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【青森県】青森西海岸・美味い物と温泉と世界遺産を楽しむツーリング
- バイクのツーリング記事
- 2016.07.05
一般的に「西海岸」と言えば、アメリカのカリフォルニアあたりを想像すると思いますが、青森県で「西海岸」と言えば、鰺ヶ沢や深浦のことを指します。
今回は弘前市を出発して世界遺産の白神山地へ抜けるルートを走ります。
ツーリングルート 約200km
弘前市~鰺ヶ沢町~深浦~黄金崎不老不死温泉~白神山地(県道28号線経由)~弘前市
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津軽VS南部
廃藩置県以前、津軽地方の中心地はここ弘前でした。
いや、今も弘前市民は中心地だと思っていることでしょう。たとえ人口が第三位だろうと、
新幹線が通っていなかろうと、弘前藩を有し、弘前城もある弘前市は中心であり続けるのです。
ライバルは同じく藩を有した八戸市です。 高校野球の地区予選などで双方の地区が対戦すると、
ちょっとした騒ぎになります。そんな微妙な関係を知っておくと、
より青森県を楽しむことがでるかも知れません。
津軽地方は日本有数のリンゴの産地で、日本では約2,000 種のリンゴが栽培され、
青森県内ではそのうち約40種が出荷されています。
夏の終わりから、つがる等の早生種が収穫され始め、10月にはピークを迎えます。
甘酸っぱい香りの中を走るのは、開放感のあるバイクだからこそ味わえる心地よさです。
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弘前より西へ!
弘前市より、西部に位置する鰺ヶ沢町は海産物の宝庫。
特に国道101号線は「焼きイカ通り」と呼ばれ、あちこちでイカやホタテを焼く香ばしい香りが漂います。
食事や買い物には役場近くの「海の駅わんど」も見逃せません。
「わんど」とは津軽弁で「わたしの」と言う意味。旬(夏)のイカは新鮮で、驚くほどのおいしさです。
更に西に行くと、深浦町があります。
名所千畳敷海岸は、1792年(寛政4年)の地震により隆起して出来たと言われる岩床の海岸で、
畳が敷かれているように見えることからその名が付きました。
国道は素晴らしい光景に並行しているので、わき見運転に注意しなくてはなりません。
夕暮れはオレンジの中に黒い岩陰が浮かび上がり、幻想的な風景を作り出します。
ツーリングライダーの間で「波しぶきを浴びる温泉」として人気が高いのが、黄金崎不老ふ死温泉!
海面の高さと同じに位置する海辺の露天風呂は野趣に溢れ、
どこまでが海か分からない錯覚に陥ります。
右側が女性専用露天風呂、左側が混浴露天風呂と別れているので、女性でも安心です。
露天風呂の日帰り入浴は8:00~16:00(受付15:30まで)になっているので注意してください。
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白神山地までの道は要注意!
白神山地へ続く県道28号線はダートが永遠と続くので、オンロードバイクには厳しいかも知れません。
道幅が狭く九十九折なカーブが続くテクニカルコースは秘境に向かうのに似つかわしいですが、
マイクロバスも突っ込んでくるので、スリル満点です。
本来ならビジターセンターにバイクを止めて山道を散策したいところですが、
走りながら景色を見るだけに留めました。それでもブナの原生林の雄大さを感じることができます。
今回はご紹介できませんでしたが、青森県の有名なツーリングスポットとして
津軽岩木スカイラインがあります。
こちらも、青森の自然を堪能できる人気コースですので、青森に行った際にはオススメです。
バイクの窓口編集部