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【和歌山】廃駅や廃校舎を巡る旧標識探索ツーリング

  • バイクのツーリング記事
  • 2019.01.12

【迷走ライダーSHINの行き当たりバッ旅】vol.60。今回は和歌山県で旧標識を巡ってのツーリングです。向かうは古い吊り橋や廃駅・廃校舎、そして古くからあるトンネルなど、冒険感たっぷりのツーリングとなりました。

きれいな景色を見たり、グルメを満喫するツーリングは本当に楽しいもんですよね。

また、それらを目的としてツーリングをしている人が多いと思います。

実際、私もそうです。美味しいものを食べるためだけに300キロ以上走ったり(笑)


皆さんもいつもと違うツーリング、いつもと違う刺激が欲しいなぁと感じることもあるのでは。

そんなことで、今回はきれいな景色やグルメ以外でも楽しめるツーリングを紹介したいと思います。

  • 古い吊り橋を恐る恐る・・

和歌山県国道370号を海南から高野山へ向かう途中の「メロディロード」

2007年3月、この国道370号線に本州初となる全長320メートルのメロディロードが誕生しました。

メロディロードとは、道路のアスファルト上にある溝の間隔で音階や音の長さを作り、走行音がメロディとなって聞こえてくる道路のことです。

時速約40キロで走行すると「見上げてごらん夜の星を」のメロディを奏でます。

バイクだと、メロディを感じるのは正直厳しいところですが、そこは雰囲気だけでも感じることができたらいいのかな(苦笑)


国道370号線を東へ向かうその道中、名もない吊橋が…

使われている様子はありませんが立ち入り禁止の表示もありません。

メンテナンスされている感じは無いのですが、恐る恐る渡ります。

ワイヤー切れなくて良かった(汗)

そして、高野山に程近い花坂地区の隧道へ…

「花坂隧道」

この隧道の復旧工事看板を見るといつの時代から工事しているのか全くの不明。

隧道周辺を見るとこんな感じです。

絶対に復旧しそうもありませんよね~(苦笑)

しかし、この朽ちようにはロマンを感じます。

  • 次は廃駅・廃校舎

次に向かうは「紀伊神谷駅」


この秘境的環境の駅に来た目的ですが、近くに廃校が有ります。

いや、表札がかかっているので「休校」かな。


この白藤小学校の回りにお宝標識があります。

昭和25年~昭和35年まで使用されていた「学校あり」の警戒標識、こんないい状態で残っているのは超レア物です。

絵の下に「SCHOOL」と英文表記されていますが、これはこの道路標識が制定された時代(昭和25年)がGHQによる占領下だった為らしいです。


裏面を見ると…

和歌山県の「県」が旧字体なのがポイントです。


ちなみに、現在の標識はコレですよね。


そして、学校前の道路…

ガードレールが当たり前の現在、見ることすら今は珍しくなった「駒止」です。


この「白藤小学校」を観察。

廊下や教室の表示もいい感じ。保存状態も最高です。


そして、校舎入口にこんなプレートが。

昔の東京オリンピックプレートとNHKの契約の証。なんと金属でした!

見所タップリ、「白藤小学校」です(笑)

  • 最後はトンネル

そして、「白藤小学校」を出発した2台。


しばし、林道を楽しみます。雪道、あぜ道、凍結道、ヌタヌタ道~まさに林道フルスペック状態。


林道から九十九折りの道を下る途中で遭遇、この木は何という木でしょうか・・・

なんだか妙な空気が漂います・・・


九十九折道を下りきった橋でしばし休憩。


この橋も歴史がありそうなのですが、年数…私には解読できません。


そして、国道371号の「河合隧道」

築年数はわかりません…


入口の擦り傷。


数々の車のアタックを受けたのでしょうね~(苦笑)


そして、国道371号を更に進むと…

まっ茶色に錆びた標識?


表面を見ると・・・


現行標識もその数が減ってきている「警笛鳴らせ」の旧標識です!これは超レア物です!


昭和25年~昭和38年まで使用されていました。

約55年前の標識です。

以上、高野山周辺道路の散策でした。

特に旧標識を見つけるのは極めて困難です。道路には道路管理者として国や都道府県が管理しており、標識も旧表示の標識は撤去されているはずですが、設置場所が目立たない等何らかの理由で撤去を免れた標識を見るとこれまたロマンを感じずにはいられません。


日頃私たちが走っている道路に関して少し違った見方をすれば新しい発見があり、より楽しく走れることだと思います。

ぜひ一度、危険の無い程度に道路脇の標識にも目を向けていただけたらと思います。


本日のツーリングルートはこちら↓↓(今回はマニアックルートのため一部のみです)


制作・協力

SHIN

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