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【和歌山】高野山 極楽橋 俗世との結界を行くツーリング

  • バイクのツーリング記事
  • 2022.05.27

【迷走ライダーSHINの行き当たりバッ旅】Vol.113。今回は聖域と俗世の結界を感じるツーリングだったようです!

今回は和歌山県の高野山へのツーリングを紹介させていただきます。

高野山と言えば、平安時代のはじめに弘法大師によって、開かれた真言密教の聖地です。

高野山全域を「総本山金剛峯寺」とし、特に「奥之院」と「壇上伽藍」は2大聖地として信仰を集めています。

 

年中、観光や参拝で訪問者が絶えない高野山、ツーリングで数ある仏閣を巡るのもいいのですが、たまにはこういう楽しみ方も、いいのではないでしょうか。

題して「高野山に続く秘境駅巡り」

今回は三駅紹介させていただきます。

 

【目次】

1.極楽橋駅

2.高野下駅

3.九度山駅

 

  • 極楽橋駅

まず、駅巡りをする拠点として、

道の駅「柿の郷くどやま」

 

世界遺産や真田幸村の情報を発信する「世界遺産情報センター」をはじめ、地場産品を販売する「農産物直売所」など見どころ満載の施設。

まずは最奥地の駅を目指します。

国道370号線で一気に高野山方面に標高を上げて行きます。

 

途中「八坂神社参道」という脇道に逸れます。

そこからはほぼ道なり。

車だと離合の難しい舗装林道のような道を延々と進みます。

 

そして、行き着いた先、ここが高野山に向かうための最奥の駅です。

「極楽橋駅」

「はじまりの聖地、極楽橋。」がこの駅のキャッチコピー。

高野山の聖地と俗世との結界の駅。

 

駅構内に入るため、入場券を購入しました。

 

構内に入るとまず目に入るのが「はじまりの天井絵巻」

もうこれは「圧巻!」言葉が出ないほどのインパクトです。

「いのちのはじまり」をテーマに、極楽鳥や高野山ゆかりの動植物などを描画。

これ描写と空気感は写真では伝え切れないですね。

 

高野山に向かうためのケーブルカー乗り場へと続くアプローチ。

「はじまりのみち」

 

そしてケーブルカー乗り場では、これまた天井一面に「宝来天井絵」

極楽鳥や干支等、様々な縁起物をかたどった天井絵を描いています。

「はじまりの天井絵巻」のカラフルさと相反する赤のモノトーン。

これはこれで神秘的です。

 

ケーブルカーに乗り、高野山こ聖域へ入る前に心を浄める「はじまりの手水舎」

ガラスアートの極楽鳥が水底に輝いています。

 

そして駅から川沿いに下ったところにある朱色の「極楽橋」

高野山全体がお寺の境内であり聖域とされています。その聖域と俗世との結界とされている橋。

1954年に架け替えられたもの。橋のたもとには、地蔵尊がお祀りされています。

 

  • 高野下駅

次に向かいます。

登ってきた舗装林道〜国道370号線を下ります。

まぁ、とにかくこの国道370号線は工事で片側通行が多いので、ベースを上げて走っても直ぐに信号に引っかかります。

こういう時は焦ってもしかたない、のんびりと安全運転で行くのがいいですね。

 

そして国道370号線を麓まで下り「高野下駅」に到着です。

高野まいりの宿場町として栄えた大正14年7月に開業、当時高野山に最も近い駅であったことから「高野山駅」と付けられましたが、後に現在の駅名に改称されました。

 

駅舎の床下が高野森林鉄道軌道敷跡となっています。

 

そして、なんと言ってもこの駅の改札に「ホテル」が入っています。

改札口手前に入口があります。

2019年11月に関西地方では初めてとなる駅舎ホテルがオープン。

平成26年来無人駅となっていた高野下駅が生き返りました。

国内はもとより海外のお客さんも泊まられています。

駅周辺、現在は理容店があるだけで店も旅館もありませんが、百年前は旅館が十数軒、店が50軒もあって大変にぎわっていた時代があったそうです。

 

そして次に向かいます。

ここは「九度山町」そう真田幸村親子が過ごした町。

六文銭に鹿の角(笑)

国道370号線沿いにはこのような自動販売機があります。過去訪問時の写真ですが、現在も同じように道路わきに鎮座しています。

是非探してみてください。

 

  • 九度山駅

そして最後に「九度山駅」

真田幸村の地である九度山町の玄関口・九度山駅の駅舎やホームを落ち着いた風合いに塗装するとともに、真田の「六文銭」をあしらった暖簾や幕を掲出し、真田ゆかりの地の特別感を演出しています。

 

そして、そう忘れちゃいけない。やはりツーリングにはグルメスポットが必要ですよね(笑)

この駅中には「くど」というおにぎりスタンドがあります。

駅の裏側から駅のホームに入ることができます。もちろん切符は不要です。

 

コンセプトは、

「昔ながらの竃で薪をくめるところからはじまり、薪の炎で炊きあがったばかりのあつあつのご飯を手にのせひとつひとつ丁寧にお作りしています。
​「手しごと」そして「ひと手間」から生まれる誰かを思うあたたかな気持ちそれがおむすびには詰まっているんだと、私たちはそう信じています。」

 

そして、ホーム隣接のイートインスペースで食べることができます。

 

このイートインスペース、なんと電車内のイメージになっています。

なんとレトロな椅子(苦笑)

 

そして、昔使っていたであろう「電車の制御盤」

私にはよくわからない装置ですが、マニアの人にはたまらないモノなのでしょうか。

 

そしておにぎりセット。

まるで車窓から眺めながら食べる感覚になります。

なかなかのボリュームで美味しくいただきましたよ。

 

今回のツーリングは以上です。

何も仏閣だけが高野山ではありません。

その周辺をバイクでのんびりと散策、これがたまらないですね。

まだまだ高野山周辺にはツーリングスポットもあります。

またいろいろとご紹介させていただきますね。

 

動画も撮影しています。

ぜひ臨場感を堪能してください。

https://youtu.be/zmWGV6I35Mc

 

制作・協力

SHIN

バイクの窓口編集部

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