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ホンダ 新型 PCX シリーズ 報道撮影・試乗取材会 (技術解説編)

  • 最新ニュース
  • 2020.12.24

​2020年12月11日(金)に神奈川県横浜市で行われた「ホンダ 新型 PCX シリーズ 報道撮影・試乗取材会」のレポートです!

2020年12月11日(金)に神奈川県横浜市で行われた「ホンダ 新型 PCX シリーズ 報道撮影・試乗取材会」に参加しました。


この日は、12月8日のニュースリリースで2021年1月28日(木)に発売がアナウンスされた新型PCXシリーズを展示し、各メディアにPCX、PCX160の試乗時間が設定されました。


ニュースリリース

https://www.honda.co.jp/news/2020/2201208-pcx.html


スタイリッシュな外観と環境性能に優れたエンジンなどが好評の原付二種・軽二輪スクーターであるPCXシリーズを発売に先駆けて撮影と試乗、開発者インタビューが出来ましたのでレポートします。


Part1は、ラインナップ&カラーリング紹介と技術解説です!

  • 「PCX」「PCX160」「PCX e:HEV(イーエイチイーブイ)」の3モデルで構成

新型PCXシリーズは、「PCX」、「PCX160」、「PCX e:HEV (イーエイチイーブイ)」の3モデルで構成。

PCXは、124cc 単気筒 水冷 4ストローク エンジン搭載 (中央)。

PCX160は、156cc 単気筒 水冷 4ストローク エンジン搭載 (右)。

PCX e:HEVは、PCXをベースに高出力リチウムイオンバッテリーをエネルギー源としてモーター(ACGスターター)に駆動アシスト機能を追加したハイブリッドシステムを組み合わせた原付二種スクーター(左)。


・マットディウムグレーメタリック (PCX、PCX160に設定)。

この色は新型PCXのイメージリーダーカラーとなり、「Metal Touch」を表現し力強い印象。


新型PCXは、初代から続く開発キーワード「Parsonal Confort Saloon」をさらに進化させ、「高級感のあるスタイリング」、「快適で上質な走り」、「優れた環境性能」により、グローバルで展開するプロダクトブランドのスクーターとして開発されました。

PCX、PCX160ともに車両重量は132kg。


・パールジャスミンホワイト (PCX、PCX160)。

水平基調で伸びやかなボディにエッジを効かせたラインが際立つデザインで、ワンランク上の上質さを表現。


マットコスモシルバーメタリック (PCX専用色)。

完全新設計のフレームで、軽量化と剛性の最適バランスによる「上質な走り」を実現。フレームボディ単体で-760gの軽量化を達成。


・キャンディラスターレッド (PCX、PCX160)。

パワーユニットは新設計エンジン「eSP+」。4バルブ機構、ショートストローク化、クランクまわりの高剛性化、ピストンオイルジェット、油圧カムチェーンテンショナーリフター採用等により、高出力と環境性能を両立。


ポセイドンブラックメタリック (PCX、PCX160)。

この車両はカスタマイズパーツを装着。純正アクセサリー等のパーツ類は、後日レポートします!

  • ハイブリッドシステムを採用する原付二種スクーター「PCX e:HEV」

PCX e:HEVは、パールジャスミンホワイトのボディに、ブルーの差し色を施したパーツのコンビネーションでコーディネートし、他と差別化。フロントサイドカウルに専用エンブレム。車両重量136kg。PCX e:HEVは展示のみ。


フロントまわりにおける灯火器の光り方は、歴代PCXを見分ける大きな要素ですが、新型はロービーム・ハイビームを横一列にし、上方に「シグネチャーランプ」と「5本の光のライン」を配置して、新しい発光技術による「さらなる進化」を感じさせるデザインに。(ロー&ハイビーム、ハザードランプ点灯状態)

PCX e:HEVのヘッドライトは、5本のラインが青く光る専用デザイン(写真)。


リアまわりは従来モデルの「X」に近い形状の赤い光に更なる磨きをかけ、車体側面へ伸びたレンズで立体的な光り方を追求。(ストップランプ、ハザードランプ点灯状態)

中央のストップランプは2本の強いラインを放つ「マルチオプティクス」技術を応用したもの。

PCX e:HEVのテールライトは消灯時に青みを帯びる、専用デザイン(写真)。


ハンドルまわりは、初代PCXからの「クローム・バーハンドル」を継承。

新型はラバーマウント構造のハンドルホルダーを採用し、ライダーの手に伝わる不快な振動を軽減。

スマートキーはボタンを大型化。


メーターまわりは従来のイメージを継承しつつ「進化の表現」と「視認性の向上」を目指してデザイン。

中央の大型スピードメーター&燃料計と左右のウインカー表示が目を引きます。(写真はPCX160でハザードランプ点灯時)

新たに「バッテリー電圧低下警告灯」を設定(PCX、PCX160)。

右上方に「ETCインジケーターランプ」点灯状態。


シート高は従来モデルと同等の764mmながら、前方を絞った形状とし足付きが向上。

リアグラブレールは、形状、肉厚を最適化し-310gの軽量化でマス集中化に寄与。


シート下ラゲッジボックスは、フレーム骨格のシンプル化とエンジン搭載形式の変更により容量を28Lから30Lに拡大(PCX、PCX160。PCX e:HEVは23Lから24L)。

写真の車両はPCX160で、Honda 二輪 ETC2.0車載器を搭載。


フロアステップは、フットスペース平面部を車体前方と外方向へそれぞれ30mm拡大し、自由度の高いライディングポジションを実現。


フューエルタンクリッドには燃料給油時に燃料タンクキャップを固定できるスペース(丸いくぼみ)を設定(特許出願中)。


フロント・インナーボックス(左側)にUSB Type-C ソケットを配置。


新設計の5本Y字スポーク アルミホイール。

フロントタイヤは、従来モデルの100/80-14から110/70-14に変更でワイド化し、エアボリュームを増加。

直径220mmのディスクブレーキ。フロントのみが作動するABSを全タイプに設定。


リアブレーキは新たに直径220mmのディスクブレーキを採用。

新型はリアタイヤを120/70-14から130/70-13とし、ワイド化と同時にインチダウンを実施。

さらにリアサスペンションはアクスルストロークを10mm増加で、リヤタイヤのエアボリューム増加との相乗効果で衝撃吸収性を高めています。

ここの部分は次回の試乗&インタビュー編で詳しくレポートします!


ホンダ PCX

https://www.honda.co.jp/PCX/

(取材協力)

本田技研工業株式会社

株式会社ホンダモーターサイクルジャパン


(写真・文)

森井智之

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