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【長野】ビーナスライン攻略ガイド

  • バイクのツーリング記事
  • 2021.10.05

【ミッドガルド ツーリング クラブ】vo.9。ビーナスラインの攻略ガイドを伝授いただきました!絶景ワインディングを安全に楽しみたいですね♪

9月中旬の平日休みを利用して、長野県のビーナスラインに行きました。


私のツーリングレポートを初めて読む方は、「攻略ガイド」って言う呼び方がしっくりこないかもしれないですね。


ちゃんと意味があります。


絶景ロードを気持ちよく走りたいと思っていても、実際にくねくねしたワインディングを走るのが苦手な方が多いと思います。


そういうライダーでも、簡単なコーナリングのコツを覚えてから行けば、安全にワインディングを楽しめるのです。


初心者ライダーでも絶景ワインディングを楽しめるように、初心者向けの「攻略ガイド」として書いているんです。

  • おすすめのビーナスラインツーリングルート

今回のビーナスラインツーリングのルートを説明します。


私は、元々が走り屋なものですから、ビーナスラインは走り応えがないルートなんです。


スピードを出せばコーナリングの難易度は上がりますが、公道には制限速度があります。


公道で暴走したいとは思えないんです。


なので私は、重量級のメガクルーザーでワインディングを走っています。


バンク角の少ないクルーザーであれば、速度を上げなくてもコーナリングの難易度が上がります。


さらに車重が重ければ、コーナリング速度は下がります。


私は、自分の身体を目一杯使うスポーツツーリングを楽しんでいます。


そんな私が選んだルートは、上信越道の下仁田ICで高速道路を降りて、下道でビーナスラインを目指すルートでした。


都内からビーナスラインを目指すのに、中央道を使う方が多いと思いますが、高速道路ばっかりでつまらないと思います。


そういう方は、ここルートの方が楽しいかもしれません。


下仁田ICを降りたら、国道254を西に向かい、県境を越えて長野県の佐久市にでます。


そのまま国道142〜152を経由して白樺湖に向かうのが一番良いルートかと思いますが、私は佐久市から南下して、佐久穂町から国道299を行きました。


何故かって?

それは、そのルートの方がくねくねしているからです(笑)


下仁田ICから降りた理由は他にもあります。


高速道路は、走り方に地域性があるんです。


私の地元を通る東北道は、車線ごとにだいたい同じような速度で走ります。

結構なペースで走っていても、安心感があります。


でも関越道は、同じ車線でも走行速度に大きなバラつきがあります。

一定のペースで同じ車線を走りたいと思っても、車線変更や加減速を余儀なくされます。


周囲の車は一定の速度で走らずに、右に左に車線変更して追い越す車もあります。


常に周囲に気を配った走り方を、くねくねしたルートでやる必要があるのが上信越道です。


なので上信越道は、初心者ライダーには走りづらいルートなんです。


だから下道に降りて、景色を眺めながら走る方がいいのかもしれません。


国道254は、景色が良くて適度に曲がっているルートです。


軽トラックから乗用車、大型トラックも走る道なので、走行速度は高くありません。


綺麗な景色を楽しみながら、のんびりと走ってください。


ここでライディングテクニックの基本をおさらいしましょう。


コーナリングが苦手なライダーの多くは、頑張って練習しているのに、なかなか上手くならないことに悩んでいると思います。


コーナリングは「バンク角」「舵角」「加速度」「重心」で決まります。


それらをバランス良く使えないライダーは、絶対に上達しません。


特に、「バイクはバンクさせれば曲がる」と思っている人は、いつまでも上手になりません。


何故ならば、そういう乗り方の場合は、深いバンク角でしかコーナリングフォースが発生しないからです。


バンク角に頼るコーナリングをすると…バンク角の浅い初期旋回では、ほとんどバイクは曲がりませんし、コーナー途中でRが小さくなる複合コーナーでは、さらに小さく曲がる余裕がありません。


その結果、曖昧な速度で進入して、深すぎて不安定なバンク角でコーナリングして、立ち上がりも遅い走り方になってしまいます。


考え方が間違っているライダーほど、さらに深いバンク角を求めてバックステップを装着します。


そういうライダーは鶏と同じです。

走ってはコケーッ!

曲がってはコケーッ!

