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【海外 台湾】バイク乗りなら一度は行きたい!海外ツーリング~台湾編(後編)~

  • バイクのツーリング記事
  • 2018.02.10

全国的に寒い日が続いています。バイクの窓口編集部(N)と(U)が、「視察」の名目で、12月に1泊2日台湾ツーリングを決行! そこはスケールの違うツーリングワールドが・・・。もちろん経費じゃなく、自費ですよ。


◆行きは海ルート、帰りは山ルートで

■復路は山沿い、320km、所要時間8時間54分って・・・

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Googleマップでルートを確認すると、復路予定の山沿いのルートは320km。

しかし所要時間8時間54分が気になります。

休憩そんなにかかるの?うそでしょ?と思いますが、朝飯を食べて、早めに出発することにします。


■2日目はいい天気!気温18℃で快適です

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  • まずは「太魯閣(タロコ)渓谷」をめざして出発!

昨日とかわって天気も良く、気温も18℃と暖かく絶好のツーリング日和です。

朝8:00、最初の目的地は「太魯閣渓谷」へ出発。


台湾屈指の景勝地で、花蓮市街から30分程度です。

道路も空いており、予定通り30分ほどで到着。


下調べはしていましたが、実物を見るのとは大違い、圧倒的な渓谷のスケール感。

迫力ある風景が何キロにもわたって続きます。


何度も止まっては風景に見入り、絶景を堪能しました!

ただし、いたるところ道路に大小の落石が落ちています。

こぶし大のものもありますので、行かれる方は風景に気をとられず、路面も良く見てくださいね。


■そそりたつ断崖の迫力は圧巻です

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◆え、標高2,500m?そんなに登るの?

1時間ほど「太魯閣渓谷」を堪能したあと、分岐点である「梨山」という街を目指し、

国道8号線のワインディングロードを登っていきます。


しかし、走り出して、30分、1時間、2時間・・・、登っても登っても全然「梨山」に着かない・・・。

道路もどんどん細くなり、林道のような感じになってきます。

朝は快適だったのに、どんどん寒くなってきます。


ふと道路横の看板に目が行くと「標高2,500m」!。

「富士山の5合目だって2,000mないでしょ。(U)君、どんなルート選んでるのよ!」と思っていたら、

サービスエリアのマークを発見!こんな山中に本当にあるの?


■標高2,000m超のサービスエリア。気温10℃。寒い!

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11:30「碧緑神木停車場」でコーヒータイム。

近くに雪山が見えるくらいの高原道路ですが、さすが国道。

ちゃんとサービスエリアでした。トイレも行けたし、温かいコーヒーでリフレッシュ。

7号線への分岐点である「梨山」を目指します。

(U)君もホッとしてます

  • ​やっと到着した「梨山」は果物の名産地。まさかの日本語が・・・

1時間ほど走って12:30「梨山」到着。

ここから国道7号線に右折して「宜蘭」方面に向かいます。

「梨山」は果物の名産地です。


この時期は、リンゴ、ナシ、ミカン等の収穫終盤のようで、

道路沿いではたくさんの果物売りの露店が並んでおり、ほのかな甘い香りが漂っていました。


■露店のおばあさんに、日本語で「おいしいよー!」って言われました

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1時間ほど山道を下っていき、「南山」という小さな部落で遅めの昼食と給油タイムは14:00。


絶対日本語なんか通じないと思ったのに、ここでもお会計時に食堂のお母さんが

「ドウモアリガトウ。ワタシのお父さん、お母さん、日本語喋れたから、ワタシも少しだけ。」。

こちらこそ、牛肉麺、美味しかったです。ごちそうさまでした。

■ごちそうさまでした!

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  • 「宜蘭」に向けて帰路を急ぐ

タイムスケジュールだと30分ほど遅くなっているようなので、

アップダウンと適度なワインディングが続く快適な道を「宜蘭」に向けて走ります。


一部悪路もあったものの、国道7号線は山道あり、平地あり、

適度な高低差とワインディングで楽しく走れます。

2時間ほどのドライブの後、「宜蘭」の市内に戻ってきました。


一気に交通量も増えて、緊張感も増します。

途中、交差点でホンダCB1100に乗った地元ライダーが、こちらをニコニコ見ています。

こちらも笑顔でGOODサインでお返ししました。


■夕方の「宜蘭」市内。「この先、右曲がるのかなあ?」の確認中。

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◆無事帰る事がゴールです

「宜蘭」の街を抜けて国道9号線へ左折し、台北に向かいます。

この時点で30分ほど遅れていたのですが、最後に絶景に出会えました。


9号線は峠越えのルートですが、路面状況も良く、

四輪、二輪問わず地元の走り屋が集っていました。


途中から見下ろす「宜蘭」の海岸線は絶景です。

最後に良いものを見せてもらいました。

■峠から見る「宜蘭」の街、絶景!

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残念がら明るいうちには帰れませんでしたが、ほぼ予定通り19時に店舗に到着。

山道や悪路もたくさん走ったので、バイクは泥だらけになってしまいましたが、無事到着。

店長さんに笑顔で迎えられて、ホッとしました。


Googleマップ上は550km位でしたが、迷ったり、ウロウロしたせいもあり、トリップメーターでは600km強でした。

実はレンタル契約上は1日あたり350kmの走行制限があり、

これを超えると1kmあたり何元加算されます・・・というルールがあったため、少し心配していましたが結果OK。

というか、高速を使わず一般道だけ、しかも観光しながらだと1日350kmもあれば充分かな?と思いました。


今回、(U)君と出した結論。

あらためて、「Googleマップの到着予想、超正確!」海外でもおおいに役に立ちました。

◆台湾で大型バイクをレンタルするポイント!

・まずはJAFで免許証の中国語訳を手に入れる

・どこでバイクを借りられるか事前にお店を調べておき、日程、費用を確認しておく

・できれば前日までにお店に行って、手続き等確認をしておく

・道具は貸してくれない(と思う)ので、ヘルメット、ウェア類、ツーリングネット等は要持参

・台湾は意外と標高差があるため、温度調節しやすいウェアを用意しておくこと

・当たり前ですが、交通ルールはあらかじめ学習しておくこと

・道路事情は基本的に日本と同じくらい良いが、落下物等が多いので注意!

・ナビ(携帯)は重要。モバイルバッテリーは必須。


みなさんも是非、海外ツーリングにチャレンジしてみてください。

日本では味わえない楽しさがありますよ。


■「輪胎城重型機車」さん、また次回もお願いします!


2月6日に発生した台湾東部地震において

被害に遭われました方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。

制作・協力

バイクの窓口事務局

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