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【バイクライフ】雨中ツーリング快適術!~お汁粉大魔王の快適バイク旅~
- おすすめコラム
- 2021.05.14
【ミッドガルド ツーリング クラブ】vo.7。 今回まろうどさんから、雨の中でも快適に走れるコツを教えて頂きました!参考にさせていただき、より安全で快適に走りましょう♪
男は黙ってあんこ!!
お汁粉大魔王の肩書きを持つ、池澤 まろうどがお送りします「快適バイク旅」にようこそ。
これからツーリングの楽しい季節になりますが、不意の雨に打たれることも避けられない運命です。
ならば、雨の中でも快適に走れる技術と知識があれば、一つ上ゆく楽しいツーリングができるじゃありませんか!
まぁ、私は雨でもツーリングに行っちゃいますから、今までの経験の中から有効な手段をお伝えしたいと思います。
まずは、身体を濡らさないコツ。そして、タイヤが滑らない走り方。
それが分かれば、雨中ツーリングも楽しくなるかもしれませんね。
1、2枚目の写真は、私がTwitterでフォローさせていただいているfumiくんのブルバード800です。
彼はあらゆる路面状況をクルーザーで楽しむライダーです。
元々走りのセンスが良かったのですが、年末に私のライディングテクニックを教えたので、雨であれ、林道であれ、何処にでも行っちゃうライダーとして磨きが掛かったようです。
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■防水性能を上げる
私はレインスーツは着用しません。
荷物が多くなるし、不意の雨では濡れちゃうからです。
ツーリングでは、防水・防風・透湿性能にベンチレーションを追加したウェアを利用しています。
レインスーツと防水ウェアでは防水能力に差がありますが、雨水の浸入を防ぐ方法があるのでへっちゃらです。
なぜ、雨水が浸入するのでしょうか?
それは、ウェアの表面に雨水が溜まってしまうからです。
流れる雨水は浸水しませんが、溜まった雨水は浸水するんです。
では、どこに雨水が溜まると思いますか?
この写真はTwitterでフォローさせていただいているreiさんからいただきました。
Reiさんは身長の低い女性ですが、向上心の強いライダーなのでライディングテクニックの吸収にも貪欲でした。
彼女も何故か、林道に行っちゃうライダーですね。
雨水が溜まりやすい場所
・バイクのシートの上面
・ウエストバッグの上
・リュックと背の間
雨中ツーリングでは、よく股間が冷たくなりますよね。
あれは、シートの上面に雨水が溜まり、じわじわと浸水してしまったからなんです。
上の写真の○を付けた辺りに、雨水が溜まっているのを見たことあると思います。
原因が分かれば、対処法は簡単です。
雨水を溜めずに流せばいいんです。
シートにメッシュカバーを被せます。
すると、メッシュの隙間から雨水が流れ落ちるので、なかなか浸水しないんです。
レインスーツでも股間が冷たくなったのに、メッシュカバーを被せるだけで、防水パンツでも股間が濡れることはありません(個人的な意見です)。
ウエストバッグやリュックはなるべく雨に晒さないようにウェアの中に入れるか、シートバッグ等で代用してください。
また、防水スプレーも効果あるので、ウェア等に使ってみてください。
ここで注意点ですが、防水ウェアと言ってもポケットまで防水ではないんです。
ポケットの中は雨水で濡れてしまいます。
スマホなどを濡らさないように、ジプロックに入れておきましょう。
ジップロックは100均で様々な大きさがありますので、購入しておいてください。
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■雨中ライディングのコツ
雨の中はタイヤが滑りそうで嫌ですよね。
実は濡れた路面でも、滑りやすい路面と、あまり滑らない路面があるんです。
雨の降り始めは、路面の汚れが浮き上がるので、とても滑りやすくなっています。しかし、ある程度の雨量があれば、その汚れを洗い流してくれるので、グリップが少し回復するんです。
路面の滑り具合を確認する方法が2つあります。
自分に合った方法で、グリップを確認してください。
- ・ブレーキを強めに掛けてグリップを確認する
- ・フラットソールのブーツであれば、脚を出してアスファルトに靴底を擦らせる
これで路面のグリップが確認できるので、不安感が減ると思います。
こちらの写真はTwitterでフォローさせていただいているギイコ1010さんです。
イカツイV-MAXに乗っていますが、ギイコさんも負けていないですね。
このくらい足付きが良ければ、走行中に脚を出してアスファルトの滑り具合を確認できるのですが、カカトのあるブーツはNGです。
カカトがアスファルトに引っかかって、足首や膝の靭帯を破壊する可能性があるからです。
必ずフラットソールのブーツで試してください
また、バイク用以外のブーツでは、ソールのグリップがありすぎて、上記のような怪我をする場合があるのでNGです。
滑りやすい路面を走行する時は、重心を低くすれば安定します。
ステップをしっかり踏み込んで、ガッチリとニーグリップしてください。
ハンドルを握る手に力が入らない方が、タイヤのグリップは上がります。
下半身で自分の身体をしっかりと支えてください。
コーナリングフォームは、リーンアウトが1番バンク角が深くなるので、タイヤのグリップは減ってしまいます。
必ずリーンインで、バイクを立たせるようにコーナリングしてください。
ツーリングには不意の雨はつきものです。
少しの工夫と情報があれば、今までよりも安全で快適に雨中走行できるようになります。
池澤 まろうどは、皆さまの快適なバイク旅を応援します。
※先日、まろうどのヘルメットに文字入れしてもらいました!
「男は黙ってあんこ‼︎」
盗難防止に効果ありますよw
池澤 まろうど
バイクの窓口編集部