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【今週のレア車】Vol.118 ドゥカティMHR1000ミッレ。未登録!
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- 2018.06.13
毎週木曜日に行われる業者間バイクオークションに、全国から出品される中古バイクの中から、レア車をピックアップしてご紹介するこのコーナー。 今回は有名なドゥカティ・マイクヘイルウッドレプリカの最終型である、1000ミッレの、なんと未登録車です。
ドゥカティのエンジンはカムシャフトの駆動方式がいくつかあり、クラッシックドゥカティに
ついてはその方式で区分けされることが多々あります。
その中でべベルギアを用いてカムシャフトを駆動させる、いわゆるべベル系エンジン搭載
車両はクラシックドゥカティの中でも軒並み人気がありますが、その中でも最もヒットした
「マイクヘイルウッドレプリカ」シリーズは1979年から1986年まで発売されました。
年度毎に種々変更を加えられていますが、最終型であるミッレの最大の特徴はその名
(イタリア語で1000)が示す通り、それまでの900(排気量864㏄)から1000
(排気量973㏄)に排気量アップしていることです。
ちなみにマイクヘイルウッドという呼称は、1978年のマン島TTでドゥカティを駆って優勝
したライダーの名前から来ています。1940年生まれのイギリス人で、ドゥカティだけでなく
アグスタやホンダ、四輪でもレースをやっていてマクラーレンにも乗っていたそうです。
現在ではMotoGPに殿堂入りしているほどの著名人です。
近年では2000年に限定発売されたMH900ieもマイクヘイルウッドの略称を用いるほど
ドゥカティにとってはレガシーとなっている名称でありモデルになります。
現車は今やプレミアムがついているマイクヘイルウッドレプリカの、最終型ミッレのなんと
未登録車です。
当時の輸入元である村山モータースのステッカーも張っており、通関証明もあります。
どうやらマニアの方が登録せず長期保管していたようです。
残念ながら保管状態があまり良くなく、ウィンカー等の破損や経時劣化によるサビ・クスミ
などが散見されます。
エンジンも長期間未始動でしょうから初期化するまでは相応の時間と費用が掛かりそう
ですが、なにせ未登録、メーター読み1km!
今後二度と出てこないと断言しても良いでしょう。べベル系マニアの方は必見です。