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【静岡】3年ぶりはつい最近?XJRで行く南伊豆ツーリング

  • バイクのツーリング記事
  • 2024.10.15

【KAZU中西の鋼騎馬ラプソディ】vol.182。今回はXJRで南伊豆ツーリングへ!3年ぶりに訪れたおすすめスポットをご紹介いただきました♪

2013年の5月に納車された03年型XJR1300。久々のXJRはツーリングに出かける楽しみだけでなく、日々の街乗りも愉快な時間を提供してくれます。久しぶりと言えば南伊豆ドライブ。数か月に1回は行っているつもりでしたが、訪れた店によっては3年ぶりですね?とも…。まさにEn Serio?(エンセリオ)

 

  • 人もバイクもドリンクでパワーアップ!?

昨年の納車時は走行距離1万7000kmだった03年型XJR1300。年式の割に走行距離は少なめな印象でした。以降、カズ兄のZ2と交互にフル稼働。気が付けば3万4000km超となっていました。主なメンテナンスは、オメガG-1エンジンオイルを3000km~5000km毎に交換。チェーンルブは毎ツーリング後に注油。逆に言えば、油脂類だけ気を付けていれば、後は運行前点検のみでOK!という手間のかからない優秀ぶりです。あぁ空冷ネイキッドって素晴らしい!しかしながら、人間と同様にバイクも日常的な疲れが蓄積していくもの。2024年のラストまで元気に乗り切るエナジーチャージを敢行します。

 

先ずはXJRにエナジーチャージ。出発前にガソリンスタンドへ行き、シュアラスター・パワーショットを注入後、ガソリン満タンまで給油します。この満タンは大体でOK!走りだせば自然にガソリンと混じり、燃焼室あたりのカーボンを徐々に除去していきます。その効果は、以前カズ兄のZ2のシリンダーヘッドを外した時、ピストンヘッドや吸気バルブに堆積しがちなカーボンが少なかったこと、走行距離10万km超のVMAX1700のインテークポート&吸気バルブが綺麗だったことで、効果を確認しました。燃料添加剤は本当に効果があるのか?とよく言われます。理屈としては、ピストンヘッドに堆積したカーボンが混合気を吸ってしまい本来得られるはずの燃焼圧力が得られないこと。つまり、熱効率の低下がパワーダウンにつながるようで、燃料添加剤が堆積したカーボンを溶かして除去することで新車時ほどではないけれどパワーが復活するというものです。燃料添加剤には、燃焼室や吸気バルブだけでなく、インジェクターのノズルを洗浄するという製品もありますね。その製品にも拠るので、必ずしも同じような効果を得られるとは思いませんが、僕が使ってみた結果としてシュアラスター・パワーショットは効果があるようです。

 

XJR1300はシュアラスター・パワーショットで元気を取り戻せることでしょう。さて、カズ兄はどうする? やはり伊豆でエナジーチャージと言えば、ウルトラ生ジュースでしょう!今年はこれで何杯目?そのくらい頻繁に訪れていますが、使っているみかんは季節によって変わるので、従って味わいもことなります。この日は早生が多めとのことで、春に飲んだものよりキリっとした感がありました。伊豆オレンヂセンターは、5~10人くらいのマスツーでも寄りやすいので、年内にまた来てしまうかもしれませんね。

 

関連リンク

伊豆オレンヂセンター

 

  • しっかりと時流に乗っている老舗のステーキハウス

江戸時代末期から明治時代にかけての開国時、欠乏所(貿易所)として社会貢献した平野屋。その後はコーヒー&ステーキハウスに業務転換し、現在も観光客だけでなく地元の人々にとっても昼食スポットとして親しまれています。平野屋の看板コースメニューと言えば伊豆牛のステーキ。下田は何故かステーキハウス多めの地域ですが、伊豆牛を食べられるのは僕の知る限り平野屋しかないと思います。よって、当然のことながら、伊豆牛のステーキを注文。安定の美味しさでした。会計の時に「お久しぶりですね。3年ぶりくらいになるのかな?」と声を掛けられ、ん~そうかもしれないと曖昧な返事をしましたが、コラムを振りかえってみると確かにその通りでした。ものすごい記憶力!さらに、以前は現金のみでしたが、クレジットカードを始めとするキャッシュレス決済に対応となっていました。歴史を大切にしつつ、時代のニーズに合わせる進化を嬉しく思います。

 

外観は「なまこ壁」が特徴。南側の入り口には、開港当時の歴史を物語る石碑。飲食店としてはもちろんですが、歴史好きにとっても嬉しい史跡だと思います。

 

