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【鳥取】因幡の白兎タンデムツーリング(・T・⊂・Y・)=3

  • バイクのツーリング記事
  • 2023.12.12

【yz-3のエンジンあたためますか】vol.25。今回yz-3ご夫妻は、鳥取県の因幡へ日帰りツーリング!とある神社への参拝が目的です♪

バイクの窓口読者のみなさまごきげんよう。

夫婦ライダーのyz-3(と夫のトムドール)です。

今回我々は、とある神社へお参りすべく、愛知県~鳥取県の弾丸日帰りツーリングを敢行しました。

 

 

  • いざ鳥取へ!

ある土曜日の早朝、3:30。

深夜とも早朝ともいえない真っ暗でしんとした空気に、思わず身が引き締まります。

出発時間がやたらと早いのは、今回は愛知県から鳥取県への弾丸日帰りツーリングだからです。

久しぶりの早朝スタート&ロング?ツーリングに意気揚々と出発するも、さっそくガソリン残量に問題が。なんと、あと100km程分しか残っていないと言うではありませんか。

ガソリン残量を気にしながらのツーリングほど気の休まらないことはありませんから、さっそく土山P.A.で給油します。

 

ついでにサイドパニアへ忍ばせておいたワークマンの冬用パンツで厚着して、来る寒さに備えておきましょう。ツーリングの鉄則である「寒くなる前に厚着をし、雨が降る前にカッパを着ろ」を従順に守る私です。

さてこれで一安心、どうせ寒いのは鈴鹿くらいやろ。

と、甘い見通しのまま、調子良く滋賀、京都、大阪を越えて順調に西へ行く我々。そんな我々を嘲笑うかのごとく、凍てつく笑顔で我々を迎えましたるは、我らが神戸市さんです。特に神戸市北区ってのは、まぁ寒いんです。これ以上は凍え死ぬと判断した我々は、6:00頃に赤松P.A.でトイレ休憩を取りました。

 

寒さで志気が上がらないとはいえ、寒さで震えてばっかりなのも味気ない…というか、今まで何度か書いておりますが、実はGSのタンデム時は、先頭のライダーよりも後ろのタンデマー側のほうが寒いのです!

昨今のバイクというのはですね、空気力学的により走りやすく抵抗少なくライダーに快適な走りを提供すべく高度に計算されて作られておるのでしょうが、それはタンデマーにまでは及んでいないと思われます。いや、あくまでイチ感想ですが。

寒さが何よりも苦手でお馴染みの私yz-3。有無を言わさず夫をタンデムシートへ押し込んで、運転席を確保します。

あらぁ温かいですねぇ~いい子だねぇ~とムツゴロウさんのように上機嫌になった私は、中国道をグイグイ西へ進み、日が昇り温度も上がり、程よく疲れたタイミングで再び夫へ運転をバトンタッチしたのでした。

 

  • 因幡の白兎にまつわるエトセトラ

西へ走り続けて、時刻は8:15。

目の前の日本海を西へ曲がってすぐに、目的地である白兎の里に到着しました。

 

白兎海岸と道の駅神話の里白うさぎ、そして白兎(はくと)神社の3箇所はすべて隣接しているため、徒歩で楽々回れます。

道の駅へバイクを停めて、まずは朝ごはんを食べることに。

道の駅クレジット使えない問題にハラハラしつつも、PayPayが使えたので無問題。

白兎海岸を眺めながら、美味しいメロンパンと温かい飲み物で、ようやく一息つけました。

メロンパンは全身が美味しい(中身もしっとり美味)ので、個人的におすすめです。

お客さんが少ない朝のうちに、お土産(+戦利品)も購入しておきましょう。

こちらの道の駅には、駅長として本物の白兎ちゃんがお勤めしており、いと可愛い。

シャイなのかなかなかこちらへお顔お見せてくれないので、現地へ直接会いに行くことをおすすめします。

 

腹ごしらえが済んだので、白兎海岸をおさんぽしましょう。

かの有名な因幡の白兎伝説で、白兎がワニ(鮫ですね)を騙して渡ろうとした淤岐ノ島はわりに近いところに見えます。

…なんというか、岩やなって感じ。

わざわざ危険な橋、もといワニを渡ってまで、白兎があの島へ行くほどの理由が考えつかない私は、ロマンのない女なのでしょうか?

