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【バイクのふるさと浜松】広げようバイクの輪

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  • 2019.09.28

KAZU中西の鋼騎馬ラプソディVol55。今回は、8月24日・25日に浜松市総合産業展示館にて開催された「バイクのふるさと浜松」のレポートです。老若男女を問わず楽しめる「オートバイの夏祭り的な一大イベント」です!

  • 今年の主役は5人のバイク女子

国産オートバイ3メーカー発祥の地である浜松市が、オートバイの魅力を全国に発信するとともに、ものづくり人材の育成、交通安全の啓発等をテーマに2003年から継続しているプロジェクトが「バイクのふるさと浜松」。その17回目となるバイクのふるさと浜松2019が8月24日・25日に浜松市総合産業展示館にて開催されました。


ホンダ・ヤマハ・スズキの最新モデル展示はもちろん、浜松市に拠点を置くオートバイ販売店、パーツメーカー、用品メーカー、交通安全関連団体、オートバイ関連のボランティア団体、地元大学や工業高校などが特設ブースを設ける他、トライアルデモンストレーションやレインボー浜名湖によるインストラクターデモ走行、クラシックバイクのサウンドデモ、仮面ライダーショーなど、すっかりおなじみとなったコンテンツで盛りだくさん。老若男女を問わず家族連れで楽しめるオートバイの夏祭り的な一大イベントです。今年の主役は月刊オートバイで活躍する5人のバイク女子。トークショー&サイン会だけでなく、他のコンテンツにもおじゃまして、会場を盛り上げていました。


24日の目玉コンテンツはオートバイ女子部(梅本まどか・大関さおり・モリメグ・国友愛佳・難波祐香)によるトークショー。各人が会場まで自走してきたそうで、観覧者の多くが親近感を覚えたのではないでしょうか。肝心のトーク内容はまさに女子会と言った感じで、レーシングライダーやオートバイ好きのタレントとは一味違った面白さがありました。オートバイ誌がミニバイクレースで実際に使用しているグロムに跨り、どのように乗っているか?話で盛り上がる場面も。


開会式の時に語られていた「安全に乗るからバイクは楽しい」の言葉通り、このイベントでは交通安全の啓発もキーコンテンツとなっています。24日=初日のトップバッターは静岡県警本部音楽隊&カラーガード隊による交通安全啓発コンサート。ちなみに静岡県警察のモットーは「正・強・仁」で、県民と警察が協力して安心安全な町にしていこう!というテーマがあります。県警本部音楽隊は、市民と警察を音楽でつなぐ架け橋として、県内の様々な催しで演奏しているというわけです。


24日の14時からの30分間は、KAZU中西のセーフティライディング講座。県内でも二輪車事故多発で警戒路線となっている伊豆スカイラインの現状や安全にライディングを楽しむ心得、ヘルメットの顎紐&胸部プロテクターの役割と重要性などを語りました。

  • 展示場はオープン直後から大賑わい!

国内3メーカーと市内の販売店が車両展示する第1展示場は、オープン直後から大賑わい。メーカー系用品ブランドのブースでは、ここだけのスペシャルプライス販売もあって、それを楽しみに来た!という人も多かったです。


展示車で特に注目を集めていたのは新型KATANA。「写真で見るのと実車のイメージが全然違っていい感じ」「これなら乗れそう」など、比較的に若者から好評を得ていたようです。


僕も足つき性が良さそうな数台に跨ってみましたが、最も体格に合うのはSR400でした。ストリートライディングでは、直進状態と発進&停止しているシーンが圧倒的に多いので、安心感の高さと安全性につながる足つき性の良さはとても大切だと思っています。


屋外コンテンツの目玉は、小川友幸選手&黒山健一選手によるトライアルデモンストレーション。トライアルスーパーA級ライダーによるまさにスーパーなライディングテクニックの数々に、オーディエンスは沸きっぱなし。ある観覧者の「バイクってあんなに空を飛べるんですね!」というコメントが、ライディングの凄さを物語っていると思います。


黒山健一選手は、10月13日に開催される全日本トライアル選手権・第6戦中部大会をしっかりとアピール。

  • 様々な企業が出展!ご当地グルメも堪能

第2&第3展示場は、オートバイ関連企業や団体、警察などの交通安全系ブースが軒を連ねていました。千葉県に拠点を置くタナックスが何故?と思った人もいるでしょう。スタッフによれば「賑わっているイベントだと聞いて初参加」とのことでしたが、タナックスは自転車用品も製造販売しており、東京2020の自転車競技が静岡県(伊豆市・小山町など)で行なわれることを考えれば、今回の出展になるほど納得。


また、世間的にあまり知られていないようですが、ブレンボ製品の一部は森町に所在するフジ・コーポレーションで製造されています。


そして今回も実施されたバイクモデラーズミーティング。実車の忠実再現にこだわったもの、模型だからこそ可能な独創的アイデアのディスプレーなどなど、力作ぞろいで感心しきり。


僕が主宰する伊豆スカ事故ゼロ小隊も浜松東警察署のお向かいに出展させていただきました。マナーの良い二輪車利用が通行禁止の解除につながるという内容の啓発チラシを1000部用意しましたが、ありがたいことに初日で配り終えてしまいました。そんな中、静岡県議会議員の田口章さんが僕らのブースを訪れてくださり、3ない運動の撤廃やバイク文化の発展などについて意見交換させていただきました。


昼食は屋外の飲食ゾーンにて楽しめるようになっていたのですが、僕が注目したのは県内で移動販売している掛川発祥のコルネット。揚げパンの中にソフトクリームをドロップインしたおやつ系で、温かさとヒンヤリ感、甘さと食感のハーモニーが絶妙。こんなご当地グルメが楽しめるのも、バイクのふるさと浜松ならではだと思います。そして来年にも期待大。

制作・協力

■ライター:KAZU中西

文筆業をメインにステージMCやラジオDJ(FMIS・カズ兄さんのモーターレボリューション)で活躍。

現在Z2(Z750Four=KZ750D)、VMAX(RP22J)、XJR1300(RP17J)を所有

プライベートではTOMCATSというモーターサイクルクラブに所属しツーリングやキャンプを満喫。

オートバイ以外の趣味はモーターボート。


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