他カテゴリ記事を絞り込んで探す

他エリアのツーリング記事を絞り込んで探す

【北海道】ゼロ・プラスBHSの“北海道ツーリングパック”を利用してみた

  • バイクのツーリング記事
  • 2020.08.07

バイク乗りなら憧れる北海道ツーリング。 バイクの窓口編集部員が、バイク輸送で提携しているゼロ・プラスBHS社の“北海道ツーリングパック”を利用してツーリングに行ってきました。サービス対応を中心にレポートします。

  • 自宅ピックアップはやはり便利、しかも安い!


ゼロ・プラスBHS社のバイク輸送は、通常の“近くのデポ”への持ち込みから“目的地近くのデポ”までの配送ではなく、“自宅”からの引揚から“千歳営業所”までの配送になります。

また、オプションでバイクの配送とあわせて荷物の配送もやってくれます。

私はパニアケースに必要な道具を詰めたので利用しませんでしたが、文字通り“手ぶら”で北海道に行けちゃいます。


デポ方式だとバイクを自分で持ち込む必要があるのに対し、ゼロ・プラスBHS社は自宅までピックアップしに来てくれますが、やっぱりこれが便利。

しかも、ピックアップしに来てくれたお兄さんはバイク好きで丁寧な応対でした。

その分割高かとと思いきや、自分のバイク(MVアグスタツーリズモベローチェ800)のケースで往復特別料金がなんと77,220円(税込)!

通常の片道や他社さんの場合、確実に片道50,000円以上するので、「親切」「丁寧」「安い」の3拍子揃ってます。

これ、お世辞でもなんでもないです。

唯一の難点はピックアップから返却まで、北海道での利用日が 3日間なのに 1か月近くかかってしまうところ。

でもこれも特急便検討中との事なので来年は期待できるかも?


イタ車はきつく縛るとスタンド破損リスク増えるとの事。ノウハウ豊富です。

丁寧に扱ってくれます。安心。

チェックシートは自宅からの①送出②受取、北海道からの③送出④受取の2枚。チェックも細かく安心。

  • 貴方のおすすめコースはどこ? 見どころ多すぎ北海道!


予め必要な荷物はパニアケースに入れて先送りしていたので、まるで1泊出張に行くような身軽ないで立ちでGO!

千歳到着後、聞いていた住所にタクシーで行きましたが、空港から僅か5分ほどと、とても便利な場所です。

輸送会社のデポと聞いていたので失礼ながら殺風景な所を想像していましたがいい意味で裏切られました。

リゾートホテルのようなオフィスとおしゃれなコンテナ。スタッフの方も予め待機していてくれて、ちょっとしたVIP気分。


送り出し時の傷チェックを再度行い、パニアケースから荷物を取り出し、いざ出発!


富良野と言えばラベンダー。きれいです。

増毛と石狩の間くらい。知床みたいな光景が続きます。

定番の小樽。コロナ影響か人はかなり少なめでした。


今回は旅程が正味2日と限られていたこともあり、初日は旭川泊、翌日札幌泊の道央周遊までは決めましたが、具体的コースは当日協議。

むかわという所まで日高方面に行ってみて、そのまま北上、富良野、美瑛を抜けて旭川に入るルートに決定。

300kmない比較的ラクなコースを満喫しつつ、旭川へ。名物のジンギスカン、ラーメンを堪能し早々に就寝。


翌日は留萌に出て海沿いをひた走り、石狩湾を抜け小樽で寿司を食べよう、というルートに決定。

これがあんまり紹介されていないんですが、個人的にはとても刺さりました!

とにかくスケールが半端ない。人気ない断崖沿いの道が延々続き、知床をほうふつとさせるいいルートでした。


最終日は近場周りという事で、支笏湖・夕張で名産を食う、というテーマに決定。

支笏湖ではヒメマスの塩焼き、夕張ではメロンとゆでとうきびを満喫、帰路についたのでした。




  • ツーリングパックは結局どうなの?


結論から言うと”大アリ!”です。


小説やドラマでも本編を盛り上げる上で、イントロやエンディングの出来はとても重要ですが、北海道ツーリングに置き換えると、さしずめイントロ・エンディングはバイクの受取や返却、さらには自分の登場、退場の仕方、というところでしょうか。

そういう視点で見ると、まずは「バイクを事前に気持ちよく送り出し」、「さっそうと登場し現地でバイクを引き取り出発」でき、ツーリングを充分満喫した後は、「余韻に浸りつつバイクを引き渡し」、「徐々に現実に戻っていく」、という流れに、基本的にいい感じに沿っているサービスだと思います。

バイクを先に送り出す際の丁寧な対応、現地引取時/返却時の場所を含めた演出(ちなみに帰着時には冷たいおしぼり/飲み物の提供があります。また洗車セットの貸し出しや、荷物別送サービス、シャワールームの貸出も可能です)は結構満足度高く、単なる輸送以上のものにしようとする意図が感じられるサービスでした。


おしゃれな千歳デポのオフィス。リゾートホテルみたいです。

アフリカツイン率高し!北海道にドはまりです。

保管はコンテナ内で安心です。皆さんいいバイク乗ってますね。


後日ゼロ・プラスBHS社の社長さんと、このサービスについて話をする機会があったのですが、おもてなし含め現状のサービスレベルをさらにUPさせるだけでなく、逆に「長期にお預かりして、シーズン中何度も“手ぶら”で来ていただけるようなサービスも考えたい」、と仰っていました。 まさしく単なる輸送で終わらないサービスを徹底的に磨き上げ、追求したい、との思いが伝わってきました。


残念ながらこのツーリングパックは夏季限定企画で、今年のサービスはお盆明けで終了との事ですが、来年は、「親切」「丁寧」「安い」に加えてさらに便利となって、より「心地よい」サービスに、より進化することを期待しています。


もちろん自分のバイクを輸送すると絶対額はそれなりな金額とはなりますが、レンタルバイクを3-4日借りても5万以上することや、手ぶらで気軽に行ける(割安航空券も手に入りますしね)を考えたら、このサービスはもっと広まっていいと思います。しかも来年は「シーズン置きっぱなし!」で格安航空券で毎週末北海道へ、なんてこともできるかも?

皆さんも来年是非利用してみてください!

ゼロ・プラスBHS

http://www.koei-t.com/

制作・協力

バイクの窓口編集部

オークネット提供サービス一覧
© 2016- AUCNET INC.