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次はどこへ向かうのか!?ミステリーラリーツーリング【GO/ST】の魅力
- バイクのツーリング記事
- 2022.08.03
【あみ into MOTO】vol.28。ラリーイベントにハマり中の亜美さん。今回はオンラインで運営されるラリーツーリング『GO/ST(ゴースト)』に参加されました!
ここ最近、いろんなラリーイベントに参加して、その楽しさにハマり中の私。以前参加した「Door of Adventure」や「SSTR」に続いて、今回参加したのは、その名も『GO/ST(ゴースト)』。
GO/STはすべてオンラインで運営されるラリーツーリング。エントリーから走行、そしてゴールまで、必要な機材はスマートフォンだけ。イベント開催期間(約1カ月)内であれば、自分のスケジュールに合わせてスタート、中断、再開など自由。また、走るルートも自分好みにアレンジ可。
次から次へと指示されるチェックポイントを目指し、これからどこへ向かうのか・・・どんな道を走るのか・・・、それは行ってみないとわからないまさに、ミステリーツーリング・・・、といったところでしょうか。
今回、初参加の私も、また新しい発見があり、目からウロコが落ちるような知見も得られて、本当に面白かったです。旅が好きな方、長距離を走るのが好きな方、または走る目的を探している方など、ぴったりとハマるんじゃないでしょうか。
【目次】
1.すべてがオンライン運営のGO/ST
2.時間に縛られないGO/STの自由な旅
3.旅路はさまざま、そして同じ場所へ
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すべてがオンライン運営のGO/ST
GO/STのルールは一度理解すればいたって簡単。「参加したい!」と思ったら、イベントのエントリー開始後、公式サイトからWEBエントリー。すると、後日メールで開催インフォメーションが送られます。
詳しい説明が記されたGO/ST開催インフォメーションをもとに、自分のゼッケンステッカーを出力します。
■メールで送られる画像データから自分で出力可能
GO/STインフォメーション記載の通り、コンビニの“ローソン”にて『シール印刷』で出力しました。ゼッケンステッカーにサイズや書式などの規定はなく、さらに言うと“(ゼッケン)貼っても貼らなくてもOK”という、自由度の高さ(笑)。
けどやっぱり、ラリーイベントに参加するなら気分的にも貼りたいです!
■ローソンのシール印刷で出力。この活用方法は感心しました!
さて、GO/STでは、ラリーに参加する車両の種別は問いません。バイクはもちろん、自転車や徒歩、クルマでも参加可能、家族や仲間も一緒に楽しめます。
当初から、『きっと長距離・長時間のライディングになるだろう・・・。もしかしたら宿泊を伴うかもしれない・・・。』そんなことも想定して、快適性と積載能力の高い乗り物がいい。
さらに、リアルな風を肌で感じられ、“ツーリング旅”を楽しめる乗り物、カンナム スパイダーF3リミテッドをチョイスしました。
GO/ST出発当日の朝、スマホに送られてきたスタート地点に、カンナム スパイダーで参上した私。
いよいよ旅がスタートです。
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時間に縛られないGO/STの自由な旅
日本中の様々なエリアに焦点を置き、そのエリアごとに「●●ラウンド」、「△△ラウンド」などで名称分けされるGO/ST。この「ラウンド(Rd.)」とは、最終のゴール地点は、一番最初のスタート地点に戻ってくる「Round方式」・・・という意味が込められています。
そして今回私が参加したのは、2022年5月中旬から6月中旬頃までの期間で開催されていた『【初夏】GO/ST Rd. BigFoot』です。
公式のイベントインフォメーションによると、
『Rd. BigFoot」ルート概要:世界屈指の独立峰である富士山の裾野(foot of mountain)の広大なエリアをめぐる旅。富士箱根伊豆国定公園を含む西関東全域。予想総走行距離は400km前後になります。』(公式サイトより抜粋)
連日夏日が続いていたこの時期、避暑ツーリングにはピッタリのエリアでした。
■Googleマップを使ってGPS検索
目的地(チェックポイント)は全て、スマホに送られてくるGPSポイント(座標)で指定されます。今回スタート地点だった所沢航空記念公園も、Googleマップを使い、GPS検索して辿り着きました。(このスタート地点もエントリー時の選択肢によって人それぞれ異なります)
