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【静岡県】バイクの町、遠州浜松のちょっと変わったツーリングスポット紹介
- バイクのツーリング記事
- 2016.05.06
バイク乗りの浜松エリアでの見学ポイント、と言えば、ヤマハの総合ミュージアム“コミュニケーションプラザ”や、 “スズキ歴史館”は外さないところと思いますが、もうひとつ、バイクに関連する博物館があるのをご存知ですか。
ものづくり伝承館外観。昭和11年落成の木造建築物。元二俣町役場(天竜市庁舎)で登録有形文化財です。
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“本田宗一郎ものづくり伝承館”
今回おすすめするのは、“本田宗一郎ものづくり伝承館”。
浜松市天竜区二俣にあるこの施設は平成22年開館で比較的新しいのですが、
企業博物館ではなく、NPO法人が運営している施設なんです。
このNPO法人は、郷土の偉人である本田宗一郎氏の偉業を称えると共に、
考え方、ものづくりの精神を伝承する為に活動されているそうです。
訪問した際はカブを中心に比較的古めのバイクが展示されていました。 展示バイクは定期的に入れ替えるそうです。
初代カブ「F型」。 販売網も自転車店を新たに加えるなど画期的な手法で大ヒットしたそうです。
モンキーのデザイン画。 ズーマーみたいな案もあったんですね。
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”人となり”にフォーカスした展示
中にはカブを中心としたバイクも多数展示されていますが、
本田宗一郎氏の「人となり」にフォーカスした展示案内が中心になっています。
バイクの展示自体も興味深いですが、エピソードに見入ってしまいます。
25歳の時に当時木製だった車輪のスポークを鉄製にし、特許を取得する(!)など、
技術だけでなく経営センスも垣間見える部分等々、
本田総一郎氏はやっぱりすごい人だったんだと再認識します。
このようにただ展示するだけでなく、語録と組み合わせるなどの展示方法。右奥の夫婦は宗一郎氏の略歴に見入ってます。
ちなみにバイクはホンダ初の海外生産車”C310。タンクがシート下からフロントに変更などの特徴がみられます。
カブの展示POP。ホンダコレクションホールから貸与されているものもあるようです。
こんなパネルがいくつも。他には「当社は絶対に模倣はしない」といったホンダイズムの原点に通じるものも。
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アクセス便利、他にも見どころあり
国道152号線から一本入った道沿い、
新東名の浜松浜北ICからすぐなのでアクセスも便利です。
奥浜名も近く、オレンジロードなどワインディングもあり、
走りも楽しめます。
なお、最寄駅の天竜浜名湖鉄道、天竜二俣駅には、
全国的にも希少な転車台&鉄道歴史館もあります。
1kmちょっとと近いので鉄ちゃん系の方は是非。
伝承館オリジナルみやげ。 カブをモチーフにした日本手ぬぐい。
鉄ちゃんじゃなくてもおすすめ。この転車台も登録有形文化財です!
赤が伝承館、青が天竜二俣駅。ICから3Km程度とアクセス良好です。
浜松は他にも航空自衛隊のテーマパーク”エアーパーク”があるなど、
乗り物好きには楽しめる博物館がたくさんありますが、
それ以外にも、湖・砂丘・鍾乳洞・城など見どころいっぱい。
名物のうなぎも関東風・関西風それぞれ美味しい店がたくさんあります。
走りっぱなしじゃなく、バイクを降りてゆっくり見て回るのも楽しいですよ。
“本田宗一郎ものづくり伝承館”(浜松市天竜区二俣町二俣1112)
http://www.honda-densyokan.com/
ちなみにバイク乗りの鉄板観光名所はこちら。どちらも小一時間程度で行けます。
“ヤマハコミュニケーションプラザ”(静岡県磐田市新貝2500)
http://global.yamaha-motor.com/jp/showroom/cp/
“スズキ歴史館”(静岡県浜松市南区増楽町1301)
バイクの窓口編集部