店内に装飾されているグラスや食器も歴史的に価値あるもの。西郷隆盛氏や交易者としての外国要人、ダグラス・マッカーサー氏の写真記事もありました。今回は伊豆牛のステーキ150gを注文。そういえば約3年前、後輩の伊伝男子・レンくんと来た時も同じものを注文したような記憶が…。変わらぬ美味しさに大満足です。

 

関連リンク

すてーき こーひー 平野屋

 

  • 3年ぶりのカフェでキュウリを切る

やはり南伊豆は暖かい!下田を出るあたりから晴れ模様になったこともあるけれど、修善寺と南伊豆では気温が3~4度くらい違うのでは?秋から冬にかけて、ツーリングスポットとしてのコンディションはかなり良好だと思います。そんな南伊豆にあるライダー向けの飲食店といえばネパールカレーのティハール。僕自身はオープン当初からのお付き合いで、単身ではもちろん、友人知人のライダーを連れていき、またここで多くのライダーと知り合いました。しかし、いわゆるコロナパンデミックを機に足が遠のきました。その間、スタッフの1人だったNorikoさんが、包丁のスペシャリストとして起業。SNSではその様子を見ていましたが、なかなか会いに行くことが出来ず、気が付けば3年どころか4年も経過していました。とはいえ、いざ訪れてみれば変わらぬ外観、変わらぬオーナー夫妻に安心。ちょっと増えたメニューに驚きとありがたみを覚えたり…。「ほんと、久しぶりな感じがしますね~。コロナ禍はテイクアウトで対応していたんですよ」そうだったのかぁ。みんな大変な思いをしたのだなと、改めて実感。そして、Norikoさんが起業したYuiブランドの片刃包丁、PROCEEDを見せてもらい、さらに試し切りまでさせていただきました。「あまり包丁を使ったことない人でも、綺麗に切れると思いますよ」あー、なるほど納得。確かに僕は料理等をしないので、従って包丁を使う機会も少なく、薄切りなんてとてもできないと思っていましたが、PROCEEDを使えば厚さ約0.5mmの薄切り。しかも、切ったキュウリが刃にくっつかない不思議。約3年もの間に、変わったこと、進化したことなどがあったのだなぁとしみじみ思いました。

 

少しずつ手直しはされていますが、オープン当初と変わらぬ外観。ウッドデッキも相変わらずで、気構えせずゆったりとした時間に浸れます。今回はコイめのアイスコーヒーを注文。僕にとっては丁度いい味わいでした。

 

ちょっと大人感が増したようなNorikoさん。包丁のスペシャリストとして起業したのだから、当然のことかもしれません。「PROCEEDの切れ味を試してみます?」一般的な両刃包丁とPROCEEDでキュウリの薄切りにチャレンジ。どちらもよく切れるように刃研ぎしてありましたが、切れ味の違いは明確。PROCEEDの方が断然薄く切れるし、切ったキュウリが刃にくっつかない事にも驚きました。何度やっても同じ結果になるので、切り方ではなく包丁の性能であると確信。「おかげさまで多くの注文、購入いただき、現在は次ロット分の入荷待ちです」入荷したら連絡してね!

 

約3年もの間に変わったこと、変わらぬことを目の当たりにして、とても意義のあるひとっ走りになりました。そしていつまでも変わらぬままであってほしい西伊豆の夕景。かつて、紙媒体のツーリング記事で、旅の終わりは夕日で締める!をテーマとしていました。この日の夕日はまさに旅の終わりを締めるに相応しく、もう少し時間が経つと海に溶けていく真っ赤な夕日と紫色に染まる空を眺められます。それが西伊豆の秋らしさ。2024年の秋は、毎週末イベントMCの仕事があるので多忙ではありますが、どうにか時間を作ってまた訪れたいと思いました。

 

関連リンク

アジア雑貨とネパールカレー ティハール

株式会社Yui(PROCEED)

 

制作・協力

■ライター:KAZU中西

フリーランスのモータージャーナリスト。通称カズ兄さん。イベントMCやラジオDJ(FMIS・カズ兄さんのモーターレボリューション)などタレント業でも活躍。

観察分析力に定評があり、開発に携わったバイク用品やカスタムパーツも多数。

一方では、二輪車の事故防止&安全利用の最前線に立つ『Mr.事故ゼロ』とも呼ばれている。愛車はスペシャルメイドのZ2他。趣味はプレジャーボートのクルージング

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