレーキもしっかりとした減速ができ、なかなかどうしてスポーティーにも走れてしまう。スタビリティも良好。フロントに大きなスクリーンもあるから高速道路にのれないのが口惜しい。


各部の作り込みも125ccスクーターらしからぬもので、上の排気量クラスのスクーターと比べても見劣りしない。サイズ的に250ccスクーターが欲しいけれど、保険や維持費の安さなど様々な理由で原付二種しか持てないという人にとって適した1台。他の対抗馬が思い浮かばないくらい。思いつきをカタチにするだけでなく、ちゃんと使えるものに仕上げていることを素直に評価したい。

  • 装備・車両詳細

テレスコピックフォークのインナーチューブ径はφ37mm。このフロントには14インチのアルミキャストホイールを履いて、φ260mmローターのシングルディスクブレーキ。標準で装備されたABSの制御ユニットはBOSCH製でリアにも付く2チャンネル。フォークアウターを覆う尖った形状でスポーティーなフェンダー。スタイリングはイタリア人デザイナーがやったという。


剛性の高いダブルスイング式ユニット。リアブレーキはφ240mmローターを採用。リアホイール外形は前より1インチ小さい13インチ。タイヤは150/70-13 64S。奥に隠れた4ストロークOHC4バルブ単気筒エンジンは水冷。バンク角は最大39°あり、速度をのせたコーナーリングも楽しめる。燃料タンク容量は12.5リットルと大きめ。このボディーカラーはマットグレイメタリック。他にマットホワイトとパールブラックもある。


シャッター付キーシリンダーは樹脂カバーされたハンドルの手前。シート開閉もここでできる。左右のブレーキレバーが調節可能なのを大いに評価したい。メーターはアナログ表示のスピード&タコの間に液晶画面をレイアウトしたマルチファンクションメーター。液晶にはオド、トリップ、時計、水温計、燃料計、外気温計、瞬間燃費計などをデジタルで表示する。自動発光指針で、バックライトはブルーに光る。ハンドル下の左右には下ヒンジで手前に開く開閉式グローブボックスを備える。左側には標準でUSBアクセサリーソケット付。


●Downtown 125i ABS 主要諸元

■エンジン種類:水冷4ストローク単気筒DOHC 4バルブ ■総排気量:124.8cm3 ■ボア×ストローク:--×--mm ■圧縮比:-- ■最高出力:10.5kw(14.3PS)/9, 000rpm ■最大トルク:10.8N・m/7,000rpm ■全長×全幅×全高:2,250×780×1,345mm ■ホイールベース:1,553mm ■シート高:810mm ■車両重量:164kg(乾燥) ■燃料タンク容量:12.5L ■変速機形式:CVT ■タイヤ(前・後):120/80-14 58S・150/70-132 64S ■ブレーキ(前/後):シングルディスク/シングルディスク■懸架方式(前・後):テレスコピック式・ダブルスイング式 ■車体色:パールブラック、マットホワイト、マットグレイメタリック ■メーカー希望小売価格(消費税10%込み):528,000円

■試乗・文:濱矢文夫 ■撮影:渕本智信 ■協力:KYMCO JAPAN http://www.kymcojp.com/

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