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【北海道】利尻島 夢の浮島ツーリング
- バイクのツーリング記事
- 2016.07.15
北海道のツーリングの定番として特に有名なのは日本最北端の碑がある宗谷岬です。「最北端」と言う響きには、多くのライダーの旅情を誘います。今回は最北端の島々にも足を延ばしてようということで、稚内港からフェリーで行く「利尻島」をご紹介いたします。
<ツーリングルート>
稚内フェリーターミナル→ハートランドフェリー(100分)→利尻島鴛泊港→オタドマリ沼→
仙法志御崎公園→沓形岬公園→利尻ふれあい温泉→姫沼→利尻島鴛泊港
利尻島を目指すには稚内港からフェリーを使います。利尻島までの所要時間は約1時間40分です。
利尻島の語源はアイヌ語のリー・シリ(高い島)。
その名のごとく、利尻山を主体とした火山島ですが、有史以来噴火の記録はありません。
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利尻特産品の香りが漂うツーリング
フェリーに約100分揺られ、ようやくたどり着く利尻島。
エンジンを始動しながら、まず感じるのは島特有の香りかと思います。
香りの元は島の特産品である利尻昆布。
利尻昆布漁は朝早く行われ、昼間に天日干しをするので、
島のあちこちから昆布の良い香りが鼻腔をくすぐります。
もう一つ有名なのがウニです。「利尻昆布を食べて育つから格別に美味い」そうですが、
真相の程は定かではありません!?
資源保護のため、ウニ漁は6月~9月の3ヶ月だけ行われます。
ウニ漁は、小舟に乗った漁師が四角い箱で海中を覗きこみ、ヤリのようなもので引っ掛けます。
エゾムラサキウニをノナ、エゾバフンウニをガンゼと呼びます。ガンゼの方が味がよいとされ、
高値で取引されているようです。値段は高くても、ここはガンゼを注文しました。
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利尻山とオタドマリ沼
海岸線沿いに時計回りに走ると、30分ほどで”オタドマリ沼”に到着します。
北海道土産で有名な「白い恋人」のパッケージは、オタドマリ沼から見た利尻山そうです。
初夏から夏にかけて、エゾカンゾウやクロユリなどの花々が咲き乱れます。
薄黄色の「リシリヒナゲシ」は、利尻島の固有種ですが、そのへんに咲いているので、
踏みつけないように注意しなくてはなりません。
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アザラシに逢える公園!?
海浜公園である仙法志御崎公園では、人工のプールでなんとアザラシが元気よく泳いでいます。
冬に親とはぐれた子供のアザラシを保護することもあるそうで、そうでない場合は水族館などからのレンタルだそうです。
利尻島でのツーリングの締めは湯につかりながら見る夕日!
利尻島に温泉は二つありますが、その一つが、沓形にある「利尻ふれあい温泉」です。
炭酸水素の泉質はとても温まり、湯上りのアイスが美味い! 利尻山は見えませんが、沓形岬公園に沈む夕日が絶景です。
利尻島は一周50㎞程度。3時間程度で回ることもできますが、利尻山への登山をする場合には3日間は欲しい所です。
ベストシーズンは6月から8月ですが、9月下旬には鮭の遡上を見ることができます。
ガソリンスタンドが少なく、ほぼ日曜日が定休日ですので、注意してください。
バイクの窓口編集部