他カテゴリ記事を絞り込んで探す
バイクの甲子園まであと少し!練習にお邪魔しました!
- おすすめコラム
- 2019.07.17
二輪車安全運転全国大会“バイクの甲子園”の練習レポートです。大会に向けてどのような取り組みを行っているのでしょうか。
こんにちは。岸田彩美です。
8月3・4日に鈴鹿サーキットで開催される二輪車安全運転全国大会、“バイクの甲子園”がいよいよ近づいてきました。都道府県大会で優秀な成績を収めたライダーが全国大会へと駒を進めることができるのです。
(千葉県大会の様子はこちらでまとめています→https://www.moto-auc.com/report/column/2326)
全国大会に出場するライダーをはじめ、どんな練習をしているのか気になり・・・山梨県代表の練習しているところにお邪魔してきました。
実は関係者が集合し、交通安全やマナーについて議論する場として年に一度開催される「バイクラブフォーラム」ですが、今年は山梨県で行われるという背景もあり、出場するライダーはどんな思いがあるのか、取り組みをしているのか実際に見て感じたことをレポートしてきます。
-
指導員による熱心なトレーニング
7月は毎週土日を使い、大会に向けたトレーニングを行っています。
教えるのは、二輪車安全運転特別指導員及び二輪車安全運転指導員の方々です。
まずは極小バランスの練習の様子から見学です。
低速走行時の「バランス」、運転技術向上を目的としています。
真ん中にある白いパイロンの幅は、2.0mで横幅も2.0m(黄色から黄色のラインまで)
コースの大きさは、全クラス同サイズです。
※30.0秒以上で減点なし、30.0秒未満は0.1秒ごとに減点1となります※
パイロンに少しでも触れてしまったり、コースアウトしてしまうと大幅な減点になってしまいます。
練習後半になると各ライダー安定した走りをしていました。
続いてブレーキングの練習です。
指定された速度・位置から制動をして、停止基準距離内で安定して停止します。(クラスによって指定される速度・停止基準距離は変わります)
常に指導員はしっかりチェックしています
このカラーコーンを目印にブレーキングをしてみよう!など的確な指導が行われていました。
-
笑顔の絶えない山梨県代表チーム
山梨県の代表選手は4人(女性クラス・高校生クラス・普通二輪クラス・大型二輪クラス)に対し
指導する方々の方が人数多いという充実したバックアップ体制でした。
そして、出場するライダー・指導員の方々も笑顔が絶えず 楽しんで練習に取り組んでいる様子が印象的でした。
特に気になったのが、女性クラスに出場する小林孝江(こばやしゆきえ)さんです。
じゃあ次でラストね~という指導員の言葉に対して
「もう一度お願いします!!」
と言って練習を繰り返していました。
お話を伺ってみると、色んな背景が見えてきました。
バイクの免許を取得したのは、20歳の時で周りの人が乗っていて楽しそうだったからとのこと。この二輪車安全運転大会には、友人に誘われて初めて大会に出場したのは22歳。バイクに乗りたてだから自分の実力を試してみよう そんな想いから初めて大会に参加したが結果は35位だったそうです。
悔しい気持ちと、上位入賞したライダーのレベルの高さに驚き もっと私も上手くなりたい!その気持ちで毎年大会に出場しているとのことでした。
ご自身の愛車は、VTR250で(私と一緒!!)休みの日にはツーリングも楽しんでいるんですって。
大会に参加してよかったことは?という問いに対して
以前は目線が近くてヘアピンカーブを曲がることができなかったけど、今は先をみて走れるようになりました。余裕をもって走れるようになったと言います。
また人が急に出てきた時は、ブレーキングが役に立ちますし、大会の練習が役に立つことが多いと話していました。
今後はどうなりたいですか?と聞くと
安全運転を広めること・指導員になることも視野に入れていきたいとお話してくれました。
今年の全国大会の目標は6位入賞です!と素敵な笑顔で語ってくれました。大会当日頑張ってくださいね♪
-
二輪車の安全利用を促進!
二輪車安全運転全国大会を開催する目的として、「二輪車運転者の安全運転技能と交通マナー向上を図ることにより、交通事故を防止するとともに、二輪車の安全利用を促進するもの」としています。
つまりどの課題にも全て意味があるのです。
ライダーに人気の山梨県にある道志みちでは、悲しいことに二輪車の事故が多発しています。
実はその事故の全てが県外から来た方々によるものなんだそうです。
そういった背景もあり、山梨県として大会の真剣な取り組みへと繋がっているのではないかと思いました。
最後に全国大会に出場する選手と一緒に記念撮影をしました。
「チャリで来た」ポーズ風に(笑)
武田信玄ゆかりの地である山梨県。
背中には風林火山の文字と武田菱のマークも入っています。
実はこのTシャツも士気を高めるために、オリジナルで作成したんですって!
どうか体調崩さずに、ベストコンディションで大会に挑んでくださいね!!
今回練習の見学やいろんな方々とお話をする中で
私ももっと頑張らなきゃな とか
自分は安全運転出来ているかなって今一度考え直すきっかけになりました。色んな気付きがありました。
鈴鹿サーキットで行われる二輪車安全運転全国大会は、私も現地で応援しようと思っています。
ぜひ一人でも多くの方に応援に来てほしいです。どなたでも観戦できますので、詳しくは下記リンク先から確認をお願いします。
ご協力ありがとうございました!
二輪車安全運転大会
https://www.jmpsa.or.jp/safety/contest/
山梨県軽自動車協会(二輪車の事故多発地点や観光スポットも掲載)
RSタイチ様
岸田彩美
バイクの窓口事務局