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【奈良】夫婦でマスツー(・×・)奈良県古墳巡りツーリング

  • バイクのツーリング記事
  • 2023.08.15

【yz-3のエンジンあたためますか】vol.23。今回yz-3ご夫妻は、古墳巡りツーリングを楽しまれたようです♪

バイクの窓口読者のみなさまごきげんよう。

ライダー夫婦の妻yz-3(と夫のトムドール)です。

今回我々夫婦が向かったのは歴史の宝庫・奈良県!

MT−07とPCX150のレッドコンビ、オール下道でお送りします。

 

  • らぁめん ぐうたらで腹ごしらえ

さて今回のツーリングに奈良県を選んだ理由は、古墳を見て古代日本に想いを馳せるために他なりません。

私事ではございますが、ここ最近私の夫は古代日本にご執心のようで、口を開けばやれ古墳だ熊野古道だなんちゃらのニニギノミコトだとなんだか楽しそう。

図書館に行けば日本の歴史書棚へ行き、宅配で何か届いたと思えば古事記や日本書紀、日本神話の解説書、YouTubeの履歴は古代日本のゆっくり解説で画面がいっぱいに埋まっている有様です。

理解のある嫁ちゃん選手権で地区大会くらいには出られる自信のある私yz-3は、そんな夫の希望を叶えるべく、古墳ひしめく奈良へのツーリングを快諾しました。

 

23号線から1号線、さらに名阪国道をひたすら進みます。

目的地である奈良県桜井市に着いたらば、まずは腹ごしらえをすべく「らぁめん ぐうたら」さんへ突撃します。

「ん?ここは本当にラーメン屋さんなの?」

と、疑問符が頭の上に浮かぶ私と夫。

店構えがおしゃれなのです。

世の中にはカフェだと思って入ったら美容室だったり、その逆も然りな経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。

しかし、ラーメン屋の外観はいつだってラーメン屋だし、牛丼屋はカレーやうなぎがあったりするけども、狂牛病にでもならない限り牛丼屋という名の豚丼屋になることは早々ないのが世の常というもの。

少し身構えつつ店内へ入ると、居酒屋のような蓋つき靴箱があり(ブーツ用に高さのある靴箱も完備!)店内もやっぱりおしゃれ!

メニューも豊富でどれも美味しそうなので、選ぶのに苦労します。

悩んだ末に、店の王道であろう「特製鶏豚骨らぁめん」と「特製魚介鶏豚骨らぁめん」を注文しました。

運ばれてきたラーメンもこれまたおしゃれな白い器に入れられおり、おいおい我々はラーメン食べにきたんやでおしゃれ食べに来たんやないでと若干喧嘩腰で挑んだらば、

えぇぇ…めっちゃラーメンやん!!

おしゃれな見た目に反したこってりスープに、2種類のチャーシューが楽しい、味玉美味しい…というか、見た目に反して食べ応えがすごい!

美味しくいただきましたが、ちょっとお腹がはちきれそうでした。

次はつけ麺に挑戦してみたいと思います。

 

  • 箸墓古墳を散策

さてお目当ての箸墓古墳さん、いや、箸墓古墳様は、「らぁめん ぐうたら」さんからバイクで10分ほどの距離におわしましましてございます。

箸墓古墳は倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)の古墳だと宮内庁が治定していますが、邪馬台国畿内説派の人々の間では「実は卑弥呼の墓なんじゃね?」とまことしやかに囁かれているとかいないとか。

詳しく知りたい方はググればあれこれ出てきますので、ご自分でお探しください。

(私のにわか知識で間違った情報を伝えてはいけないので)

関西出身の我々としては邪馬台国畿内説を支持したい気もしますが、こればっかりは偉い人たちに期待するしかありません。

 

さてそんな箸墓古墳さん、とてもこんもりしていらっしゃる。

池と、森。

まじで池と森としか言いようがありません。

箸墓古墳に限らず、例えば大阪の大仙陵古墳は世界最大級の墳墓ですが、あまりにも巨大すぎるため、近づいて見るとやはり池と森にしか見えないのだそう。

ピラミッドくらいわかりやすい形をしていたらばもっと観光客が押し寄せようなものですが、箸墓古墳さんはそんな俗っぽさとは無縁ですのよと言わんばかりの物静かなたたずまい。

