他カテゴリ記事を絞り込んで探す
他エリアのツーリング記事を絞り込んで探す
【静岡】H氏と行く!超重量級!リッターバイク3台でまったり浜松ツーリング
- バイクのツーリング記事
- 2024.05.27
【yz-3のエンジンあたためますか】vol.28。今回は隼をレンタルして浜松ツーリングへ!初めて乗るバイク、ドキドキですね★
バイクの窓口読者のみなさまごきげんよう。夫婦ライダーのyz-3(と夫のT)です。
突然ですが、大きいバイクは好きですか?
今回私は勇気を出して、重量級バイク・隼をレンタルしてみました。しかし、私ごときがあの隼サマを運転できるのだろうか?と予約を入れた瞬間からすっかりナーバスモードに突入したyz-3。果たして無事に運転&無傷でバイクを返却できるのでしょうか?
-
隼をレンタル
隼…
それは、SUZUKIが誇る世界最速・メガスポーツバイク。
唯一無二のムチムチボディ。速い!でかい!重い!
…窓口読者の皆さまに今さら説明は不要でしょう。
我々夫婦の間で突如始まった隼ブームにあてられて、何の因果か、気付けば新型隼をレンタル予約しておりました。ノリだけでここまで生きてきたちゃらんぽらんな私ですが、なにせ相手はあの隼。値段も重量もメガスポーツ級。のんしゃらんと挑んでいい相手ではありません。アホなくせに心配性な私は、レンタル当日まで隼関連のYouTubeを見たり、お店で実際にまたがって重量感や姿勢を確認したりと、みっちり予習をしておきました。夫のTは「GSを運転してるんやから、大丈夫やろ~」と楽観的ですが、こちとらか弱い乙女やで?あんなモンスター、腕力でどうこうできまへんのやで?とあくまでナーバスな姿勢を崩さない私。
レンタル当日、出発前に店員さんがあれやこれやと電子操作を教えてくれますが、機能が多すぎてお手上げです。が、上下アシストクラッチ機能を使ってみたいので、そこだけはしっかり確認しました。
いささか消極的な私の本日の目標は「こかさない」これに尽きます。
いくら保険に入っているとはいえ、こんな高級バイクをこかしたら一体おいくら万円修繕費がかかるのか、いや、そもそも私が無事でいられるのか?などなど、ぶっちゃけ不安だらけですが、YouTuberやショップ店員が口をそろえて「案外乗りやすい」というその言葉を信じます、いや信じたい。頼む、信じさせてくれ…!
出発前に、保護者代わりに召喚したZX-14R乗りのH氏に、この手のバイク、いわゆるメガスポーツの乗り方を教えてもらいます。
大事なことはたくさんあるけど、とくに重要なことは以下3点。
・とにかくミッションつなぎ続ける
・ニーグリップ(下半身と体幹)で上半身を支える
・曲がるときは、腕でなく、足腰(下半身)から曲がることを意識する
H氏の言葉を頭に叩きこんで、隼にまたがります。
何度か練習した甲斐あって、難なく車体は起こせます。しかしここからは未知の領域。エンジンかけてクラッチ繋いで…あぁ、走り出してもうた…
本日は私から高速メインのツーリングプランを希望しました。下道は信号・歩行者・自転車etc,etc…と、何かと神経を使わなければなりませんが、高速は走ることに集中しやすいですから。
スポーツバイク特有の前傾姿勢と、ぎゅっと脚を折り込むようなステップ位置に最初は戸惑いつつも、下道をそろそろと走り、すぐに最寄りの高速へ乗り込みます。
走りだせばどんなバイクも同じとはいえ、やはり車体は重いし姿勢は前傾で腰が疲れるし、曲がるときは気を使うし、やっぱり私が隼に乗るなんて早かったんや…
と、心の隅においやったナーバスに再び苛まれる私。最悪、途中で夫のTの乗るGSと交代してもらえばいいか…と完全に弱気なまま高速本線に入り、アクセルを回した途端…
わ、あ…
これが、隼…!?
メガスポーツって…こと?
なにこれ楽しい!
時速80㎞を越えた途端に訪れる“キタコレ感”。ビタっとタイヤが道路に密着しているかのような安定感、バイクと肉体の一体感、2速でも全然余裕な加速感…
これが、メガスポーツって…こと?(2回目)
個人的にツアラーやネイキッドには何台か乗ってきましたが、SS系は未経験の領域です。
ある程度想像はしていたし、インプレ動画なのでイメージは掴んでいたつもりでしたが、やはり見るのと乗るのは大違い。新型隼は電子制御がしっかりお仕事をしてくれるので、多少アクセルワークが下手でもいい感じにつないでくれるし、ウィリーしちゃうような無茶な加速にはなりません(設定次第でそのへんはお好きにできるみたいですが)
ウワサにたがわぬ乗りやすさ。これが…隼!!