転んでも、覚えることはありません。


浅いバンク角で曲がることが、上達への近道です。


走り込んでも上達しないのがバイクの難しいところですが、基本を覚えれば短期間で上達できるのがバイクの面白いところです。


間違った乗り方をしているライダーは、バイクに跨ってハンドルを握ったところで、すでに間違っているものなのです。

  • 正しい乗り方&コーナリングのコツ

では、正しい乗り方を説明します。


まずは、体重を乗せる場所を覚えてください。


ステップ > シート > ハンドル


直線などで気を緩めて走ってもいいところでは、シートに体重を乗せても大丈夫ですが、ワインディングや交差点の手前ではステップ加重を重視してください。


ハンドルを強く握ってはいけません。

指先だけしか使わないので、グリップに軽く触れる程度で十分です。


人間は二足歩行する生き物です。

バイクに跨っても二足歩行を忘れないでください。


手やお尻で歩く人はいませんから。


①ニーグリップを覚えよう

バイクに跨ったら、ステップに体重を乗せてタンクを両膝で挟みます。


ステップに体重を乗せていないのはNGです。


②骨盤と背骨を矯正しよう

骨盤を前傾させて、背筋を伸ばします。


おへそと頭のてっぺんに糸が付いていると想像してください。


おへそに付いている糸が前に引っ張ります。


頭に付いている糸が上に引っ張ります。


そのまま上半身を前に倒して、そっと手を伸ばした先にハンドルがあるのが理想です。


女性の場合はハンドルが遠すぎることが多いので、ハンドルの位置調整をしてください。


ここまで出来ると、直線でバイクが真っ直ぐ安定して走ることが体感できると思います。


続いてコーナリングのコツを伝授します。

小さいコーナーの方が難しいので、小さいコーナーを曲がるライディングテクニックを説明します。


左に180度回り込むコーナーをイメージしてください。

コーナーのRよりも、少しだけ小さく曲がることを意識します。


①右足(外足)のステップを踏み込みます。

グリグリと踏み付けてください。


②右足を踏み込む力を利用して、骨盤を左(進行方向)に回します。


その結果、右足はタンクに強く押し付けられます。

左足はタンクから離れて、足が開きます。


この時、ハンドルは自然と左に向きます。


ここまでできたら、コーナーに進入します。


③上半身は、左前に倒します。


バンク角は、ステップを踏み込む力と上半身の重心移動で調整します。


できるだけ浅いバンク角で曲がることを意識してください。


上半身を倒し込むことで、重心が内側に移動します。

そのおかげで、浅いバンク角でもバイクがグングン曲がって行きます。


もっと小さく曲がりたい時には、もっと骨盤を回して、もっと上半身は左前に倒し込むことで、もっともっと小さく曲がります。


ただし、ハンドルを強く握っていると、バイクは曲がってくれません。


思っていたよりも小さく曲がりすぎた時は、身体は動かさず、アクセルを少し開けます。

加速することで、少し外側を、ずっと安定して走れるようになります。


上半身を深く倒し込むと、右足のステップに体重を乗せることができなくなります。

その代わり、膝の内側(太もも)がタンクに引っ掛かるようになります。


右足がフックのようになって、全体重が右足にぶら下がっている状態になります。

これが外足ホールドです。


外足ホールドができている時は、左足や手はほとんど仕事をしていません。


右足1本で自分の体重を支えて、右足1本でバイクをコントロールしている状態が、コーナリングフォームの基本になります。


コーナリングフォームを運転しながら覚えることはできませんので、サイドスタンドを立てて駐車しているバイクに跨って練習してください。


練習の時は、両手と左足は使わなくても大丈夫です。

右足1本で、身体を支える練習をしてください。

  • いざ、ビーナスラインへ!

群馬県下仁田町から長野県佐久市に抜ける国道254は、初心者でも走りやすい山岳ワインディングです。


それほどキツいコーナーが多いわけではなく、それほど急勾配もありません。


それでも山岳ワインディングっぽく感じるのは、左右に切り立った岩山があるからです。


異質な風景の中を走るのって、とってもワクワクしますよね。

私も大好きです。


長野県に抜けると、そこはコスモス街道と呼ばれる道になります。

道の両側に、たくさんのコスモスが咲き誇っています。


穏やかな気持ちで走れるルートですね。


佐久市から真っ直ぐ白樺湖に抜けるのが、初心者向けのルートになります。


でも私は、走り屋の血が疼くため、佐久穂町から国道299を行くことにしました。


国道299の登り始めはゆったりとした景色が広がります。

このままてっぺんまで登るのかと思ったら大間違いです。

右に左にコーナーが現れます。


適度な運動をしながらクルージングを楽しみます。


実はビーナスラインも、終盤の美ヶ原に登る道は結構なワインディングになっています。


でも、そこに行くまでに、ある程度くねくね成分を補給しておいた方が幸せになることを、私は経験で知っているのです。

その理由は後ほど…


国道299を登り切ったところが麦草峠です。

国道で2番目に標高の高い場所になります。


ここを過ぎてもワインディングが続きます。


脳みそが幸せを感じているのが分かりますね。


この蓼科高原を下っている途中から、ビーナスライン方面に行けるルートがあります。


案内看板があるので、間違うことはないと思います。


いざ、ビーナスラインへ。


ビーナスラインの途中から合流しました。


ここから白樺湖までは路面が荒れ気味なので、初心者ライダーはペースを落として走行してください。


白樺湖から車山を経て、霧ヶ峰までが本来のビーナスラインではないかと私は思います。


ビーナスラインには舗装された展望駐車場がいくつもあるので、無理に路肩に駐車したり、砂利の駐車場に進入したりする必要はありません。


景色に見惚れるのはしょうがないのですが、常に後方確認をしてください。


調子に乗った馬鹿が、オーバースピードで突っ込んでくる事が度々あります。


マスツーの最後尾は、大きなバイクがセンターライン寄りに走って、先行する初心者ライダーをガードしてあげてください。


展望駐車場からは、八ヶ岳や富士山、アルプスの峰々と諏訪湖が見えます。


天気が良ければ最高ですが、霧の中で何も見えない日もあります。


また、早朝は雲海、夕方は野生の鹿が見られることがあります。


気まぐれな女神が、皆さんに微笑んでくれることを願います。


霧ヶ峰には大きな駐車場があります。

バイク専用の駐車スペースが広く取られているので、行儀良く並べてください。


私がここに来ると必ずいただくのがじゃがバターです。


喉が渇いたので、まずはじゃがバターを飲みますか(笑)


そして、腹ごなしに焼きとうもろこし。


こうやってのんびりできるのは、ここに来る前にくねくね成分を十分に補充してきたからです。


もし、走り足りないと感じていると、霧ヶ峰での休憩もそこそこに、美ヶ原方面に走り出してしまうのです。


その帰りに霧ヶ峰に寄ると、もうお店が閉店していた……ってことがよくあるんです(泣)


だからここでゆっくりしてから、次のルートを考えるのがいいんです。


どこを通って帰ろうか?

そんなことを考えながら、青空に突き刺さるアルプスを眺めるのも楽しみのひとつですね。

制作・協力

池澤 まろうど

バイクの窓口編集部

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