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【兵庫】眼福!突如現れたキラキラなお寺に潜入ツーリング
- バイクのツーリング記事
- 2021.03.04
【ちゆの毎日にりんびより】vol.6。今回はツーリング中、突如現れたお寺へ潜入!新しいモノ・コトとの出会いがあるのもツーリングの魅力の一つですね★
2月の小春日和、兵庫県中南部を走っていたときのこと。
山裾にキラッと光る何かが見えた気がして、道をそれて近づいてみたところ、なんと立派なお寺でした。
立派な屋根のお飾り。これがはるか彼方の遠目にも、輝きを放っていたらしいです。
思わずスクーターを停めて、静寂な境内に立ち入ってみることにしました。
観音様がお出迎え
柔和な顔つきの母子観音像がお出迎えしてくれました。
慈悲を感じますね。何をおいてもまずはコロナ収束祈願です。
さらに奥へ進むと、庭園はきれいに整えられていますが、人っ子ひとり、管理者さんすら見かけません(入っていいのかな…?)。
「警報が鳴ったらどうしよう」とドキドキしつつお邪魔します。
(※追記:一般公開されているので、お邪魔しても大丈夫なお寺でした)
カッコイイ錫杖
ちょっと中二心をくすぐるような錫杖がいくつも立てかけてあります。
中はなんと格天井となっていました。
凡字入りの電灯のようなものがいくつもつり下げられています。
そしてその最奥には…
怒りに燃える2体の閻魔さまが…!
そこはかとない怒りを感じます…!強そう…!おそれ多いですね。
(後ろにある赤ドクロも気になる…!)
不動明王にもみえますが、対になってるのが謎です。
こちらが本堂(たぶん)
金の巨大エンブレムがまばゆい本堂(たぶん)。
あまりにも静か&私一人きりなので、本当に入ってよかったのか気になりました。
お寺に不法侵入とか罰当たりすぎます。
そして、中には写真には収まりきらないほどの立派なご本尊…!
ガラスの反射でうまく撮影できませんでしたが、金色の仏像の数が大変なことになっていて眼福でした。
コロナ祈願のためか、お供え物の数も相当なもの。
拝んだあと、断りもなく境内を散策させてもらいました。
境内もいろいろと凄かった
この数の多さ…!
建物サイドにさらっと並べてありますが、かなりの数ですよ…!
どの仏さまも、顔つきが愛らしくて和みます。
鐘楼も大規模で立派…!
ほかにも建物がいくつかありましたが、コロナのためかほぼ閉じられていました。
そびえたつ観音像。
ほんとうにこのお寺の観音様は、どれもこれもよいお顔をされています。
ほかにも多々の仏様があちらこちらに。
安らかな気持ちで、境内を後にしたそのときに…。
お寺の名前が判明
ここでやっと、このお寺が「月輪寺(げつりんじ)」という名であることが判明。
(京都や神戸にも似た名前のお寺があるようです)
真言宗のお寺なんですね。
裏手には墓地があり、そこにも観音様の姿が。
とてもよく手入れされたお庭や仏様に、心が洗われる思いでした。
すでに日が傾き、帰りはほんとに肌寒かったですが、気持ちは不思議と穏やかでした(観音様効果?)。
去り際に1台の車とすれ違った気がしました。管理者さんでしょうか。
なにせ、このコロナ下で冬の夕暮れにバイクでお寺にきている参拝客も珍しいでしょう。
こちらに気づき、「人がいる!」みたいな感じでびっくりされていました。
気になるあの閻魔像
それにしても、もっともインパクトがあったのが、やっぱりこの対をなす閻魔さま。
こうして怒りの表情をしばらく間近で眺めていると、なぜか私のほうがひどく冷静な気持ちになってきました。
(そういえば感情的に怒っている人を前にしても、こんな気持ちになるなぁ…)
<怒り>って悪いもののようにいわれますが、じつは蔑ろにしてはいけない大事なものなのだそうです。
私もかつては「怒り=思い通りにしたい自分本位な欲求」だと思っていましたが、その奥には怒り以外のさまざまな欲求や感情が隠されているのだそうで…。
そこに目を向けると、怒りの感情にもちゃんと有意義な何かがあるのだとか。
アンガーマネジメントがうまくいかず悩んだときは、このお寺を訪れ、みずからの怒りと向き合うのもいいかも?
そんなこんなで、今回のバイク旅でも、また新しいものに出会うことができました。
やっぱりバイクって面白い…!