今までのバイクとは一味違う乗り味に大興奮し、インプレが止まらない私。そしてそれをインカム越しに聞かされる夫のT。
このバイクとなら、どこまでも行けそう。ずっと走っていたい…あ、でも、やっぱそろそろ休憩したい。
そんな私の気持ちを察したのか、さらりとPAへ行ってくれるH氏。
「長篠設楽原PA」さんで小休憩。
何せ重量級なので、停車には気を使います。
なんでか知らんけども、隼のサイドスタンドって折れそうなほど物凄く細くて、しかも角度がキツイんですよ。なので、停めるときは「え、こんなに倒すの?大丈夫?」とハラハラしつつ…
南無三。
なんとかバイクを停めることに成功し、バイクから降りた途端。なぜかしら、一瞬でテンションが下がる私。
つ、疲れた…
慣れない姿勢とレンタルバイクの緊張感で一気に疲労が襲ってきた模様。脳裏によぎる「夫のTと変わっちゃおうかな」しかし、いくらなんでも音を上げるには早すぎるやろと自分で自分に喝を入れ、もう一度隼にまたがりました。
-
浜松でうなぎをいただく
疲れたしもういいかな隼…とか思っていた数秒前の私は一体何だったのか?
走り出した途端に異常にテンションが上がってきました。
緊張がほぐれたのか、徐々に姿勢や乗り方がわかってきて、べらぼうに走るのが楽しいんです。インカム越しにひたすら夫へインプレしまくり。(2回目)
三ヶ日で高速を降り、そのまま浜名湖沿いを軽く走り、たどりついた場所は…「うなぎの千草」さんです!やはり浜名湖といえばうなぎでしょう。
大変人気のお店らしく、我々が到着した時点で30分待ちの混雑っぷり。
ここまで来たら待ちますとも!
時折漂ううなぎの香りと花粉に鼻腔をくすぐられつつ、目の前に広がる浜名湖の静かな湖面を眺めながら、我々の話題はもちろんバイクのこと。
隼の乗り心地に始まり、GSと隼の乗り方の違いから、電子制御の凄さ、逆に電子制御のないダイレクトな操作性の良さ、etc,etc…
ああだこうだと言うてるうちに着々と行列は進み、無事着席することができました。
鰻重、白焼、ひつまぶしなど、身悶えたくなる素敵メニューに悩みつつも、我々の心はすでにひとつ。3人とも鰻重を注文しました!
脂の乗ったうなぎが、驚くほど柔らかくて…
うまいっ!
めちゃくちゃ美味しい!!
ランチには豪華すぎるお値段ですが、一点の悔いなし!
肝吸いの肝も大ぶりで、なんかもう嬉しくなってしまうのでした(内臓大好きyz-3)
-
帰宅&まとめ
前評判通り、隼はとっても乗りやすい超良い子なバイクではありますが、ライダー側が楽かといえば、それは全く別問題。慣れない姿勢でyz -3の腰は正直涙目です。せっかくなので本当は峠とか走ってみたいけど、お腹いっぱいですでに満足しちゃって今日はもういいかなっていう気もするし…心がふたつある〜。
悩んだ末に、今回の隼体験を楽しいままで終わらせるべく、大人しく帰ることに。
下道走行もだいぶ慣れてきて、再び高速に乗れば楽しい隼ですが、やっぱり腰が限界LOVERS。う~ん、ライダー側の身体作りと慣れも必要なバイクですね。
ひぃひぃ言いつつ、なんとかバイクもライダーも無傷でお店に戻れたのでした。
ところで、今回のツーリングは隼、ZX-14R、R1200GSという重量級リッターバイク3台のメンバーでしたが、この3台が揃うとなかなか壮観で、ちょっとした優越感に浸れました♡(※隼は所有してません)
やはり大きいバイクっていいですね!取り回し問題と車庫問題、金銭的余裕があれば個人的に所有したいバイク・ベスト3に入る隼は、めちゃんこ素敵なバイクなのでした。
隼にまだ乗ったことがない人はぜひ一度チャレンジしてみては?
新型隼はクラッチが軽く、比較的足つきも良いので、リッターバイクにチャレンジしたい女子ライダーにもおすすめです。耳タコですが、隼はやっぱり「見た目に反して乗りやすい」!
<関連リンク>
yz-3
バイクの窓口編集部