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【鈴鹿8耐目前】 ”CBR1000RR”スペシャルトークショー&”SP2”公開抽選会!

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  • 2017.07.06

7月1日(土)にHonda ウェルカムプラザ青山において「鈴鹿8耐開催目前! ”CBR1000RR”スペシャルトークショー」、「ホンダ CBR1000RR SP2公開抽選会」が開催されました。トークショーでは、鈴鹿8耐に新型CBR1000RRで参戦予定のレーシングライダー、高橋巧選手と山口辰也選手を迎えてCBR1000RRの魅力と鈴鹿8耐への意気込みを語りました。イベント後半では国内35台限定販売のホンダCBR1000RR SP2の公開抽選会が行われました。

<出演者>

 MuSASHi RT ハルク・プロ Honda 高橋 巧選手

 Honda Dream Racing / TOHO Racing 山口 辰也選手

 元Honda ワークスライダー 宮城 光 氏 (司会)

  • トークショーでは鈴鹿8耐を前に高橋選手、山口選手が意気込みと新型CBR1000RRについて語りました。

トークショーの前に司会の宮城さんが新型CBR1000RRについて解説しスタンダード、SP、SP2の概要を話しましたが、当日は会場外にスタンダード、SPの2台が置かれ、檀上にSP2を展示していて各車を比較出来るたいへん貴重な機会でした。特に入場者の方々にはSP2は注目の的で、多くの方が写真撮影をしていましたね。

トークショーは高橋選手が会場外に展示のCBR1000RRで入口まで乗って来る演出でスタートしました。高橋選手、山口選手ともに全日本ロードレース選手権JSB1000に参戦中のお二人が現在レースで使用中の新型CBR1000RR SP2について語りました。


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高橋選手は、新型は17インチタイヤへの変更や、ストレートスピードの向上が大きな進化と話しましたが、新型での好調さがレースの結果に出ていますね。鈴鹿8耐ではMoto2ライダーの中上貴晶選手とMotoGPライダーのジャックミラー選手でタッグを組むのが発表済みです。鈴鹿8耐では3名のライダーが1台のマシンに乗りますがセットアップの違いはこれから詰めていくとのことですが、その中でエンジンに関しては電子制御でのマッピングで各人用のセッティングに変更可能と示唆していました。


それを聞いた宮城さんが自分の現役時代では変更出来なかったので他のライダーと好みの違いを主張して険悪な雰囲気になった過去を話して盛り上がりました。高橋選手は去年の8耐はつらい思いをしたので、今年は勝利を目指すと宣言していました。


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山口選手は、新型CBR1000RR SP2について外観が一新されたことによる変更点や電子制御やエンジンパワーの進化に言及しつつ、新型CBR1000RRは今シーズンの開幕戦の週にマシンが来た中で4位に入ったエピソードを話しました。鈴鹿8耐には自身で立ち上げたチームでの参戦になりますので、今後は参戦ライダーの人選を決めていくとのこと。鈴鹿8耐での自身の最高位は2位なので、優勝を目指して頑張ると闘志を燃やしていました。

  • 国内35台限定販売のCBR1000RR SP2とは?


ホンダCBR1000RR SP2は、CBR1000RR SPをベースにサーキット走行やレースでの使用を想定したモデルになります。主な変更点はレーシングマシーンへのモディファイを前提として、シリンダーヘッド、ピストン等を専用設計としたエンジンパーツ類と、より軽量なマルケジーニ製前後ホイールとし、カラーリングはSP2専用を採用しています。



世界で限定500台、国内では35台限定販売の商談受付が6月5日に専用サイトでスタートし、26日に締め切られました。応募総数は1084台に達し、当選倍率は約30倍になりました。今回の抽選で当選すると商談の権利が得られます。SP2は展示されていた実車を前にすると、専用カーボンパターンとなったブルーのグラフィックと追加されたゴールドのラインが目を引きますし、マルケジーニと共同開発した専用カラーとストライプが入ったホイールでSPとの違いが分かります。



会場では、実車の希少性を考えると今後ほとんどお目に掛ることがないと思われましたので、ここぞとばかりに食い入るように見てしまいました。今回は2017年モデルの販売で2018年モデルの販売受付も今後専用サイトが出来るようなので、今回外れた方や購入を検討する方は要チェックですね。

  • 国内僅か35台限定、ドキドキの公開抽選会!

イベント後半は、国内35台限定販売のCBR1000RR SP2の公開抽選会が行われました。抽選会では、応募時に割り当てられた数字が透明な箱の中に入れられ掻き混ぜた後、高橋選手、山口選手、宮城さんの順で用紙を引いていき、壁の専用台紙に次々貼られていきました。


この模様はHonda YouTubeチャンネルで配信されていましたのでドキドキしながら見ていた方もいると思います。最後に台紙に書かれていた数字を読み上げて当選が確定し、抽選会は終了しました。残念ながら会場内で当選を喜ぶ声は聞こえなかったのですが、PCのモニターやスマホの前で盛り上がった方々は、今後販売店で商談に入ることになります。尚、当選番号はHondaサイトの専用ページで確認が可能になっています。


<まとめ>

鈴鹿8耐は、例年国内4メーカー系チームの激しい争いですが、今年は世界耐久シリーズの最終戦ともなっていますので海外チームの参戦を含め、より激しいレースになると予想されます。自分は過去に観戦の経験がありますが、ここ数年はBS12 トゥエルビの生中継でのレース観戦になっています。ただ、実際に行って観ると8耐ならではの盛り上がりはやはり独特ですので、観に行ったことがない方はぜひ足を運ぶことをオススメしますし、近いうちに自分も観戦に行きたいなと思っています。今年のホンダ勢はCBR1000RR SP2の活躍が期待されますので楽しみですし、全日本ロードレース選手権に出場するライダーはもちろん、普段国内で見られないGPライダーの走りにも注目したいですね。今年の鈴鹿8耐は7月30日(日)午前11時決勝スタートです。


また、公開抽選会を行ったCBR1000RR SP2に関しては、レースのホモロゲーションに関係する「限定車」という特別な存在としての発売になりますが、これを自分はメーカーが元気な証拠として受け止めました。このような取り組みでは後年に語り継がれるモデルとして記憶に残る車種がいくつもありますので、今後ともお願いしたいと感じました。SP2に関しては、今後のイベント等でもし展示されていたなら、ぜひチェックしてみて下さい。やっぱり独特な雰囲気が出ていますよ。


<関連サイト>

 ・Honda CBR1000RR SP2 メーカーのページ http://www.honda.co.jp/CBR1000RR/sp2/

 ・Honda CBR1000RR SP2 当選番号のページ http://www.honda.co.jp/motor-order/2017sp2/number/

 ・鈴鹿8耐のページ http://www.suzukacircuit.jp/8tai/

 ・MuSASHi RT ハルク・プロ Honda のページ http://harc-pro.sakura.ne.jp/wordpress/

 ・Honda Dream Racing / TOHO Racing のページ http://tohoracing.jp/


<取材協力>

 株式会社ホンダモーターサイクルジャパン


(写真・文)森井智之

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