これから向かう場所の住所も名称も記されていない、ただ数字が羅列しているだけのGPSポイントでは、自分はこれから何処へ、どんなルートを走るのかわからない・・・という面白さがあって、ワクワクします。
無事にチェックポイントに到着したら、スマホから次のGPSポイントを受け取り、さらに次のチェックポイントへ移動・・・と繰り返し、GO/STのミステリーツーリングが進んでいきます。
全部で何か所あるかもわからない、各地に点在するチェックポイントを1つずつクリアしていかないと、次に進めないのです。
■GO/STの特設サイトを使って進みます
各チェックポイントでは、“その場所に行かないとわからない” 独特なクイズがスマホから出題されます。例えば、「そこに立っている電柱の番号は?」とか、「石碑に書いてある年は(西暦)?」とか、「そこにある●●会社の看板、電話番号の下4桁は?」などです。
このクイズに正解しないと、次のGPSポイントが受け取れない!・・・だから、行くしかないのです!笑
ただ、この道中がまた、素敵な景色や道ばかりで感動が多い。
私の場合、Googleナビが示すままに進んだ全行程ですが、それでも初めての場所や知らない土地に触れられ、とても新鮮でした。
各チェックポイントを欠かさず通過さえすれば、そこに辿り着くまでの道のりは人それぞれ自由です。私のように、Googleナビを使うルートがおそらくGO/STを完走する最短ルートなのでしょう。
途中、林道があれば、林道に入ってもよし、お土産を買いに寄り道をしてもよし。このGO/STをどんな旅にアレンジするかは自分次第なのです。(ちなみに最終リザルトで、たくさん距離を走ったライダーさんには賞典があります)
■観光しながらツーリングを楽しめる
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旅路はさまざま、そして同じ場所へ
私のGO/STの旅は、2日間で完走しました!初日は早朝から出発したにも関わらず、その日の夜20時くらいまでチェックポイントを探し求め、急遽 必死に探して予約ができた宿は静岡県富士宮市のビジネスホテルでした。まさに「メシより宿」。笑
結構な長距離をラリーツーリングするので、なかなか1日で完走を果たすライダーさんは少ないとは思いますが、私のように、週末の2日間でゴールする人や、開催期間(約1ヵ月)の間で「中断」と「再開」を繰り返し、ゆっくりじっくり楽しむ方など様々です。
また、全てがオンラインのイベントでありながら賞典が用意されているのも、参加者にとってはモチベーションが上がります。たくさん距離を走った方に贈られる賞や、道中に偶然出会う、同じGO/ST参加ライダーと“出会った数”を競うなど、走る以外にも楽しさがあるのも魅力。
私も、チェックポイント最終のほうで同じGO/ST参加のライダーさんに出会い、嬉しくてつい声を掛けてしまいました。車体に同じゼッケンを掲げているのを見ると、なんだか同じ道を走ってきた『仲間』に再会したような気持ちになれて ほっこりします。
■GO/STは初開催からずっと参加し続けているというGSライダーさんに遭遇。今回のRd. BigFootは、5日間かけて1,000km以上走ったというから驚き!(尊敬)
ちなみに私の最終リザルト(総走行距離)は498kmで、貧弱です(笑)。とても、“たくさん距離を走った賞”には届きませんが、それでも「GO/ST楽しかった!」って、自信をもって言える大満足のラリーツーリングでした。
GO/STで走る道はすべて舗装路、公道を走れる一般的な車両すべてで参加することが可能です。
クルマで家族とドライブ気分で、または仲間と一緒に楽しんだり、ひとりでじっくり旅を満喫するのも素敵ですね。
きっとまた素晴らしい景色に出会えるはず。次回GO/STの開催については、【Door of Adventure】公式ホームページや、SNSをご覧ください。
【関連リンク】
【過去の記事(Can-Am)】
■ Can-Am Rykerとのツーリングレポートいろいろ。Can-Am Spyder F3 Limitedへ乗り換えます
■ 真夏の女子旅!ライカーツーリングで豪華なグランピングを体験
<プロフィール>木村亜美
東京出身、タレント・ライター・YouTuber。
雑誌広告、映像など各種メディアで活動するかたわら、バイク・クルマ・カンナム・水上バイクなど公私ともに乗り物が大好き。
所有バイクはaprilia TUONO V4 1100 Factory、Harley-Davidson PAN AMERICA1250S、KTM150EXC TPI、HONDA CRF125F、YAMAHA WR250R、Can-Am Spyder F3 Limitedなど。