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【静岡伊豆】まだ走れる?まだ行ける?秋から冬にかけてのツーリングスポット

  • バイクのツーリング記事
  • 2018.11.08

【KAZU中西の鋼騎馬ラプソディ】第14回 一気にKAZU中西さんが伊豆の秋から冬にかけてのツーリングスポットをご紹介。

バイク雑誌や情報誌などで秋冬のツーリングスポットとして紹介されることの多い伊豆半島。伊豆在住の身からすれば、半分当りで半分疑問。伊豆スカイラインや西伊豆スカイラインなど、標高の高い道路は路面凍結が心配になる季節です。鹿の飛び出しにもご用心。海沿いの道路は、走れる日が多いかな?という印象。でも、伊豆ばかりがツーリングスポットじゃあない!というわけで、僕がよく行く店やこの時期に行くことができた場所を紹介したいと思います。


伊豆ツーリングの注意点

実は人口よりも、鹿の頭数が圧倒的に多い伊豆半島。街中や住宅地にも、当たり前のように鹿が出てきます。スピードにもよりますが、衝突すればバイクは全損になり、人は大ケガをします。道路や周辺の木々など、状況を見ながらいつでも止まれるスピードで走っていると、意外に避けることができます。

  • ライダースカフェはおしゃれで絵になる

下田の歴史あるコーヒー&ステーキの店

伊豆半島の南部にある下田は、幕末に開港された町です。入港する外国船が補給物資を調達するための「欠乏所(貿易所・補給施設)」が開設され、文化交流の地としても栄えたそうです。その欠乏所から旅館業へと発展、約19年前に洋食&喫茶の店となったのが平野屋。14代目当主であり、オーナーシェフの鈴木さんによれば、「当時はこんなものがあったのかと知って楽しんでいただけるよう、保管されている物を展示・掲示するだけでなく、私が知り得る範囲での下田の歴史もお伝えしていきたい」とのこと。下田や南伊豆は伊豆半島北部より温暖で、平野屋は冬でも行きやすい店だと思います。

店内には欠乏所時代に当主が入手、以降保管されていた装飾品や絵画、写真、17世紀の陶器など、歴史的にも価値あるものが置かれています。



僕のオススメは、伊豆半島の中でも提供が限られている伊豆牛のステーキ。限定メニューとなっており、行けば必ず注文します。


ステーキ&こーひー 平野屋

所在地

静岡県下田市3-1-4

電話

0558-22-2525

営業時間

9:30 ‐17:00(ラストオーダー)

定休日

火曜日

駐輪事情

大型二輪車10台程度(要事前確認)

席予約対応

不可


いつもライダーで賑わっている城ケ崎海岸近くのカフェ

通年人気の観光スポット城ケ崎海岸の吊り橋駐車場前にあり、古き良き昭和の時代を思い起こさせるフード&ドリンクメニューと、「長くダラダラ居て欲しい」というマスターの思いを形にしたライダーズカフェ。ガッツリ食べる系のフードメニューで胃袋を満足させてくれるのも同店の特徴で、普通盛りでもファミレス比1.3倍ほど。大盛りは+120円。さらに謎のキーワードを要するスペシャル盛りもある。僕はFacebookのタイムラインから営業しているか?混雑具合は?などをチェックしてから行くようにしています。

駐車スペース完備

ライダーズカフェですから、当然と言えばそうなのですが、マスターによればおおよそ15台くらいは停められるそうです。


店内は禁煙&土足厳禁。屋外のテラス席を希望すれば履物は脱がずに済ます。喫煙場所は屋外に用意されています。なお、雨の日や荒天の日は休業になります。マスター自身がライダーだからこその営業姿勢ですね。



僕は煙管をたしなむので、行けば決まってデッキ席へ着きます。マスターもその辺を察してくれているようで、コーヒーを飲むときはもちろん食事をとる時もデッキ席。僕のわがままを聞いてくれる貴重な店の一つでもあります。

関連リンク

ライダーズカフェGS

https://www.facebook.com/RidersCafeGS/


二輪用大駐車スペース完備のメジャー観光スポット

土肥金山は、室町時代に金鉱脈を発見、江戸時代に徳川家康が開発して隆盛を極めた金山。佐渡金山に次ぐ生産量で、推定産出量は金40t、銀400t。鉱量枯渇のため、昭和40年に閉山しましたが、現在は金のテーマ―パークとして活用されています。本館1階は土産物売場、2階の食事処「葵」は全席禁煙で最大200席。砂金採り体験も楽しめます。本館隣接の見学コース入り口付近に、二輪専用大駐車スペースを確保。伊豆ツーリングのランドマークや休憩スポットとして、使い勝手の良い観光施設だと思います。僕としては、自宅から30分ほどで行ける距離にあるので、原稿書きに煮詰まった時など、かなりの頻度で通っています。