いわゆる前方後円墳の形は上空から見ないとわかりませんが、ちょっとくびれた部分で前方と後円のあの部分かしらんと想像する程度には楽しめます。

墳墓は宮内庁が管理しているので、中に踏み入ることはできません。

ため池を挟んで眺めるか、陸地部分の周囲をちょろちょろ歩くことは許されています。

観光客は私たちを含めて数人しかいないので、ゆっくりと堪能することができました。

 

  • 三輪山本と崇神天皇陵

 その後いくつか史跡なるものへバイクを走らせましたが、まぁ何もありません。

あくまで史跡であって、観光地ではないので当然と言えば当然か。

うぅん、見る者の想像力と感受性が試されます。

ちょっと我々にはハードルが高かったかな、と、今度は分かりやすい場所へ。

その名も「三輪山本」さん。

 

ところで皆さん、素麺といえばやっぱり何の糸を連想しますか?

子どもの頃から何百回と聞かされたCMソングの影響かはわかりませんが、恥ずかしながら、私は素麺ブランドは揖保乃糸しか知りませんでした。

しかし、こちらの三輪素麺も有名なのだそうで、バイクを走らせている間にも、何件も製麺所を目にしました。

三輪素麺素人の我々は、先ほどの箸墓古墳前にお店を構える三輪山本さんへお邪魔しました。

お店は観光バスも置ける広々とした駐車場があり、店内はとてもシックな装い。

販売スペースとレストランとオフィスが同じ建物の中に併設されているようです。

店内の販売スペースは観光客がひしめいており、展示スペースに並べられた商品はアート作品のよう。

自分へのお土産というよりも、大切な人への贈り物という感じ。

当然お値段もその辺で買えるコンビニ素麺とは違います。

お上品な雰囲気(とお値段)に気圧されつつ、吟味した結果、一番人気の白龍というお素麺とおつゆを購入しました。

これは、じっくり味わっていただくタイプのお素麺ですね。

さて、戦利品も手に入れたので、最後にもう一古墳してから帰りましょう。

 

帰り道の途中に鎮座されている「崇神天皇陵」さんです。

天理市と桜井市にかけてバイクを走らせていると古墳の数に驚くのですが、このあたりは大大和古墳群というらしく、なるほど古墳が多いわけですね。

その中でも中心的な存在が、こちらの崇神天皇陵さんです。

いやいやなんと大きいことか。

森というか、山、小山です。

森と小山のどちらが大きいのかはわかりませんが。

こちらも周囲を田畑に囲まれて、静かに息づく緑が美しい。

こちらの古墳群はゴリゴリの観光地ではないけれど、静かにこの地で大切に守られて居続けてきたのだなぁとスケールの大きさになんだか心洗われます。

 

古代日本の謎を知りたいけれど、この古墳たちを暴いてくれと要求するのはなんだか申し訳ない気持ちにもなったり。

知的好奇心と畏怖が共存した悶々とした心持ちでご挨拶をさせていただいたのでした。

俗っぽくてすみませんね。

それにしても、奈良はすごい。

古墳群という通り、そこら辺を走っているだけでやれ古墳だ史跡だと忙しいのです。

だんだん木のこんもりしている場所は全て古墳に見える始末。

かなり細かく史跡が点在しているので、もし本格的に回る場合はスクーターが良いのかもしれません。

さすが長い歴史を持つ奈良県さん、今度はもっと勉強して再アタックさせていただきます。

次回は三輪山さんにもお参りさせていただきたい。

箸墓古墳の本当の主は卑弥呼なのかはわかりませんが、三輪素麺が大変美味しい素麺だということはわかりました。

奈良へ行かれた方はぜひ三輪素麺をご賞味あれ!

 

<関連リンク>

らぁめん ぐうたら

箸墓古墳

三輪山本

崇神天皇 景行天皇陵

 

制作・協力

yz-3

バイクの窓口編集部

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