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ヤマハ コミュニケーションプラザ 展示車両レポート! Part2

  • 最新ニュース
  • 2020.02.03

ヤマハ発動機株式会社にあるショールーム 「コミュニケーションプラザ」展示車両のレポートPart2です!

静岡県磐田市のヤマハ発動機株式会社にあるショールーム 「コミュニケーションプラザ」(入場無料)。


ヤマハ発動機の製品を展示するスペースとして様々なジャンルをレイアウトしていますが、今回はバイク関連のPart2をレポートします。


このスペースは、”キーワードは「コミュニケーション」”をコンセプトにヤマハ発動機の製品を愛するファンをはじめ、社員と取引先の情報交換や交流の場とすることで、ともにスキルを高め合う場とすることを目指しています。


今回は2階部分を紹介します!(取材は2019年12月に行いました)


Part1のレポートはこちらから!

https://www.moto-auc.com/report/news/part1

  • ヤマハ発動機やレース車両の歴史

2階は「企業活動や製品の歴史」をテーマに展示。


エスカレーターで2階に上がって右手にあるのが「プラザラウンジ」。


ここは関連書籍や歴史的な刊行物のライブラリーになっています。


入口脇には「パッソル(右、1977発売)」と「パッソーラ(左、1978発売)」を展示(イメージキャラクターは八千草薫さん)。


中央の画面に表示された当時の売価はパッソルが69,800円、パッソーラが97,000円!


中央左下のカタログには「ヤマハ ソフトバイク」のラインナップで他に「パッソルD」、「キャロット」、「マリック」、「リリック」が記載されています。気になる人は下記の「デジタルライブラリー」で探してみては?

https://global.yamaha-motor.com/jp/showroom/cp/lib...


「ヤマハ発動機の歴史」入口。

ここから先は「ヤマハ発動機の歴史や創業以来の代表的な製品を紹介」、「ブランドの礎、企業のDNAとなっているレース活動」の展示をしています。


トップ写真左上は製品第一号の「YA-1(1955)」。栗茶色とスリムな車体から「赤トンボ」の愛称で呼ばれました。


「YA-1 第1回浅間高原レース仕様 レプリカ(1955)」。1955年に開催された「第1回全日本オートバイ耐久ロードレース」で125ccまでのクラスで優勝。1周19.2kmのダートコースで行われたレースで走った改造レーサーのディティールが興味深いです!


「レース車両の歴史」エリア。

ロードレースで使用されたマシンのヒストリーを各パネルで解説。


現在の展示車は市販車を含め、下記のページで見られます。

https://global.yamaha-motor.com/jp/showroom/cp/col...


(右上から時計回りに)

・(右)YZR500 (1978)、(左)YZR500 (1975)

・TZ250M (1993) 世界GP 250ccで原田哲也がチャンピオンを獲得。

・YZR500 (1992) ウェインレイニーが1990年からGP500で3連覇を達成。

・YZR-M1 (2015カラー) 。MotoGPマシンも展示。


・YZR500 タンデム仕様 (2002)。

実際にレースで使用していたマシンをベースにタンデムシート、ステップ、(タンク上部の)グリップを加えた特別仕様(1999から2002まで製作)。イベントで記者やゲストを乗せたデモ走行のライダーは「マモラ乗り」で有名なランディ・マモラ!これはタンデムで走っているところを見てみたい(笑)。

  • 創業以来の代表的な製品を紹介

「製品の歴史」エリア。

コミュニケーションプラザで展示されている車両は、いずれも走行可能な「動態保存」を旨としています。実走テスト等の詳しい内容は下記のページで見られます。

https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/life/55mph/resto...


70年代のエリア。55年から年代別に分けて展示されていますので、見る人それぞれに思い入れがあるエリアで足が止まりそうですね。


(右上から時計回りに)

・SC-1 (1960)。ヤマハ初のスクーター。

・XS-1 (1970)。ヤマハ初の4ストロークモデル。愛称「ペケエス」

・(左)TX500 (1973)。ヤマハ初のDOHCモデル。

 (右)XT500 (1976)。第1回パリ・ダカールラリー優勝車のベースモデル。

・RZ250 (1980)。2スト レーサーレプリカブームの先駆けとなったモデル。


(左)DT-1 (1968)。「トレール」という新ジャンルを築いたモデル

(右)FS-1 (1969)。50ccながら最高速は時速95キロ!


 (左)TZR250 (1985)。「スーパースポーツ」カテゴリー発端のモデル。

(右)RZV500R (1985)。2ストローク・V4エンジン搭載。


(右上から時計回りに)

・VMAX (1990)。20年以上のロングセラーモデル。

・(左)XJR400(1995)。(右) SRV250 (1992)。

・ドラッグスター1100 (1999)。

・RZ50 (1998)。2スト「最後の国産スポーツモデル」(2007販売終了)


「オフロード レース車両」エリア。

・YZE750T スーパーテネレ (1991)。パリ・ダカールラリーの表彰台独占。


2019年の鈴鹿8時間耐久ロードレース参戦のYZF-R1と「テック21」カラーのマシンを展示。


ヤマハ コミュニケーションプラザ

https://global.yamaha-motor.com/jp/showroom/cp/


・開館日は下記ページから。

https://global.yamaha-motor.com/jp/showroom/cp/inf...


・アクセス、駐車場等は下記ページから。

https://global.yamaha-motor.com/jp/profile/map/018...

(取材協力)

ヤマハ発動機株式会社


(写真・文)

森井智之

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