坑道入り口

見学コースの門をくぐって2分ほど歩くと、坑道入り口に着きます。振り返れば黄金の鯉がわんさか泳いでいる池があり、時々餌をあげることにしています。



かつての手掘り坑道を観光用に整備しています。所々に金山の成り立ちやどんな作業が行われていたのか?を音声解説してくれる場所があります。一部低い場所もありますので、背の高い人は要注意。


気温は通年このくらい

春夏秋冬、いつ行っても15~20℃の坑道です。夏は涼めて冬は暖かい。



坑道内にある黄金の鳥居です。キチンとお祈りをして鳥居にタッチすれば、金運が上がるとか。僕の場合は、金運よりも仕事運がうなぎ上りました(笑)

ギネス認定世界一の大金塊

正真正銘、本物の大金塊です。重量は250kg。持ち上げることはできませんが、触れるようになっています。時価額は、その日によって変わります。

関連リンク

土肥金山

https://www.toikinzan.com/

バイクと一緒に泊まれるカントリー風のプチホテル

アメカジ好きなら、ワクワクすること請け合いのプチホテル。1Fの食堂やデッキは、まさにアメリカ中西部テイスト。なお、バイクを中に入れて一緒に泊まれる部屋も1Fにある。2Fの部屋はカリフォルニアのリゾート地によくある別荘風で、デッキから眺める駿河湾の夕景が映画のワンシーンみたい。それもそのはず、オーナーは俳優の永井修樹さん。永井さんはバイク好きでもあるため、同ホテルではオフロードトライアルコースも用意。僕はランチタイムを活用している。



小高い丘の上にあるから、とにかく眺めが良い。現在はコーヒーを飲みながら夕景を楽しめるデッキも用意されている。



渡瀬恒彦氏がオーナーのホテルにて、シェフ兼責任者だった永井さん。宿泊者用の食事メニュー以外にランチ営業も行なっており、僕はスパゲティを注文することが多い。



現在も俳優として活躍中の永井修樹オーナー。後進の育成にも携わる傍ら、伊豆市のコミュニティFM局=FMIS(エフエムイズ)にてパーソナリティも務める。

関連リンク

http://greenbr.net/



伊豆の新しい人気スポットにある和菓子屋カフェ

アニメ「ラブライブ!」の舞台になっていることから、一躍有名になった内浦地区。和菓子屋カフェ松月では、アニメの中に出てくる「みかんパウンド」や「みかんどら焼き」を購入できるだけでなく、イートインスペースで食べることも可能。東京や愛知県からオートバイで訪れる人も多いようで、アニメ好きなら思わぬ出会いで意気投合できるかもしれない。


店前駐車スペースは軽自動車2台分くらいの広さだが、オートバイなら何ら問題なし。お土産用のお菓子を買って、イートインでちょっと一息!が丁度いい。

関連リンク

松月

http://www.shougetsu-web.com/


実は12月にもよく行く富士山麓の老舗ドライブイン

関東周辺でオートバイに乗っているなら、知らない人はいないと思う老舗のドライブイン。レストランや売店、アスレチック遊具ドッグラン、キャンプスペース、BBQスペースなどがあり、僕自身はもう30年近くオートバイで立ち寄っている。これからの時期、天気の良い日は富士山がクッキリ見えるのもイイね。


もちやですから、休憩のおやつはやっぱり餅。毎日つきたてのお餅はとにかくよく伸びて、歯ごたえはありつつも柔らかく美味しいと思います。

関連リンク

ドライブインもちや

http://www.mochiya.co.jp/


駿河湾って謎の海洋生物が多い海なのです

三保の松原で有名な静岡市清水区三保にある海洋博物館。通年で比較的温暖かつ穏やかな地域であるから、寒くなってからのツーリングスポットに丁度いい。見どころは、駿河湾の深海に棲む海洋生物の標本展示。知っているようで知らない生き物が多く、大人になってからでも十分に勉強して楽しめる。


館内中央部にある大水槽。体長2メートルのシロワニ(サメ)に度肝を抜かれること請け合い。



駿河湾より採取されたリュウグウノツカイの標本。テレビや雑誌などで紹介されているけれど、人間と比較すればどれだけの長さ・大きさなのかがよくわかる。



原始的なサメの特徴を持ち、生きた化石と言われるラブカの標本。現代でも底引き網漁やサクラエビ漁の時に混在採取されることもあるそうで、ここではラブカの研究成果を見ることもできる。

関連リンク

東海大学海洋博物館

http://www.umi.muse-tokai.jp/

  • パールロードは寒くなると空気が澄んで尚良し

富士山も眺められる空港

札幌・福岡・那覇・鹿児島の4国内線と、ソウルや上海などの国際線が就航している空港。富士山をバックに旅客機などの離発着を見学できる展望デッキやフードコート、免税店などもある。二輪用駐車場は、ターミナルビルの側にあって利用料金はなんと無料。東名高速・吉田ICまたは相良牧之原ICよりアクセスしやすく、ツーリング途中の立ち寄りスポットとしても活用しやすいと思う。



