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【兵庫】古代竪穴式住居&古墳巡り!冬の歴史探訪・赤穂ソロツーリング
- バイクのツーリング記事
- 2021.01.21
【ちゆの毎日にりんびより】vol.3。今回は歴史探訪ツーリング!兵庫県赤穂市にある2つの遺跡公園を巡りました!
兵庫県赤穂市の国道2号線沿いを走っていると、突如あらわれる縄文時代のような集落。
「なんだろう」と前から気になっていましたが、このたびやっとバイクで到達できました♪
この周辺ではさまざまな遺跡が発掘されていますが、土の下には歴史のロマンがまだまだ眠っているのだとか。
今回は出土済の2つの有名な遺跡、「田中遺跡公園」&「沖田遺跡公園」をバイクで巡ってみることにしました。
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歴史探訪その1:「有年原(うねばら)・田中遺跡公園」
「有年(うね)」という珍しい地名は、一説には田畑の「畝(うね)」が語源とされています。
まさにそんな田畑のど真ん中に位置する、この「沖田遺跡公園」。
バイクを停め、道を徒歩で下ると…
遠目になにやら土器のようなものが!(ワクワク)
令和のはずが、いきなりここだけ古代日本の風情です。
この公園には大きな2つの円形古墳が並び、それぞれ階段で登れるようになっています。
ちょうど人ひとり寝ころんだくらいの盛り土&それをぐるりと並び囲むツボ…!
まぎれもなくお墓です。この地の権力者かもしれないとのこと。
いったいどんな人だったのか、そしてともに埋葬されているもう1人との関係も気になるところです。
夫婦なのか、親子なのか、友人なのか…?
解説の石板がRPGのセーブポイントのようでドキドキしますね。
「ここで葬式儀礼がおこなわれたであろう」みたいな内容です。
2人は、古代いったいどのように大勢の民に見送られたのでしょうか。
想像は尽きません。
さて、田中遺跡公園を後にして、さらにバイクで走ること3分。
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歴史探訪その2:「東有年(ひがしうね)・沖田遺跡公園」
こちらは古墳公園となっていて、縄文&弥生式住居跡が発掘されています。
駐車場&お手洗い&水飲み場完備なのがありがたし(ベンチもあり)。
ここには、
・古墳時代の高床建物…1棟
・古墳時代の竪穴住居…3棟
・弥生時代の竪穴住居…2棟
の計6棟が復元されているそうです。
歴史の教科書でみた写真が、そのままリアルに目の前に…!(大興奮)
家族連れがピクニックをしていましたが、こうして人間のサイズと比べてみると、住居の大きさがよくわかります。
古代日本はおそらくどこも大家族だったのでしょうね。
上は古墳時代のもので、四角錘のようなカタチをしています。
いっぽう、こちらは弥生時代の竪穴住居。
円錐に近いカタチが特徴です。
入口近くに寄ってみると、当時の暮らしぶりが目に浮かぶかのよう…!
ちゃんと軒もあり、しっかり雨をしのげそうです。
そして管理棟にはミニレプリカが飾られていました。かわいい♪
記念スタンプも用意されていたので、記念に捺して帰りました。
日暮れになり、肌寒くなってきた有年の冬。
もっとゆっくりしたかったのですが、バイクにとっての走行風は敵のようなもの。
このあたりで帰路につくことにしました。
・2つの遺跡公園を巡ってみて
古代にも、現代と同じように<人々が生き、死ぬ>という当たり前のことがくりかえされてきたのだと肌身で感じました。
今から数千年前の古代日本人も、まさか令和の人間にバイクで住まいやお墓を巡られるなんて想像もしなかったでしょう。
バイクで帰宅しながら、「自分も死後(3000~4000年ののち)には、古代人と呼ばれてるのかな」などと少しセンチメンタルな気分になったのでした。
ちゆ
バイクの窓口編集部