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【今週のレア車】Vol.111 スズキ RE-5

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  • 2018.04.18

毎週木曜日に行われる業者間バイクオークションに、全国から出品される中古バイクの中から、レア車をピックアップしてご紹介するこのコーナー。 今回は、唯一無二のロータリーエンジンを搭載した量産バイク、スズキ RE-5です。


RE-5は、日本では唯一のロータリーエンジン搭載の市販バイクです。

世界的に見てもノートンやバンビーンといったメーカーが発売した実績はあるものの、

単一機種としては最も量販されたバイクと言っても過言ではありません。


1973年に発表、翌年から販売が開始されましたが、残念ながら時を同じくして勃発

したオイルショックの影響を受け、僅か2年弱、6,000台程の生産で幕を閉じています。

また、日本国内では販売されることなく輸出専用モデルとなっていますが、これは当時の

排気量自主規制との関係があったようです。RE-5の排気量は497㏄で、排気量自主

規制750㏄に対し、当時FIAで採用されていたロータリー係数1.5を掛けても収まる

数値となっていましたが、結局残念ながら認可が下りることはありませんでした。


発売価格は約2,500ドルだったそうです。当時は固定相場から変動相場に変わった

直後おおよそ$1≒300円程度でしたので、日本円に換算すると約75万円。

GT750が当時40万円程度だったのでやはり高いバイクだったんですね。


メカ的なハイライトはもちろんロータリーエンジンですが、冷却の問題が大きかったようで、

特徴的機構がいくつか見て取れます。まずはハウジングを水冷、ローター内を油冷と、

2系統の冷却を組み合わせています。

これは今に続く油冷システムの基礎となっているようです。

また巨大なラジエターと冷却ファン、冷却風を取り入れる為の二重構造のマフラーなど、

このバイクならではの特異な装備となっています。

外観的なハイライトはなんと言ってもジウジアーロによる斬新なデザインです。その中でも

特徴的なのはメーターハウジングと、同様のテイストでまとめられたテールレンズです。

これはロータリーエンジン車である事を象徴的にイメージしたようですが、残念ながら世の中

では「茶筒(!)」と言われているようです。メーターは開閉式カバーもついている凝ったもの。

後期型ではGT750と共用になり滅しているので前期型ならではの貴重な装備です。

茶筒にばかり目が行きますが、全体のスタイルは良く見るとさすがジウジアーロだけあって

端正なラインなんですが、巨大なラジエターをはじめとするエンジンが目立ちすぎで印象が

薄いですね。


現車はそんな希少なRE-5の実動車、更に人気の前期型です。特徴的な茶筒もバッチリ

残っているだけでなく、全体的な程度も上々です。

そもそも現存個体数が極めて少ない上に実動車となるといったい何台あることやら。

歴史的価値の高いこのバイク、文化遺産保護に一役買ってみませんか。


※遠藤イヅルさんの”珍車カタログ”でも取り上げてます。是非ご覧ください。

https://www.moto-auc.com/report/column/re-5-1974






排気管の取り回しがすごい。”茶筒”テールランプわかるでしょうか。

前期型の特徴、”茶筒メーター”。キーオンで開くそうです。

制作・協力

バイクの窓口編集部

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