一抹の疑問を胸に、お次は白兎神社へお参りします。

こちらの神社はめちゃキュート♡

 

灯篭?の上には色々なポーズの兎様に、鳥取らしく砂の像もおわします。

 

社前には白兎が身体を清めたという身洗池(みたらしいけ)もありました。

…うん、めっさ緑。

美しいとは形容しがたい池ですが、しかし、もし自分の皮が剥がされた上に、塩水で洗って痛みにのたうち回っている状態なら、おそらく白兎と同じく身体を清めさせてもらったかもしれません。

まぁ、こんな考え方をしているうちは、池を使わせてもらえないかもしれませんね。

 

さて、いよいよ参拝です。

白兎神社は神話「因幡の白兎」の故事により、日本の医療、動物医療の発祥の地と云われており、また、大国主命と八上姫の縁を取り持ったことから縁結びの神様として、2010年に「恋人の聖地」と認定模されているそうです(白兎神社HPより要約)

 

お社でしっかりご挨拶をさせていただいた後は、社務所ではお守りや交通安全ステッカーなどを拝見します。

これまたキュートな兎モチーフに、可愛い♡という感想が止まりません!

悩んだ末に、交通安全ステッカー、色々な意味で良いご縁を求めて、兎型のお守りなどを授かりました。

ところで、神社の参道入り口前には、「うさぎ焼き」なるたい焼きチックなお菓子を販売している小さなお店があり、さらに、白兎ならぬ白猫がおわします。トラ猫や黒猫などもいますが、やたらと白猫が多いのは、やはり白兎神社だからなのでしょうか?

猫たちにほっこりしつつ、うさぎ焼きちゃんを1匹購入しました。

 

  • 急いで名古屋へ!

そんなこんな気付けば10:00。

目的を果たしたので、さくっと家に帰りましょう。

来た道を戻り、11:30に加西P.Aで休憩&給油します。

本当はゆっくりと色々な道の駅やP.Aを堪能したいところですが、愛知県は夕方頃から雨予報が出ているため、雨に降られる前の帰宅を目指してさっさとバイクを走らせます。

道程は順調ながら、悲しいかな、yzー3のインカムが充電切れに。

運転中はインカムがなくても暇しませんが、タンデムシートに回ると途端に暇になるのが辛いところです。

13:30に大津P.Aでトイレ休憩をとり、Tへ運転をバトンタッチ。

 

インカム充電切れによりとんでもなく暇になった私は、脳内で大好きな映画『もののけ姫』をフル再生することに。

静かなオープニングから一転、おどろおどろしいタタリ神の登場シーンという緩急っぷりに打ち震え、アシタカとヤックルの旅路、バイオレンスなモロの強襲、それに動じないハードボイルドな烏帽子御前、アシタカとサンの対面シーン…etcetc…

素晴らしい久石譲の音楽と映像美、宮崎駿の描き出す世界と素晴らしい声優陣に陶酔していると、驚くほど速く時間は過ぎていき…

気がつけばなんと15:08、無事に帰宅していたのでした。

あっという間の鳥取ツーリング。

白兎様と白猫ちゃんたちよ、また会いに行くよ、ヤックル(GS)に乗って。

などともののけ姫の余韻抜けやらぬままに、そう呟く私なのでした。

ちなみにこちらが今回の戦利品です。特にステッカーがめちゃ可愛くてお気に入りです。

 

おまけ

翌朝、神社前で購入した「うさぎ焼き」を食べてみました。

わーいピンクのうさぎさん♪

可愛い…かわ…っ…わァ……あ…

購入から1日が経ち、なお、ふんだんに水分を含んだもっちりとしたピンクの皮は、なんとも言い難いリアリティがあり、なんというか、気軽に可愛いとは言えないオーラをまとったうさぎ焼きちゃん。

これはあれかな?

白いうさぎ焼きは、ワニ(サメ)に皮を剥がれる前のうさぎで、ピンクのうさぎはワニに皮を剥がれたウサギを表してるって…コト!?

…たぶん、違うな。

センシティブな画像だと注意書きが出てこないかちょっと心配ですが、一口かじればもっちりな皮と甘いあんこがお口に広がって…うまい!

これがうさぎ美味しいかの山ってやつですね!(違う)

忘れがたき鳥取県。次回はもう少しゆっくり回ってみたいものです。

 

<関連リンク>

白兎神社

道の駅神話の里 白うさぎ

 

制作・協力

yz-3

バイクの窓口編集部

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