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【静岡】無理せず楽しむ冬ツーリング
- バイクのツーリング記事
- 2025.01.29
【KAZU中西の鋼騎馬ラプソディ】vol.186。静岡のツーリングスポット盛り沢山のレポートが届きました!1月も行ける、バイク乗り大注目のスポット満載です!

幸いにして、冬でもバイクに乗れる日が多い静岡県。僕自身は、降雪や積雪、路面凍結等、物理的に乗れない時を除き、単なる移動でもバイクに乗ってしまいます。とはいえ、冒険者のようなアタックはしません。とにかく無理せず無難に走り切る。今回は2025年1月中に行ってきたツーリングスポットを紹介したいと思います。
1. バイクのふるさとで安全祈願
2. ヤマハ車でなくてもOKです!
3. 新施設と巨大金塊
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1. バイクのふるさとで安全祈願
冬は西風が強いけれど、天気と路面状況で言えばバイクに乗れる日の多い静岡県。僕は静岡県東部の伊豆半島内、修善寺に在住していますが、土日ともなればツーリングライダーを多く見かけます。よく二輪専門誌やWEBサイト等でも、伊豆は冬でも走れると紹介されますが、実は難なく走れるのは海沿いぐらいで、峠越えルートは路面凍結に注意です。その点、比較的に通年ドライコンディションの日が多いと思われるのが、掛川より西側の県西部。ホンダ・ヤマハ・スズキの起源となっている浜松が、バイクのふるさとと呼ばれるのは必然性とも言えます。そんな浜松において近年、バイク乗りに人気のバイク神社があるとのことで、YSP沼津ツーリングの目的地として訪れてみました。
東名高速・浜松ICより10分ぐらいの場所に鎮座する天王宮大歳神社。その歴史は平安時代からと長く、SNS等を通じて全国的にはもちろん、地元バイク乗りの知名度も高いバイク神社です。駐輪スペースが完備されているのも人気の理由でしょう。当日はいくつものバイクグループが、入れ代わり立ち代わりに訪れていました。僕らは到着してすぐに安全祈願のお詣り、御刻印お守りもGETしました。
当日は大歳神社とRIDEのコラボ企画でRIDE参拝が催されており、巫女装束を纏った「にゃんばちゃん」ことバイク声優の難波祐香さん、BDSバイクセンサーイメージガールの竹川由華さん、浜松出身シンガーソングライターの花野さんにバッタリ遭遇。年初からラッキーでした。
関連リンク
延喜式天王宮大歳神社
https://www.ootoshi-jinja.or.jp/
難波祐香
竹川由華
花野
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2 ヤマハ車でなくてもOKです!
さすがバイクのふるさと!浜松周辺には、天候に左右されず、この時期は寒さもしのげるバイク乗り向けの立ち寄りスポットが点在しています。今回はYSP沼津ツーリングですから、やはりココを訪れないわけにはいかない。ヤマハコミュニケーションプラザです。ヤマハコミュニケーションとは、ヤマハ発動機の企業ミュージアムで、過去から現在までの製品だけでなく、関連資料を閲覧することも可能。老若男女問わず、ヤマハ車ユーザーでなくても入館できます。ただし、土日の開館日は限られていますので、訪れる際は事前チェックを忘れずに。
ヤマハ発動機本社と隣接するヤマハコミュニケーションプラザ。ヤマハ車のオーナーズミーティング会場や朝活Caféの会場としても知られています。入場無料で駐車場完備なのが嬉しいですね。
国内向け製品はもちろん、MotoGPマシンや海外向けモデルも間近に見られる1Fの展示コーナー。なんと写真撮影もOK!という太っ腹。ファビオ・クワルタラロのパドック移動用EVスクーターを見られたのはラッキーでした。
メカ好きにはたまらないエンジンカットモデルの展示。展示品は不定期に入れ替えられているので、何度行っても飽きることは無いでしょう。
カズ兄の見解としては、日本一有名なEVスクーターだと思えるeビーノ。日本バイクオブザイヤーの電動バイク部門で何度も金賞受賞している人気ぶり。しかしながら、テレビでおなじみのこの仕様を、間近に見ることはなかなか無いと思います。
関連リンク
ヤマハコミュニケーションプラザ
https://global.yamaha-motor.com/jp/showroom/cp/
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3 新施設と巨大金塊
2025年は開花が遅れ気味の土肥桜。日本一早咲きの桜で、例年は熱海桜とほぼ同時期の1月中旬から下旬までが見頃となります。伊豆市の土肥地区は、修善寺からだと約30分、清水港からフェリーで約1時間というアクセス性の良さから、日帰り観光スポットとしても有名。ライダー向けとしては、駐輪スペースの広い土肥金山が王道的。重量250kg、世界一の大金塊は、日に日に価値が上昇中。2024年夏にオープンしたテラッセオレンジトイも、新たな立ち寄りスポットとして人気が上がってきているようです。
防災と観光の機能を融合させた日本初の津波避難複合施設として建設されたテラッセオレンジトイ。海抜14mの高さに避難床、展望フロアを浮かべ、災害時には1200人の避難スペースとして活用されます。平時は1Fのショップ/フードコーナー、3Fのレストランバーが営業しています。
土肥海岸はもちろん、天気が良ければ駿河湾を航行するフェリーも眺められる3Fのレストラン「ありがとう」。メニューは駿河湾の海の幸がメインで、入手困難な土肥わさびも味わうことが出来ます。
西伊豆のライダー向け立ち寄りスポットとして、あまりにも有名な土肥金山。食事処あり、土産物コーナーあり、団体対応も可能なトイレも完備など、一般向け観光スポットとしてのスペックも充実しています。カズ兄の一押しポイントとしては、オートバイ専用駐輪スペースが、金山坑道の見学コース入り口付近に完備されていること。ライダーの冬装備は徒歩移動に適していると言い難いので、施設に隣接の駐輪スペースはありがたいのです。
土肥金山の歴史や役割を可視化したパネル展示。以前は人形劇のセットのようでしたが、近代的に進化中です。
2025年は例年に比べてゆっくりめの開花状況。見頃は1月末から2月上旬になりそうです。しかし、2月中旬から河津桜の開花となるので、もしかしたら2025年は土肥桜・河津桜・熱海桜を一度に見られるかもしれませんね。
2024年より相場がガンガン上がっている金。土肥金山にある250kg世界一の大金塊も、その価値を日々高めています。1月5日は36億8600万円だったのに、19日は37億4000万円まで上昇。もうすぐ40億円に到達してしまうでしょう。この巨大金塊に触ることが出来るのも土肥金山の魅力。金運UP!仕事運UP!を願う人にお勧めの観光スポットですね。
参考リンク
テラッセオレンジトイ
http://www.toi-onsen.com/terrasse/
土肥金山
■ライター:KAZU中西
フリーランスのモータージャーナリスト。通称カズ兄さん。イベントMCやラジオDJ(FMIS・カズ兄さんのモーターレボリューション)などタレント業でも活躍。
観察分析力に定評があり、開発に携わったバイク用品やカスタムパーツも多数。
一方では、二輪車の事故防止&安全利用の最前線に立つ『Mr.事故ゼロ』とも呼ばれている。愛車はスペシャルメイドのZ2他。趣味はプレジャーボートのクルージング