約50台分のスペースが確保されている駐輪場。すぐ隣がターミナルビルとなっているため、ライディングブーツでもさほど苦にならずアクセスできる。


展望デッキからは、わりかし近距離で旅客機の離発着を見学できる。この写真はスマートフォンで撮ったもの。また、空港内では旅客機のシミュレーターも体験できる。


沼津魚がし鮨フードコートや喫茶のタビチャフェなどの飲食店もあり。僕は人気メニューのパンケーキを注文してみたが、想像以上にボリューミーで甘いもの好きには嬉しいかも。

関連リンク

富士山静岡空港

http://www.mtfuji-shizuokaairport.jp/


寒くなるほどに景色が良くなる

三重県鳥羽市と志摩市を結ぶパールロード。リアス式海岸沿いに敷かれたアップダウンもあるワインディングロードで、ほぼ中間地点に鳥羽パールロード展望台がある。僕は20代の頃から仲間とツーリングに来ていた場所で、景色を眺めながらのツーリングでは夏よりも空気がキンッと引き締まる秋から冬にかけての季節が良いと思う。



展望台の「はねやすめ」で販売されている「とばーがー」。いわゆるご当地ハンバーガーで、中身は伊勢エビのコロッケ。実食してみると、伊勢エビの風味がバッチリ閉じ込められていて、ゴージャスな気分まで味わえました。


関連リンク

パールロード鳥羽展望台

https://www.toba-tenboudai.co.jp/



伊豆からだと陸路でアクセス可能。でも、伊勢湾岸自動車道の横風がどうにも苦手な僕は、伊良湖岬と鳥羽を結ぶ伊勢湾フェリーをよく利用する。安全かつ確実に移動距離を稼げて、所要時間55分は昼寝もできる。ツーリング計画と運行時間がうまくかみ合えば、使い勝手の良いアシスト手段だと思えます。


関連リンク

伊勢湾フェリー

https://www.isewanferry.co.jp/


まさに一年中行けるアメカジな店

僕はオートバイの免許を取って以来、よく横浜へ行っています。10代の頃は東京の三多摩地区に住んでいたので、夜中に国道16号線を走って未明のうちに横浜へ着く。18才になって、4輪の免許を取ってからも同じようにドライブを楽しみました。その当時、元町にあったムーンアイズは、アメカジ好きのクルマバイク好きにとってはちょっと憧れの店。50代となった今は、本牧のAria1にあるムーンカフェにて、バーガーやコークでアメカジ好きを気取っています。

ムーンアイズエリア1にあるムーンカフェ。店構えからしてカリフォルニアテイストまんてんで、CALスタイルのカー&モーターサイクルフリークはもちろん、ファッションアイテム好きにも気になるお店だと思います。

関連リンク

http://www.mooncafe-honmoku.com/


たまにはモータースポーツでいい汗を流す

オートバイでスポーツ走行を愉しみたいのならば、モータースポーツ専用フィールドがいいです。僕はFSW(富士スピードウェイ)のFISCOライセンスを持っているので、2輪のスポーツ走行枠がある時にスケジュールが空けば、一人でも自走で走りに行きます。誤解している人が多いように思いますけれど、サーキット=レースではない!レースもスポーツ走行もできるのがサーキットです。もちろん、モータースポーツ専用フィールドですから、公道とは違ったサーキットならではのルールはあります。それは利用者の安全を確保するためで、ルールを無視すれば公道と同じように危険な目に遭います。その辺を理解した上で、モータースポーツを愉しむ。僕はレース経験者でもありますから、地元YSP沼津のレース部に所属。部活ではFSWのスポーツ走行枠を活用して、サーキットの走り方などをレクチャーしています。公道ではスマートかつグッドマナーでライディング、サーキットでは真剣かつ安全にモータースポーツ。このメリハリが長く愉しむオートバイライフに欠かせないと思っています。



秋から冬にかけては、夏場と違って大汗をかかない。夏場ほど混んでいない。FSWでは、約1.5kmのロングストレートの先にある1コーナーも良く見える。この時期は愉快爽快にモータースポーツを愉しめます。ライセンス費用や装具などに初期費用は掛かりますが、公道では得られないセーフティマージンを考えれば、決して高すぎない出費だと思います。とはいえ、先ずはお試しから・・・という人は、FSWの超進化型体験走行プログラム・ライディングチャレンジツアーに参加してみると良いでしょう。

関連リンク

富士スピードウェイ

http://www.fsw.tv/

制作・協力

■ライター:KAZU中西

文筆業をメインにステージMCやラジオDJ(FMIS・カズ兄さんのモーターレボリューション)で活躍。

現在Z2(Z750Four=KZ750D)、VMAX(RP22J)、XJR1300(RP17J)を所有

プライベートではTOMCATSというモーターサイクルクラブに所属しツーリングやキャンプを満喫。

オートバイ以外の趣味はモーターボート。


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